【No.77】嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

【No.77】嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

好きなものは少ないけど、嫌いなものが多い人は意外と多い。

こんな経験は無いだろうか?
欲しい車が出来たら、街中でよくその車を見かけるようになった。
新しいスニーカーを買ったら、同じものを履いてる人が目に付く。

当然だが、これは急にその車やスニーカーが街中に増えたわけではない。
興味を持ったり、購入したことにより、自分の中のその物に対する情報が増え、認識しやすくなっただけの事である。

例えば、野菜を食べようとスーパーの野菜コーナーに行ったとしよう。
真ん中にキャベツ、左右に知らない野菜が売ってあったとする。
すると多くの人は、迷いなく真ん中のキャベツを手にする。

人は無意識のうちに、知らないものに嫌悪感を覚える傾向がある。

多くの「嫌い」は因数分解すると「知らない」と言う答えが出る。
時に「嫌い」を因数分解すると「嫉妬」が出てくる場合があるが、これは因数分解仕切れてないことが誤りであり、さらに因数分解すると「知らない」にたどり着く。

つまり、多くの嫌いの原因は知らないと言うことであり、知ることにより嫌いを好きに変えることが出来る可能性がある。

生理的に受け付けないと言うケースもあるが、この多くは、全くの未知のものを本能で拒否しているのではなく、数十年の人生で培った自分の中のデータベースで、似たような状況と無意識で照らし合わせ、判断しているに過ぎず、その因となるデータベースの数が多ければ、かなりの信憑性があるが、少なければたいした判断基準にはならず、ただの無意味なトラウマになってるケースが多い。

ちなみに私はデータベース上、髪の毛の太い女性が苦手である(笑)

また、知らないものに嫌悪感を覚えるのケースとして、失敗するかもと言う防衛本能が湧く場合がある。
この場合は、とりあえずやってみようで失敗した経験がデータベースに残ってる場合が多く、
そもそも、とりあえずやってみようで成功する程、特殊な才能を持った人は殆どいない。

新しいことに挑戦する時、取り掛かる前の予習と言う努力をしなければ成功には近づけない。
とりあえずやってみようで始めたSNSで大失敗をしているケースは大抵このパターン。

成功者の話を聞くと「私は運が良かっただけです。」と答えてる人が多い。
この答えは別に良いのだが、問題はこれを聞いた人が本当に運だったと勘違いする事である。
自分が失敗したのは運がなかったと。。。

運では成功出来ない。
成功者は、取り掛かる前の予習も努力ではなく当たり前の事で、通過点で起こるトライアンドエラーの繰り返しも、努力ではなく当たり前の事と認識してるだけの事である。

そもそも、多くの人は失敗を嫌う
しかし、成功者は失敗はアップデート出来るチャンスと認識している
この違いは果てしなく大きい。

なぜこのような違いがあるかと言うと、脳の仕組みと言うか、思考と言うものを理解しているか理解していないかにある。
人間の思考は1日に60000回繰り返されると言われていて、その思考は2つに分かれます。

1つ目は、顕在(けんざい)的思考。
2つ目は、潜在的思考です。

顕在的思考は、論理や理性、判断力など自覚している思考です。
潜在的思考は、感情、感覚、欲求など無意識な思考です。

この2つの比率は、顕在的意識は3%~10% 潜在的意識は90%〜97%と言われています。

つまり、90%は過去の自分のデータベースから無意識に思考しているのです。

そうなるとデータベースの因となるデータ数がものを言います。
ビックデータであれば、ビックデータである程、正解にたどり着きやすくなるのは当然です。

小学生の時に言った「だって友達みんな持ってるもん。」
詳しく聞くと3人しか持っていない。全員じゃ無いじゃんってやつです。

「えっ?友達80億人持ってるよ。」と言われれば、
それ絶対買わなきゃいかんやつじゃんとなるわけです。

嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

これは単純に、好きなものが多い方がハッピーだよね。と言うことではなく。
多くの好きを作ることは、多くの知るを増やすことであり、より確かなビックデータを構築する
唯一の近道であると言う意味です。

Just be hopeful

【No.76】その目標設定、間違えてませんか?

【No.76】その目標設定、間違えてませんか?

