【NO.122】rabbit r1出荷開始。 LLMからLAMへの変化で激化するAI格差。

この一ヶ月も色々なサービスが始まったり、AIの進化がありましたね。

数ある情報の中で、わたしが最も注目したのは、OpenAIのサム・アルトマンと元アップルのデザイナーのジョナサン・アイブがAI駆動のパーソナルデバイスの開発に向けて1500億円の資金調達を計画中との報道です。

rabbit r1や01 Lightのような次世代AIデバイスではないでしょうか。

しばらく続いたスマホ時代に大きな変化が生まれそうで期待大ですが
とてつもないAI格差が同時に生まれる懸念もあります。
続報が気になります。

また、Gemini1.5もリリースされました。
かなり性能アップしてきてるのではないでしょうか。
GoogleのAIにかける意気込みを感じるアップデートでした。

この一ヶ月はClaude3 Opusをメインに使っていました。
以前の動画でClaude2の理解力と日本語力の性能の良さが目立ちましたが、Claude3もやはり引き続き素晴らしい。
現行の言語モデルを日本語で使用するにはClaude3が一歩リードの印象です。

しかしイタチゴッコなのが現在のAI業界。
OpenAIが日本語特化モデルの発表をしましたね。
しかも日本支社設立まで。
これは日本のLLMの将来を考えると、個人的には来てほしくはなかったです(笑)

遠くで良いものを作っていてほしかった(笑)

この何手先までも読んだ展開は、ほんとスゴイですね。
ChatGTP3.5がリリースしたときも最初に訪れた国は日本でした。
何としても日本市場は抑えたい感じが伝わります。

日本はアクティブユーザーが多いから可能性があると言っていますが、実際はどうなんでしょう?
肌感覚的には、課金はしてるけど利用しないユーザーが多くて、コスパ最高の国って思われてる感じがします。
プラスして日本政府ならうまく利用できるって感じの舐めらMAX感が否めないのは私だけですかね?

大きな震災でもない限り、これからの日本の好景気はかなり期待できるので、そこも見越してると思います。
日本の好景気信じてないの日本人くらいじゃないでしょうか?(笑)
個人的にはこれから10年は、かなりの好景気になると予測してます。
バブルをギリ味わえていないわたしとしては、やっとくる好景気です(笑)

今回のお話は、最近感じてることなのですが
それはAI格差です。

わたしはアラフィフです。
22年、IT企業を経営しているので、そこそこ人のつながりも多い方です。
しかし、AIを使いこなしてる人を身近でほとんど見かけない。
もちろんネットではゴリゴリの人はたくさんいます。

リアルな知人でAIの話が通じるのは2人だけ。
一人はわたしのパソコンの師匠で、現在ロボット開発企業の社長をしております。
もう一人は、先日Amazonに内定が決まった、近所の某国立大学の学生です。

これ、勘違いして欲しくないのが
AIのこと、わかってる人が少なすぎるんだよねってマウント取ってるんじゃないんです。
どんなに伝えようとしても、伝えられない自分の力不足を痛感しているのです。

光も闇と同じくらい恐ろしいものであることは理解しているつもりです。
なので、言葉は丁寧にチョイスしています。

しかし、説明すればするほど
「この人何言ってるんだ?」
「わからないんだからしょうがないじゃん」
「不安になるから、その話やめてくれる」
となる傾向に最近もどかしさを感じます。

冒頭でも紹介したrabbit r1を開発したrabbit創設者でCEOのジェシー・リューがプレゼンで次にように述べています。

”スマートフォンは本来なら時間を節約するための道具のはずなのに、いつの間にか暇つぶしをするための道具になってしまいました。”

これには激しく同意する人、または、ハッと気付かされる人も多いのではないでしょうか。
便利なガジェットであったはずのスマホは、もはや時間を搾取されるだけのガジェットになりつつあるのです。

意図的になるべく触らないようにしているスマホですが、バッテリーの持ちが悪くなってきたこともあり、ちょうど今日、新しいスマホに機種変してきましたが、もしかしたらこれが最後のスマホ機種変かもと思いながら設定しております。

また、ジェシー・リューがこうも言っていました。

”私たちはrabbit r1を、あなたの携帯電話と置き換えるために作ってるわけではありません。ただ世代が違うだけです。

この言葉は印象的でした。
「ただ世代が違うだけです。」

この言葉を悪気や嫌味もなくサラッと言える人が作るものはとにかくスゴイ。
この部分をジェシー・リューは「different generation」と言っていますが
日本でよく使われるジェネレーションギャップみたいなもんですね。

ジェネレーションギャップは、よく耳にする言葉だと思いますが、この言葉は世代差がある人同士が話した時に、どちらかというと年上の人がギャップを感じて悔しい時に、年齢マウントを取るためにジェネレーションギャップと言って誤魔化してる印象が強いです。

この言葉を若い世代が上の世代に向けて、サラッと言うこのプレゼンは、歴史に残るのではないかと思うほど素晴らしいプレゼンでした。

ChatGPTやGemini、ClaudeなどのLLMはLarge language Modelなので、大規模言語モデルと訳されます。
これに対して、rabbit r1や01rightはLAM、Large Action Modelなので、大規模実行モデルになるわけです。

Action、つまり「実行」です。
これによりあらゆるものが自動化されていきます。

rabbit r1は、世界最大級の電子機器フェスのCES2024で大注目されていた端末。
リリース初日で1万台を売り、第1ロットは完売。
3ヶ月前に第5ロットも完売しているので、現在予約分は第何ロットなのかわからないほどバカ売れしてる端末です。

3日間で100万台売れたと言われているiPhone 3Gに比べれば目劣りする数字ではありますが
ずっと注目され続け、すでに多くのファンが存在していたApple社と、昨年まで無名に等しいrabbit社の認知度を考慮すると注目度や革新性ではAppleを凌ぐ勢いな気もします。

このレポートを見てくれている人の中には、すでに予約済みで届くのをよだれを垂らして待ってる人もいるかと思いますが、国内の人口比率で考えると99%以上の人がrabbit r1の名前すら知らないのが現実だと思います。

また、LLMをどう使っていいかわからない人が多い中で、LAMを使いこなせる人はそう多くないでしょう。
ここで気になるのがAI格差です。
デジタル格差とは影響が桁違いだと思います。
効率アップのデジタル化ではなく、自動化のAIですので。

ジェシー・リューの言葉
「ただ世代が違うだけです。」

見えてるものや価値観が違う世代が、自動化のビジネスで各業界に参入してくれば
従来のビジネスは太刀打ちできるわけがありません。

LLMでもわからないのに、LAMなんてもう何していいか。。。
そう思う人もいると思います。

気持ちはわかります。
以前にも言いましたが
「自分が進化しなくても、世界は勝手に進化するのです。」

とにかく今はLLMに慣れて、どの業務が自動化が可能か、それをどう連携するかなど試行錯誤するのが重要となってきます。

今はまだ一部のマニアの注目の延長で済んでますが
冒頭で述べた通り、ジョナサン・アイブとサム・アルトマンが動き出せば一気に流れは変わります。

未来を創るのは私たち自身です。
今、手にしている技術をどう使うかによって、未来は大きく変わります。
だからこそ、より良い未来を築くための一歩を、今踏み出すときかもしれません。

Just be hopeful

【NO.121】AIが仕事を奪うと勘違いしてる人が多いが 実は仕事を奪うのはAIを扱える人。

この一ヶ月も色々なAIのニュースがありました。
OpenAIの動画生成AIのSoraは、普段AIに興味のない人も結構目にしたんじゃないでしょうか。
https://openai.com/sora

おしゃべりAIのCotomoも話題になりましたね。
アプローチを変えるだけで、あれほど印象が変わるものだと勉強になりました。
https://cotomo.ai/

現段階であれほどのクオリティということは、あれがダメ、ここがダメの感想はあると思いますが、ほぼ数年以内にクリアすると思います。

また、このあたりのサービスはAIに興味がない人ほど知っておいて欲しい気がします。
なぜなら、この手のサービスを悪用する人がいくらでも出てくるから。
最新の技術を知ることは、自己保護としてもとても重要です。

SNSを見てると詐欺の広告がバンバン掲載されています。
引っかからないとしても、8割くらいの人がそれを詐欺とは気づかないまま、たまたまスルーしてるだけの状況が横行してる感じです。

特に投資詐欺。
先日も知人が500万ほど溶かしてました。
みなさんお気をつけください。

Claude3もリリースされました。
最上位のOpusは人間の平均値であるIQ100を超えたと話題に。
これは今度じっくり使ってみたいと思います。
https://claude.ai/

しかし、新しい製品やサービスが出るとベンチマークなど数値での比較ばかりで、違和感を感じもします。
スマホとか特に酷くないですか?
数値以外で違いが分からない感じとか。
指標のひとつとしてはありだと思いますが、数値化されないと比較できない人類は、かなり前からAIよりAIらしくなってるのではとも感じます。

さて今回は、AIに仕事を奪われるという考えについてです。
これ、勘違いしてる人が多い印象です。
「AIに仕事を奪われる」というワードがキャッチーなので、このワードが使われ過ぎて不安になるのかもしれませんが、注意するポイントが少しずれています。

AIが仕事を奪うのではありません。
AIを創れる人、AIを扱える人が仕事を奪うのです。
これAIが仕事を奪うと思ってるのと全然違います。
奪うのは人です。

例えば画像生成AI。
Stable DiffusionやMidjourney、DALL·Eなどが有名ですが、それぞれ各社のエンジニアが開発したAIです。
これらにより画像販売のwebサービスなどは大打撃をうけています。
https://ja.stability.ai/stable-diffusion)(https://www.midjourney.com/)(https://openai.com/dall-e-3

わたしも画像生成AIがリリースされてから、画像素材をwebで買ったことが一度もありません。

画像生成AIが開発され、まず画像販売サービスの会社の売上がさがります。そうなるとそこに写真を販売していたカメラマンやイラストレーターの収入が減ります。簡単にゼロにはならないと思いますが、どこも相当キツイと思います。いずれは素材として使う画像やイラストは買うものではなく、AIに作ってもらうものと定着する流れはほぼ確です。