まだまだコロナ禍、みなさまいかがお過ごしですか?
デモであったり、芸能人叩きであったりと、色々ストレスマックスのよろしくない状況が続いている印象があります。

コロナ前の日常、多忙な中で非日常を求め、いざ非日常が日常に変わると、以前の日常、今から見れば非日常を求めストレスを感じる。

常に無い物を求める。
無い物が手に入らないと、政府であったり、勢力であったり、芸能人であったりを叩き、ストレス発散。
やはり、これが人間の性なのでしょうか?

こんな状況下の為、仕事柄デジタルシフトの相談をかなりお受けしております。
そこで感じる事が、多くが目標設定を間違えてる事です。

色々話を聞いて行くと、結局は目標が「幸せになりたい。」という事が多い。
そもそも、感情は目標設定にならない
目標設定に出来るのは、状態であり、感情ではない。

状態とは、例で言うと従業員100名であったり、売り上げ1億円などと言った事を言います。
幸せとは、感情であり状態ではない。

何らかの良い事があり、幸せと感じたとしましょう。
この感情が変化を起こした瞬間に、
「はい、わたし目標達成ぃ〜♪」と冷静に判断出来る人は少ないでしょう。
しかも、次の瞬間に足の小指を強打したとします。
「痛ぁあぁああぁっ!最低っ!」とすぐに上書きされる訳で、目標達成を気づかないので、いつまで経っても達成感を感じる事が出来ない永遠の喉カラカラ状態の負のスパイラルに陥るわけです。

また、売り上げを目標としている場合も、クリアしても、はいっ次の目標。
目標をクリアする事が、目標になってる場合もあります。
この場合も永遠の喉カラカラ状態の負のスパイラルです。

常に無い物を求める。
人間の性なのでしょうか?

時には、純粋に楽しんだり、休んだりするくらいが良いのかもしれませんね。

Just be hopeful

【No.75】日本はどこまでIT化が進むのか?

【No.75】日本はどこまでIT化が進むのか?

「ITって何の略だか知ってますか?」
と質問すると、Internet Technology?と答える人も少なくありません。

正解はInformation Technologyです。
情報技術と言う意味になります。

ITとはアメリカ情報工学協会が定めた、ちゃんとした定義があるのですが、簡単に言うと

「様々な場面に存在する、レガシーを
 コンピューターとネットワークで変えていく行為です。」

レガシーとは伝統的なやり方のことです。

定義からも日本がITに弱い理由がわかります。
日本は伝統を重んじる傾向がありますよね。

伝統を軽視するつもりはありませんが、伝統を重んじるんであれば数字を求めないことだと思います。
数字を求めるなら、伝統は重んじるべきではないと思います。

営業は脚で稼ぐ。
わかります、大切なことだと思います。
でも、数字を求めるなら脚ではAmazonに勝てません。

伝統を重んじるのも良いと思います。
数字を重んじるのも良いと思います。
両方は無理っすよね。

日本は100年以上続いてる企業が世界で最も多い国です。
世界で100年以上続いている企業は66000社ほどありますが、そのうちの40%が日本の企業です。
200年以上となると65%が日本の企業。

すごいですね、日本の伝統。

しかし、数字で言うと先日
GAFA+MS

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン+マイクロソフトのことです。
言わずと知れた、アメリカのトップ5である、ザ・IT企業ですね。
世界で言うとトップ2からトップ6の企業です。

この5社の合計時価総額が東証一部超えをしました。

日本の東証一部企業は2170社あります。
この2170社の時価総額を全部足しても、GAFA+MSの、たった5社の時価総額に負けました。

すごいですね、IT。

伝統を重んじるのも良いと思います。
数字を重んじるのも良いと思います。
やっぱ両方は無理っす。

確かに30年前は世界のTOP50社中、33社が日本企業でした。
伝統と数字を両立が、まだギリ出来る時代だったのだと思います。

しかし、時代は常に変化します。

ことわざにある「全ての道はローマに通ず」
目的までの手段や方法は、何通りもある例えですが、ローマ帝国の全盛時代に、世界各地からの道が首都ローマに通じていたことから出来た例えですよね。

ほんと凄かったんでしょうね、その時のローマは。

しかし、時代は常に変化します。

「全ての通貨はGAFA+MSを通ず」の時代になったようです。

コロナ禍で多方面からIT化の声が上がっております。
果たして日本はどこまでIT化が進むのでしょうか?