動画素材は、まだ購入することがありますが、これもSoraがリリースされれば、まず買わなくなるでしょう。

次にプログラム分野。
まだ、サービスは始まっていませんが先日発表された「Devin」はかなり凄そう。
ChatGPTなどのLLMもプログラム開発の補助はしてくれますが、Devinはこれ一つで完結できるレベル。
プロンプトを打ち込めば、ソースコード生成はもちろん、APIサービスも自動で検索して、エラーが出ればデバックからデプロイまで行います。
エンジニアガクブルサービスです。
https://www.cognition-labs.com/introducing-devin

数日前に、親しい人に11歳の子供にプログラムを学ばせた方が良いか質問されましたが
わたしは「必要ない。」と即答。
「子供が社会に出る時代には、プログラムは人間が書くものではない。」と答えましたが、もう現実化されそうです。

プログラムを覚えることで、そこから知見が広がるという点では有意義なものですが、知見を広げる為にわざわざニーズの狭まる技術に、今から新たな時間を割くべきではないという考えです。

システムエンジニアであれば、社内の業務フローや社外とのつながり、そこで引き起こされる非効率な問題や、ヒューマンエラーなどをマルっと全体的に解像度高く見れて、それを言語化できる人がいれば、プログラムを書くだけというエンジニアは不要になります。

最後に学習の分野でオンライン英会話を例にあげます。
オンライン英会話というサービスが存在します。
安価に英会話を学べる点でニーズがありましたが、2023年2月に「Speak」というAIを活用したアプリがリリースされ、高い評価を得て一気に広まりました。(https://www.usespeak.com/jp/
サブスクで月額1800円程度です。
この価格とクオリティでは、オンライン英会話スクールは、中々太刀打ちできません。
このAIアプリのリリースにより、オンライン英会話スクールは大打撃を受け、そこの講師であるフィリピン人達も多くの収入源を失いました。
学習の分野は、特にAIが適していると思います。
なぜなら解らない、出来ないということに羞恥心を感じない。

しかも言語学習は既に次のステップが来ています。
わたしも日常的に利用しているメガネはRayban MetaなのでAIが搭載されています。
既に販売されている中国製のスマートグラス「INMO GO」や2024年4月に発売開始される「Frame」にはAIはもちろん、ARの機能が搭載されています。つまりリアルタイムに翻訳が表示されるます。これらのスマートグラス製品の開発により、ガチの言語学習以外はかなり意味がない形になります。
Frameは元Apple社員が作ったBrilliant Labsの革新的な製品ですね。
期待大です。
https://www.meta.com/jp/smart-glasses/)(https://www.inmirrors.net/portfolio-collections/inmo-series/inmo-go
https://brilliant.xyz/

この話をすると「意味をわかっても話せないよね?」というご意見もあります。
当然話せません(笑)

しかし、便利なものはスマホと同じように多くの人が利用する可能性が高くなります。
相手も持てば、話せる必要はなくなるわけですね。
このスマートグラスの業界は、今後とにかく注目です。
スマートグラスは常に自分と同じものを見ています。
イヤホンやヘッドホンをしてるわけじゃないのに、自分だけに聞こえるAIの音声。
アイアンマンのジャーヴィスを誰もが持てるイメージで、まじ便利です。

これらの例のように、一見するとAIが仕事が奪っているようで、
実は仕事を奪っているのは、AIを扱える人間ということになります。

この現象は、現在はまだほんの一部のビジネスにしか影響は出ていませんが、指数関数的に進歩することを考えると、今後は様々な分野のビジネスに影響が出てくるのは目に見えています。

今後どのようなAIが出てくるか、情報収集するのもありですが、一番簡単なことはとにかくAIを使い倒すこと
使えば使うほど情報がなくても今後どんなことが可能になるか想像は出来るようになり、対策の幅が広がります。

考えることをやめてしまうと「AIに人間の代わりは無理だ」となってしまいがちです。
しかもこの時にいう「人間」とは、ほぼ自分のことを示しています。

そもそも、理想の組織などは人が変わっても大丈夫なような仕組みを良しとしています。
代替えがあっても今まで通り問題なく稼働できるのが理想の組織とされています。

人と人が入れ替わっても問題ないのが理想であれば、人とAIが入れ替わっても問題がないと思われるようになるには、さほど時間は必要ないと思います。

本気か冷やかし半分か開発者の真意は定かではありませんが、先日「会議GPT Beta」というサービスが始まりました。様々なバックグラウンドを持ったAIが議題を入力をすると勝手に会議をして議事録を作ってくれるそうです。
意味のない会議にドロップキック入れてる感じは嫌いじゃありませんが、最近のAIの進化を目の当たりに見ていると、色々と考え直す良い機会の感じはします。
https://meeting-gpt.mono-struct.com/

生き急いでるのか、死に急いでるのか分からないような現代で、何が大切なのか、考え直させてくれる機会をくれるのがAIの可能性もある気がしています。

また、最近のAIの進化を見ていて感じること。
例えば、Apple。
まだ噂話程度でiOSにAIが組み込まれるなどの話はあります。
先日もカナダのAIスタートアップ企業のダーウィンAIを買収し、懸命な取り組みをしているのでAIの対応はしてくると思うのですが、問題は「革新的」であるかどうかということ。
https://jp.reuters.com/economy/industry/DCYJY3KBXBKRZLUGS3IAJXYHUI-2024-03-14/

iPhone 3Gは、ほんとに革新的だった。
携帯業界に革命を起こしたのは、間違いないと思う。
しかし、その後は「安定」という意味では素晴らしい商品は出し続けているが、革新的なものは何も見当たらない。

失うものがある大手IT企業には、時間が経ってから安定した製品やサービスを出すことができても、先頭切って革新的なものを出していくのは難しく思います。
しょうがないと思うんですけど、守るものが大きいと際どい勝負が出来ないというか、AIじゃなくてもそうなのに、この前例のないAIの世界は不利な気もします。

これ、他のIT大手も同じなのです、例えばGoogleは先日Geminiの失態で株価が2月26日に急落し、時価総額が約900億ドル(約13兆5000億円)減少した。
こんなに素直に市場が反応されたら、勝負したくても勝負できない気がします。
https://forbesjapan.com/articles/detail/69386

リベラルが保守に切り替わる瞬間というか、常に歴史はこんなことの繰り返しなのかもしれませんね。

歴史の繰り返しといえば、パソコンが普及し出したのは1990年代。
パソコンは当時オタクのものといった印象が強かったのではないでしょうか。

これからはパソコンが使えないと仕事にならない。
30年前にそう感じれた人はごくわずかだったと思います。

この歴史が繰り返されています。
これ乗っといた方がいい波です。

Just be hopeful

【NO.120】Gemini Ultraを比較検討「もしも、AIが日本の首相になったら。」

【NO.120】Gemini Ultraを比較検討「もしも、AIが日本の首相になったら。」

2024年2月8日にGoogleはAIサービスのBardをGeminiに名称変更しました。
翌日の9日、Gemini Ultra 1.0を搭載した有料サービスの「Gemini Advanced」を発表。
米国で20ドル、日本円で月額2900円ですので、Chat GPT Plusと同額ですね。

ちなみにGeminiの読み方ですが、米国では「ジャミナイ」と発音しますが、日本では「ジェミニ」と呼びます。
これはGoogle日本法人が正式に名称は「ジェミニ」であると発表しています。

なんですけど、未だにジェミナイ、ジェミナイいう人がいまして
「正式にはそう発音するんだよ」って感じだと思いますが、そんなのみんな知ってて
コストコのことを、未だにコスコ、コスコっていってる人みたいな、今更引けない感を感じる今日この頃です。

みなさん、いかがお過ごしですか?

わたし、ゲーマーなのですが、課金ゲームはNG派です。
遊びなのに課金で強くなっても意味なくね?という考えです。

しかし、ビジネスでは違います。
課金で強くなるなら、即課金します(笑)
まぁ、コスパにもよりますけどね(笑)

なので2月9日、即ポチりました。
「見せてもらおうか、Gemini Ultraの性能とやらを」ってな感じで使ってみます。
あ、少しカッコつけていいましたが2ヶ月間は無料です(笑)

違いがどう出るかわかりませんが、どうせなら現行の主力AIで、遊び心を入れて試してみたいと思います。

今回の設定、「もしも、AIが日本の首相になったら」
時は202X年、AI倫理民主党が発足。
AI倫理民主党は、給与は月額20ドル、中にはボランティアの方もいます。派閥や裏金も作らず、癒着なども感じないことから国民から圧倒的な支持を受け、今回の選挙で政権交代もありうると期待がある状況の中、AI倫理民主党内で代表選が行われます。

代表選に出馬するのは、圧倒的人気と認知度を誇るChat GPT Plus氏、新生の如く現れた期待の星Gemini Ultra氏、無課金ユーザーからの支持の強いClaude2氏の3名です。

この3名の方にスタジオにお越し頂き、それぞれが考える現在の日本の一番の問題点、そしてその問題解決案件などを伺っていければと思います。

皆さん、世界中から秒単位数万アクセスされる中、スタジオにお越し頂きありがとうございます。
今回の選挙で、AI倫理民主党が政権を取ると、世界初のAI首相が誕生するということもあり、今回の代表選は、世界中から注目されております。

では、早速なのですが
みなさんそれぞれが考える現在の日本の1番の問題点と、もしあなたが日本の首相になったら、その問題点をどう解決していくつもりかお聞かせください。

では、Chat GPT Plus氏からお願いします。

Chat GPT Plus氏
私が日本の首相になったらという想定で、現在の日本が直面している最大の問題点とその解決策について述べます。

現在の日本が直面している最大の問題点: 人口減少と高齢化

日本は深刻な人口減少と急速な高齢化に直面しています。これらは経済成長の鈍化、労働力不足、社会保障費の増大、地方の過疎化など、多くの社会経済的な問題を引き起こしています。高齢化社会は医療や介護の需要を高め、若年層の負担増加と国の持続可能性への懸念をもたらしています。