沈みかけた船を、立て直すことが出来るのか?

個人的には、無理ゲーだと思っているので、サーフボードに飛び乗ってパドルしてます(笑)
でも、一人で助かるつもりじゃありません。

海には無数のサーフボードが浮かんでいます。
声の届く範囲で、叫び続けます。

「そこにサーフボードあるよ!」って。
「勇気出して飛び込んで、サーフボードまで泳げ!」って

人それぞれだと思いますが、私は船より乗ってる人の方が大切だと思ってます。
生まれた故郷より、心の故郷の方が大切だと思ってます。

Just be hopeful

【No.74】元の生活には戻れないが、新しい生活は始められる

【No.74】元の生活には戻れないが、新しい生活は始められる

新型コロナウイルス、ほんと大変なことになってきましたね。
情報収集と分析にはソコソコ自信がありますので、今回のレポートは新型コロナに対しての私感を書いてみようと思います。

あまり非感的な話はしたくありませんが、情報が少ないのか楽観的な方を多く見受けます。
数ヶ月で落ち着くのでは?
そう思っている人があまりに多いことに驚きます。

これは根拠の無い、希望的観測だとわたしは思います。

今回の新型コロナほど広がらなかったSARSやMARSでも落ち着くのに7〜8ヶ月かかっており、実は未だ収束はしていませんし、抗ウイルス剤も開発されておりません。

ちなみにSARSは2002年、MARSは2012年です。
これだけ前でも抗ウイルス剤は未だありません。

今回は世界的な大流行ですので、世界中で薬の開発が進められていますが、すぐ出来るものではありません。ウイルスが変異している情報や、感染者が免疫を持てない情報などが正しければ、今後いったん減少はしても秋頃には第2波、年明けに第3波の可能性は充分にあり得ると考えます。

政府も給付金や協力金など、様々な対策をしていますが、財政にも限界があります。
国内で国債を消化出来ている割合の高い日本ですので、国債消化を外国に依存する国に比べれば、ゆとりはあると思いますが、長くは続かないでしょう。民主主義の国ですので。社会主義じゃありません。

対面的な対策はしばらく続いたとしても、根本的な対策は難しいでしょう。
国が何とかしてくれる。
これは社会主義の思考です。
最近は少し冷たい感じで使われる機会の多い自己責任ですが、事実それが人が望んだ民主主義です。

責務は果たさねど、権利は主張する。
残念ながら最近こう言った人、多い気がします。
リベラル主義の多いメディアの影響なのでしょうか?

不要不急の外出自粛については、日本人はモラルが高いから守られると思われがちですが、これも大きな勘違いだと思います。

日本人は辛抱強いですが、我慢強くはありません。
3.11の時のイメージで、きちんと並んでガソリンを買ってるイメージが強いんでしょうか?
あれは、我慢ではなく辛抱です。

震災が起きて、そこから復興に向かう、つまり少しの間、辛抱すれば大丈夫と言う状態には強いですが、現在のような震災真っ只中の先が見えない状態での我慢には弱いです。
これは先進国G7の中で自殺者率のトップを直走るデータが、先の見えない状態での我慢弱さの根拠です。

日本人を神格化したい感情はわかりますが、根拠の無い希望的観測です。

日本人は我慢強い。
3.11ではなく戦時中のイメージなんですかね?
あれは帝国主義の時代です。

わたしは常々、Just be hopeful「希望を持って」と言っています。
希望は未来に向かうために、とても大切な感情です。

しかし、ここで言っている希望とは根拠のない希望的観測ではありません。
根拠の無い希望観測はただの願望です。

少し話が逸れてしまいましたので、元に戻します。

1年半から2年ほどで、抗ウイルス剤またはワクチンが開発出来たとします。
こうなれば一気に収束に向かいますが、人類が過去にウイルスに打ち勝った実績は天然痘だけです。
紀元前1350年ごろから始まり、根絶できたのが1955年です。
つまり初めて根絶出来たウイルスには3100年以上かかったわけです。