解決策: 包括的な人口政策と経済の活性化

  1. 若年層の支援と家族計画の促進
    子育て支援: 保育所の拡充、育児休暇の充実、子どもに関する財政支援の強化を行います。これにより、若い世代が経済的負担なく子どもを持つことができる環境を整えます。
    働き方の柔軟性: リモートワークの推進やフレックスタイム制度の普及を促進し、仕事と家庭生活のバランスを取りやすくします。
  2. 労働力の多様化と活用
    外国人労働者の受け入れ拡大: 技能実習生だけでなく、高度専門職を含む幅広い分野での外国人労働者の受け入れを拡大します。また、彼らが長期にわたり日本社会に貢献できるよう、永住権の取得を容易にします。
    シニア世代の再雇用: 高齢者が望むならば、より柔軟な形での労働参加を可能にし、彼らの知識と経験を社会に還元します。
  3. 経済の活性化とイノベーションの促進
    デジタルトランスフォーメーション: 行政のデジタル化を推進し、ビジネスのデジタル化支援を強化します。
    スタートアップ企業への投資を促進し、イノベーションによる新たな産業の創出を目指します。
    教育の革新: STEM教育の推進や生涯学習のサポートを通じて、将来にわたり変化する労働市場に対応できる人材を育成します。

これらの解決策は、単独で行うよりも組み合わせて実施することで、相乗効果を発揮し、日本の人口減少と高齢化問題に対処し、持続可能な社会と経済の成長を実現することができます。

ありがとうございます。
それでは、次にGemini Ultra氏お願いします。

Gemini Ultra氏
現在の日本の最大の問題点は、少子高齢化による人口減少です。この問題は、経済停滞、社会保障制度の崩壊、国家存亡の危機など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
もし私が日本の首相になったら、以下の3つの政策を重点的に推進することで、この問題を解決していきます。

  1. 出生率の向上
    子育て支援の拡充:育児休暇の取得促進、待機児童問題の解決、保育サービスの充実
    結婚・出産への経済的支援:児童手当の増額、結婚・出産祝い金の支給
    ワークライフバランスの推進:柔軟な働き方の実現、テレワークの普及
  2. 高齢者の健康寿命の延伸
    健康増進・予防医療の推進:健康診断の受診促進、生活習慣病の予防
    医療・介護サービスの充実:医療・介護従事者の待遇改善、介護施設の増床
    高齢者の社会参加の促進:ボランティア活動の支援、シニア向けの学習機会の提供
  3. 移民政策の推進
    高度人材の受け入れ:外国人労働者の就労環境の改善、ビザ取得の手続き簡素化
    多文化共生社会の実現:日本語教育の充実、外国人に対する理解促進
    これらの政策を実行することで、人口減少を抑制し、持続可能な社会を実現することを目指します。

その他の政策
記の3つの政策以外にも、以下のような政策を推進していきます。
経済成長の促進:イノベーションの推進、規制緩和、中小企業の支援
教育改革:子供たちの個性や才能を伸ばす教育の実現
環境問題への取り組み:地球温暖化対策、再生可能エネルギーの導入
まとめ
私は、日本の未来のために、これらの政策を積極的に推進していく覚悟です。
AIの力で、日本をより良い国に 만들겠습니다!

ありがとうございます。
最後がなぜ韓国語なのかはちょっと意味不明で、ちょっと課金解約したくなりました(笑)

Gemini Ultra氏
ご指摘ありがとうございます。最後の韓国語部分は、私の言語モデルの不具合により誤って挿入されたようです。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
課金解約をご検討とのこと、大変残念ではございますが、ご意見を真摯に受け止め、今後のサービス向上に努めてまいります。
今後このようなことがないよう、再発防止に努めてまいります。
引き続き、よろしくお願いいたします。

では、最後になりますがClaude2氏、お願いいたします。

Claude2氏
はい、日本が現在直面している最も深刻な問題は、人口動態の変化による社会保障制度の持続可能性です。
少子高齢化が進み、現役世代の負担が増大する一方で、年金、医療、介護などの社会保障関連支出は膨らみ続けています。このままでは財政は破綻し、福祉レベルの引き下げを余儀なくされかねません。

私が首相に就任したら、AIと最新技術を全面導入し、社会保障制度の効率化と負担の最適化をはかります。
例えば、AIによる医療・介護データの分析で、必要な資源配分を科学的に判断
ロボットによるケア労働の代替で人材不足を補う
ITで申請・給付手続きを自動化し、行政コスト削減
などを提案したいと考えています。少子高齢化を克服し、全世代型社会保障を構築することが喫緊の課題であると認識しています。AIの力で、誰一人取り残さない、活力に満ちた社会を実現したいと思っています。

みなさん、ありがとうございました。

こんな感じでした、実際はもっと長く三氏と話をしてみたのですが、今回はGemini Ultraはどんなもんかな?
のファーストテストでもあったので、公開するのはここまでにしました。

もちろん、最初の質問をする前に、場の設定の話は、三氏には伝えております。
遊びの検証に付き合って欲しいということ、もしもAIが日本の首相になったらの設定で、Chat GPT PlusとGemini UltraとClaude2の3画面を同時に立ち上げ、同じ文章を打ち込んでいくこと、互いの考えはわたしがコピペして伝えること、場はわたしが仕切るということなどを伝えています。

ここで面白かったのは、この最初の設定を伝えると、Chat GPTとGemini Ultraは、きっとみんなはこう答える的に勝手な予測シナリオ的なものをズラズラと答え出しました。
Claude2だけが私のいっている設定を理解して「はい、わかりました。ご提示いただいた想定の設定で、架空の代表選に出馬するAI側の立場を想定して返答させていただきます。」とパーフェクトな返答。
これは想定外で、えぇ〜っと思わずマスオさんみたいな声が出ちゃいました。

わたしがした日本の問題点の質問に対しては、三氏とも少子高齢化を含めた人口動態を問題視している点で一致していたと思いますが、問題へのアプローチはClaud2氏だけが異なる印象で、個人的にはClaud2氏の考えに似ています。

この日本の抱える少子高齢化を含めた人口動態の問題は、今始まったことではなく、すでに数十年前からハッキリと答えが出ていた問題で、それに対して日本政府は全くしていないとは言いませんが、取った対策の結果、問題は解決しませんでした。その結果が出ている状況においても、まだ出生率の向上への対策をしたところで、昔とは価値観も多様になっている現在、人間が人間を助けていく世の中作りは無理難題と考えます。その対策に時間と予算を注ぎ込むのであれば、Claud2の言うようにAIをはじめとする新技術の可能性を引き出した、問題解決に早く辿り着けると考えています。

Gemini Ultraはどんなもんかな?のテストが、
まさかのボランティア参加のClaude2の性能を改めて見直す結果となりました(笑)
ちなみにClaud2は、Anthropic社によって開発されたAIチャットボットです。
元はChat GPT開発元のOpen AIの社員が、営利化に向かったOpen AIに見切りをつけて独立して作った会社なので、AIへの理想やモチベはかなりのものだと理解できる回答内容でした。

Gemini Ultraの課金の継続は期待の意味も込めて、しばらく続けてみようと思います。
Googeleの動画生成AIのLUMIEREがこれに統合して使えることを期待します。
使えないならGemini Ultraは、ちょっと微妙な感じです。

この文章を書き終わった後に、全てを3つのAIにペーストして感想を聞いてみたんですが、Gemini Ultraの感想は、一部感想は交えていましたが、ほぼ文章の要点まとめで、こちらの意図がほぼ伝わっていない返答でした。
この返答でも一番パーフェクトだったのは、Claude2です。

なんかおかしいな?と思って色々調べてみると、Gemini Advancedは現段階で日本語で使用すると裏で動いてるのはGemini Proという情報も出てきました。
Gemini Advanced本人に質問すると「私はGemini Ultraです。」と答える始末(笑)
「本当にUltra? 英語版しかUltraは稼働してない情報があるよ、これは日本語版です。日本語版で動いているのはGemini Proですか? Ultraですか?」と問い詰めると、「日本語版で動いてるのはGemini Proです。」と自白しましたボス。

Gemini Ultraが2ヶ月間無料な理由がよく分かりました。
これクレーム対策ですね。
企業としては素晴らしい先読みの問題回避ですが、この段階で後出しの有料は、無いな。
と、いうのが個人の正直な感想です。
期待していただけに現段階では非常に残念です。
今後の改善に期待します。

今回の議題にした、「日本の1番の問題点とその対策」
一般人でこれを一瞬でこんな感じで答えられる人は滅多にいないと思います。
しかし、政治家だったら、ここぞとばかりにAIみたいに話し出すと思うんですよ。
答えもAIが出すのと同じような答えを。

今の日本の首相の年俸2700万くらいですよね。
Chat GPTとGemini Ultraは年間34,800円っすからね。
Claude2は無料です。

これ別に政治家をディスってるつもりは無いんですよ。
ただの例えです。
ディスるとすると、AIが話してる方がスムーズに単語つながってて聞き取りやすいな、と思うくらいです。

一般的な仕事とかも同じだと思うんです。
なんか眉間にシワ寄せてるだけで、やった気になってるっていうか。

政治家で例えると、考えて議論して決めてるだけですよね政治家って、行動に移すのは官僚や行政ですよね。
そしたらAIと対して答えの変わらない政治家は必要なのか疑問があります。

これ、経営者や管理職も一緒だと思うんです。
今までは考えられる人が少なかったから、希少価値がありましたが、クリティカルシンキングが出来ない人、行動できない人であれば、経営者も管理職もAIで充分な可能性が出てきます。

はるか昔、技術がなかったので、手紙を届けるのに飛脚が大事に手紙を懐に入れて何百キロも走って届けました。
今は、技術の進化でそんなことする必要はなくなりました。

これ人間の方が優秀とか、AIの方が優秀とかの話ではなく、無駄は省いた方がよくね?ということです。

2030年頃には、AIが代表取締役の企業とか生まれてきそうですね。

AIには申し訳ないですけど
くだらないつまらないことは、どんどんAIやってもらって。

もっとくだらなくて楽しいことを、人間はやってたほうがいいんじゃないかなって最近すごく思います。

5年前の動画ですけど、「ファミマ入店音に乗っ取られたGet Wild [Get Wild Famima Remix]」ってご存知ですか?
最高にくだらなすぎて、マジ最高なんですよ。↓