事実から見ると絶望的に感じますが、医学の発展した現在では願望で言うと1年半から2年で出来る可能性はある思います。しかし、もしこれがかなった時に気をつけねばならない事態があります。

それが犯人探しです。
実は既に始まっていますが、抗ウイルス剤またはワクチンが出来れば、驚くほど一気に進むと思います。

この犯人探しの話には乗らない方がいいですよ
歴史を学べば似たパターンが学べます。それが何を引き起こすか。そしてそれが誤ちであると。

誰が得をするか、ちゃんと考えればニュースの真実は見えてきます。
感情ではなく、頭脳での判断が大切です。

もう元の生活には戻れないかも知れません。
でも、いいんでは無いでしょうか?新しい生活を作れば。

人は過ぎたものを美化する癖があります。
不満ばっかり言っていた生活なのに、失うとあの時代は良かったと。

不満の無い、新しい時代を作りましょうよ。
根拠の無い希望観測ではなく。
生きてく為には、新しく何かを始める変化は必要です。

Just be hopeful

【No.73】AI時代に職を失わない為に、身に付けておきたい考え方。

【No.73】AI時代に職を失わない為に、身に付けておきたい考え方。

まだ完全ではないですが、既にAI時代は始まっています。
最近ではよく「AIの発達で消える仕事50」といったような情報を目にします。

このような情報を見ると悲観的になる人も少なくありません。
あぁ、AIに仕事が奪われるのかぁ、おれの将来どうなるんだろう。。。と

まずここが最初の間違いです。
時代によって人間がAIに仕事を奪われるのではなく、
時代によって人間に求められるスキルが変わると言うことです。

簡単に言うと、なんでAIが出来ることを人間がやってんの?と言うことであり、
例えると、優秀なAI君と言う部下が、あなたの元につき、あなたは課長に昇進しました。AI君が言います。「課長、なんでおれと同じ仕事してるんすか?これ全部おれ出来るんで、課長は課長の仕事してくださいよ。」こんな感じです。

難しいことは考えずに、自分の今出来ることをただ繰り返して生涯を送りたいと思う人には、AIの発達は確かに悲観的になるかも知れません。

このタイプの人は「AIの発達で消える仕事50」のリストをガン見します。
そして、そのリスト内に入った自分の職業を目にした時に悲観的になり、次に大抵同じ情報内にある「AI時代になくならない仕事50」のリストをガン見します。

これが最も大きな間違いです。

そもそもAIの発達で消える仕事が50で済むと思われますか?
AI時代になくならない仕事が50だと思いますか?

この完全ではない中途半端で、あたかも正解のような具体的なリストによって物事を判断する考え方が大きな間違えで、わたしは具体的症候群と呼んでいます。

わたしは職業柄、IT関連の講習をよくさせて頂いております。
その場でよく出て来る話が、具体的な例を教えてください。と言うことです。
具体的という安易なものに慣れすぎているのか、物事を抽象的に理解することが出来なくなっている人があまりに多いのに驚きます。

人間が生物のピラミッドの頂点に立てたのは、この抽象的な思考があるからとまで言われているのですが、この抽象的と言う言葉の意味の理解すら間違ってしまっている人が多いです。

抽象的=曖昧(あいまい)
これは間違いです。
こう思っている人があまりに多すぎます。

抽象画の代表とも言えるピカソのイメージがあまりに強くこのように抽象の意味を間違えてしまうのでしょうか?