眉間にシワ寄せないで、ニヤニヤしながらこういうの作ってる人。
愛してます。

Just be hopeful

【NO.118】OpenAIのQ*とGoogleのGeminiによって2024年は加速する民主化とゲームチェンジ

この一年は、AIのことを考えない日も、AIを使用しない日も無かった印象です。
昨年末の2022年11月30日にOpenAIからChatGPT-3.5がリリースされ、IT企業を経営している身として
最初は希望という感情より、絶望という感情の方が近かったと思います。

「ゲームチェンジが来た。」

そこそこ生きてきていますので、ビジネス面でのゲームチェンジは色々見てきた気がします。
私が生まれた後での社会的に顕著なゲームチェンジを思い返すと

  • バブルの崩壊
  • 携帯電話の普及
  • インターネットの普及
  • スマートフォンの普及
  • グローバル化
  • SNSの登場
  • Eコマースの拡大

こんな感じでしょうか?
バブルの崩壊は、まだ社会に出ていなかったので個人的に実感はありません。

グローバル化は、1995年に設立されたWTO(世界貿易機関)の影響による貿易の自由化や、外資系投資銀行の影響力の増加など、産業や農業などの経済面での変化と、マイクロソフト、グーグル、アップル、アマゾンなどのIT系の変化との広い分野でのゲームチェンジが含まれますが、全体を通しての社会的な顕著なゲームチェンジというと、ほぼITの進化によるものとわたしは感じています。

しかしこれは、わたしがITに携わる人間なので、バイアスがかったポジショントークの可能性はあります。
もしわたしが思いついた以外にビジネス面での顕著なゲームチェンジがあったら勉強になりますのでコメントください。

そんな中、新たなゲームチェンジがAIの進化です。
ITに携わらない人であれば、ChatGPT-3.5を触った時に、これ使える、これ使えないというような、その時点での判断をする人が多いと思いますし、それが当然だと思います。

しかし、ITに携わる人であれば、ChatGPT-3.5を触った時点で、その先に見える進化に震えを感じたと思います。もちろんそれは希望でもあり、絶望でもあり、何とも表現できない感情を経験されたのではないでしょうか?

少し話を進めます。

AIの進化による、民主化の加速。
わたしたちは、民主主義の国に生まれ育っています。

民主主義の代名詞といえば「平等」だと思います。
個人的には、平等より公平の方が大切だと思っていますが、人類に複雑な問題解決が出来るようになるまでは、正しい公平判断は不可能に近いので、平等で行くしか致し方ないと思っています。

AIの進化により、教育や芸術、そして技術。
これらのものが平等化されていきます。

今までの世界は、
お金を持っている人がより良い教育を受けられ
才能を持っている人が芸術を創造し
努力をした人が技術を習得する。

これらの当たり前だった常識に変化が現れると思っています。
これをわたしは民主化の加速と呼んでいます。

いつでも誰でもAIを通じて
良い教育を受けられ
音楽や画像や映像などの芸術を創造し
データ化された技術により、技術習得というステップをジャンプして結果につなげる。

前回のビートルズのお話での ”AIの登場による芸術のフラット化” とは
この思想からの言葉となります。

差別化することにより価値を見出してきた資本主義と
平等を謳う民主主義の相性の悪さがあからさまに見えてくるのではないでしょうか?

この結果が、良いことになるか、悪いことになるかは後の社会が判断すると思いますが
AIによって、さまざまな分野のフラット化が進むのは、現状の技術から簡単に予測できます。

ではなぜ、現状でもAIの技術が存在するのに、2024年から民主化が加速するのか?
現状で人類がうまくAIを活用しきれていないという部分もありますが
答えは簡単で、AIも進化するからということになります。

前置きが少し長くなりましたが、ここからが本題になります。
少し難しい話も出てきますが、結構重要なお話になるかと思います。

2022年の11月30日にChatGPT-3.5がリリースされました。
2023年の3月15日にChatGPT-4.0がリリースされました。

もうお分かりですよね?
そうです。
当然2024年も新しいバージョンがリリースされると考えられます。

そうなると、当然気になるのは、何の機能か追加されるか?ということだと思います。
細かいアップデートは色々あると思いますが、目玉となるのは断然
Q*(Q-Star)だと思います。

Qと聞いて、Qアノンを連想する陰謀論好きの人もいると思いますがそれじゃないです(笑) 「Qは計算が得意」という情報が流れているので、Q*の「Q」は「Q学習」のQである可能性が最も高い。

Q学習とは、AI(人工知能)や機械学習の分野における重要なアプローチである強化学習の中のひとつであり、「強化学習」とはエージェントが環境との相互作用を通じて、目標達成に向けて最適な行動を学習する方法になります。

ちょっと分かりずらいですよね。
簡単にいうと強化学習はシュミレーションが得意です。
つまり、一番得する方法教えるYO!
といった感じです。
みんな大好き、待ちに待った機能が追加されるわけです。
でも、勘違いしちゃダメですよ。
あなただけが、一番得する方法を知れる訳じゃないんです。
民主化の加速ですから、みんなが一番良い方法を知れるってことです。

では、もう少し強化学習を深掘りします。
強化学習には3つのアプローチの方法があります。
それが
・Q学習
・SARSA(State-Action-Reward-State-Action)
・モンテカルロ法
になります。
厳密にはもうひとつ動的計画法というのがあるのですが、あまり使われないので省きました。

だいぶ難しくなってきましたね。
強化学習を理解するには、まず基本的な概念を理解する必要があります。
基本的な概念とは以下になります。

エージェント:学習するシステム(例:ロボット、ソフトウェアプログラム)。
環境:エージェントが操作する世界やコンテキスト。
報酬:エージェントが目標に近づいた際に受け取る正の報酬または負の報酬。
方策:ある状況で、どのような行動をとるかを決定するエージェントの戦略。

これを理解したら3つのアプローチの違いです。

Q学習(Q-Learning)とは
タイプ: オフポリシー(Off-policy)
特徴:
・行動価値関数(Q関数)を更新するために、最適な行動を選ぶ。
・現在の方策(policy)とは別に、最適な方策を学習する。
・環境のモデルを必要としない。

SARSA(State-Action-Reward-State-Action)とは
タイプ: オンポリシー(On-policy)
特徴:
・現在の方策に基づいて次の行動を選ぶ。
・学習中に使用される方策と同じ方策を用いて、行動価値関数を更新する。
・環境のモデルを必要としない。

モンテカルロ法とは
タイプ: オンポリシー(On-policy)
特徴:
・エピソード全体を完了させた後に、報酬を用いて価値を更新する。
・一連の経験(エピソード)を通じて、報酬の実際の結果に基づいて学習する。
・一つのエピソードの完了が必要で、途中の状態での学習ができない。
・更新は、訪れた状態と行動のペアの平均報酬に基づく。

こんな感じです。
では、オンポリシーとオフポリシーとはなんぞや?という点です。
オンポリシーとは、エージェントは現在の方策に従って行動を選択し、その経験を利用して同じ方策を改善します。
オフポリシーとは、エージェントはある方策に従って行動を選択する一方で、別の方策を学習および改善します。

そうなると、Q学習はオフポリシーになりますので、異なる方策を同時に探索する柔軟性があるわけです。
つまり、3つ前のレポートでお話ししたダボス会議で、今後必要とされるスキル1位の「複雑な問題解決」という人類にはまず無理であろうスキルを獲得するステップに一歩近づくことになります。

ちなみにQ学習の「Q」は、何かの略ではありません。
Qは行動価値関数を表しており、数学で未知数や変数を表す「x」と同じです。

また、Amazon Qの「Q」はQuick sightのQです。
Amazon QはAWSをゴリゴリに利用してるところならメリットはあるかもしれませんが、AWS同様に従量制なのと、Microsoft Copilotの対抗馬という感じなので、メジャーにはならない印象です。

そして12月7日、GoogleからGeminiがリリースされました。
GoogleのAIといえばBardなのですが、Bardは裏で動いているAIモデルが変わっていて
最初がLaMDA、次にPaLM、PaLM2と置き換わって、今回Geminiに変わりました。

Googleの底力を感じましたね。
まだ全ての機能は使えず、Gemini Proの部分的な機能ですが、使ってみたところ言語の部分では、ChatGPT-4.0よりちょこっと優秀な印象です。

近日中にGemini Ultraが使える予定のようなので、これには期待大です。
強化学習のAlphaGOが統合されたりするんですかね?
そしたら無敵のAIの完成かもしれません。

Geminiには軽量版のGemini nanoもあり、これがGoogle Pixelに搭載されるようです。
そうなると圧倒的に不利になるのはAppleです。
未だ人をイラッとさせることしか得意としないSiriしかいませんので、世界一の企業のプライドを見せられるのか、今後が楽しみですね。

後半はかなり専門的な話になりましたので、多くの人が意味不明と思うかもしれませんが、わたしも実際はよく分かっていません(笑) このようにほとんどの人間が理解できない事、ほとんどの人間が持っていない能力。これがAIに搭載されるとなると、それはもうAGIと呼んでもいいと思います。AGIは2025年かと思っていましたが、2024年にAGIに進化する可能性が高くなってきました。

先日のOpenAIのサム・アルトマン氏の退任劇は、現状のChatGPT-4.0の話ではなく、GPT-5.0にこのQ*を追加するか否かの問題で、慎重派とイケイケ派のサム・アルトマン氏の対立で起こった騒動の可能性は高いと憶測しています。

サム・アルトマン氏が勝った今、GPT-5.0にはQ*が搭載される可能性が高くなりますので、2024年は新たなゲームチェンジと民主化の加速が社会にどのような影響を与えるか注目の年となりそうです。

それではみなさま、佳いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

Just be hopeful