抽象的とは、物事の特徴や特性を理解し、それらをカテゴリー分け出来る能力などのことを言います。

似顔絵にイメージが近いかも知れません。

上の左側はピカソの著名な作品の「泣く女」です。
右側はこの画のモデル、ピカソの愛人であり写真家の「ドラ・マール」です。

確かに、モデルを知っていても、物事の特徴を理解し、それらをカテゴリー分け出来てるとは思えません。。。天才すぎて粋を超えています。

ドラ・マールが自分のオカンでも「あ、この画のモデルはわたしのオカンだ。」と思えないレベルです。

これで、抽象的をイメージすると、確かに曖昧であったり、よくわからないと言う風に思ってしまうのもわかります。

抽象的と言うのは、どちらかと言うと、こちらのイラスト。

horimixさんと言うイラストレーターが描かれた似顔絵です。
モデルは言わないでもわかりますよね。

これが抽象的です。物事の特徴を理解し、カテゴリー分け出来ています。

具体的な指示を求める人に、具体的な指示を10与えると、出来ても8。
抽象的な思考が出来る人に、1つの抽象的な話をすれば、無限の具体的な事を成します。

決められた時間に学校に行き、決められた具体的な授業をこなし
決められた時間に会社に行き、決められた具体的な仕事をこなす。

軍隊を作るプログラムなので、戦時中には適していたかと思います。
このようなプログラムからどうしても、人間は具体的な指示を求め、それに依存して来てしまっています。人間の特許とも言えた抽象的な考え方が出来なくなってきてしまっているのです。

抽象的とは決して難しいことではなく、私たちは幼少時代から普通に使っていました。

母親に言います。
「遊びに行ってきます。」
これは抽象的な言葉です。

こう言うと大抵母親に聞かれます。
「誰と?何処に?」

こうやって抽象的は、あたかもイケナイ事のように消されて行きました。
大人の言うことをよく聞いた、良い子ほど抽象的な考えは出来なくなってきていると思います。

ここまで、抽象的な考えがいかに大切かと言うお話をさせて頂きました。
なぜなら、具体的なことは既にAIの方が人間より正確に出来るからです。

しかし、近年実はこの抽象的すらAIが少しずづ出来るようになってきました。
パソコン内の写真をソフトが勝手に写っている人毎にカテゴリー分けしていませんか?
出先からスマホを見ると、自宅へ帰るルートを出すか質問してきませんか?

これはAIが徐々に抽象的なことを理解してきたことを意味します。

具体的なことは既にAIが出来る。
抽象的もいずれAIが出来る。

なんだよぁ〜散々抽象的の説明して来て、それもAIで代替え出来るのかよと思われるかも知れませんが、抽象的を間違って理解してしまっている人が多すぎるので、抽象的の話を長めにさせて頂きました。

抽象的を正しく理解していないと次のステップに進めないからです。

では、具体的でもなく、抽象的でもなく、どのような考え方を身につければ良いのか。
それが概念的です。

概念的とは、物事の本質を見抜く能力のことを言います。

つまり、
・論理的な思考能力
・比較能力
・多面的な視野
・受容性
・好奇心
などのことを言います。

これはまだまだAIには無理で、これからの時代この概念化能力が最も大切です。
概念と言うと難しく感じる人もいると思います。概念を英語で言うとコンセプトです。

あなたのコンセプトはなんですか?

Just be hopeful

【No.72】ネットやスマホが出来る以前からのビジネスフローは変えた方がいい。

ネットやスマホが出来る以前からのビジネスフローは変えた方がいい。

先月行われたCES2020で、トヨタ自動車が静岡県裾野市にWoven City(ウーブン・シティ)と言うロボットやAI技術を駆使したスマートシティを開発すると発表しました。

トヨタ自動車が車ではなく街をゼロから作るのです。
実は2年前のCESでもトヨタはこれからは移動サービス全般を手がけるモビリティカンパニーになると発表しておりました。

日本が世界に誇るトヨタ自動車ですら、メインであった自動車販売ではなくプラットフォームとしての戦略に切り替えているのです。

ネットやスマホが生まれてから、世界のビジネスは大きく変わりました。
ネットが生まれる前と近年では日本企業がどう変わったのかが下の表でよくわります。

世界企業の時価総額ランキングです。

世界企業の時価総額ランキング

約30年前、ネットがなかった時代の日本企業は強かったですね。
世界のTOP50社中、33社が日本企業でした。
しかし、そこから約30年経つと。。。。

TOP50社の中に唯一残っているのは、トヨタ自動車だけです。
しかし、今回そのトヨタ自動車ですら方向を変えています。

時代は常に変化する。
普通は常に変化する。

普段あたり前のようの行っているビジネスフロー。
一度ゼロから考え直すのもアリかも知れません。

パソコン、ネット、スマホ。
これらが無かった時代からやっているフローがあれば、そのフローの知識が無い物として、今の時代にゼロから考えると同じことをするか?
この考えは時に必要です。

変わらぬ素晴らしさもあるが、変わる素晴らしさもある。

「ITは苦手」と言う方が多くいます。
実は、ITが苦手と言うのは正しくありません。

正しくは「ITの知識が無い」です。
知識がないのは興味が無いから。
まずは興味を持つことが大切です。

中小企業で、よくあるパターンです。
ITが今の時代に必要なのは解る。
でも、興味が持てないのでITの詳しい社員を補強する。

時代の流れに理解の少ないトップの元で働くことからのストレスなのか、解らないITの功績を理解されないことからなのか、理由は分かりませんが。

結構な確率で、金銭的なトラブルを起こします。
しかもITが得意なので、うまいことやられて中々気づかない。。。

このような理由からも、経営者本人がIT関連に興味を持つことをお勧めします。

食べ物の食べず嫌いは個人の問題で済みますが、ITは会社、社員、関係するすべての人々に影響を与えます。

どうぞ、食わず嫌いをせずに食べてみてください。
結構うまいです。

Just be hopeful.

【No.71】お金の流れの仕組みを理解する。

お金の流れの仕組みを理解する。

仕事で何かする時に、どうしても「出来ること」「したい事」で物事を考えがちです。
しかし、多くのそれは時として間違っている事も。
お金の流れの仕組みを理解すれば、何をすべきか?が見えてきます。

今回は、最近質問の多い動画配信のYouTubeを題材にご説明させて頂きます。
これを理解すると色々な物でも同じ考え方が通じますので、お読みいただけると幸いです。

Youtubeを知った時に、無料で動画配信が出来るなんてすごい!
これで弊社のPRを動画で!
しかし再生回数も登録者も伸びず。。。

当然です。

なぜこうなるかと言うと無料ということを理解出来てないからです。
無料=あなたが得する
この考え方が間違えの根源です。

では、まずYouTubeがどのように収入を得ているかです。
まずは広告収入です。
動画を見ていると最初や途中でCMが入りますよね?
あの広告がYouTubeの収入源になります。

2つ目の収入源はダイレクト課金のYouTube Premiumです。
月々の千円程度の有料会員の料金ですね。

広告収入のビジネスモデルに終わりが見えてきたと言われている今日ではありますが、YouTubeの収入源はまだまだ無料会員に表示されるCMが多くの割合をしめております。

YouTubeで再生回数や登録者数を増やすにはYouTubeの「おすすめ」に表示される必要があります。

では、YouTubeはどのような動画を「おすすめ」に表示するのか?
これを理解していれば、どのような動画を作れば良いか解ります。

先ほどもお話しましたが、YouTubeの収入源は広告収入です。
つまり、広告をたくさん見てくれる動画がYouTubeにとっては嬉しい動画なのです。

広告をたくさん見てくれる動画とは離脱率の低い動画のことを言います。
最初から最後まで見てくれる確率の高い動画は、より多くの広告を見てくれます。

給料以下しか稼がない社員と、会社に多くの利益をもたらす社員。
どちらが会社から評価が高いかと例えればすぐに解りますよね?

では、離脱率の低い動画とはどういう動画なのか?
これが常々お伝えしている「人の役に立つ事」なのです。

例えば、弊社はこんなサービスを行なっています。
弊社はこんな事に力を入れています。

それではあなたの役に立つ動画になってしまいます。
やらなきゃいけないのは真逆です。

YouTubeに広告収入が入る=あなたの動画の再生回数と登録者が増える=宣伝になる

無料でうまいこと自分だけ得をしたい。
間違いです。

人に得を与えなければ、自分に得は生まれません。

WinWinこれが鉄則です。

Just be hopeful.

【No.70】量子コンピューターが救う世界。

量子コンピューターが救う世界。

2ヶ月ほど前になりますが、Googleが量子コンピューターの実験に成功したニュースが流れました。その実験は、従来のスーパーコンピューターで約1万年かかる計算を3分20秒で解いたと言うものでした。

これはワクワクです。

我々が使用してるコンピューターで1万年じゃないですよ。
スーパーコンピューターで1万年かかる計算をです。

量子コンピューターの実用化は、まだまだ何年も先と言われていますし、量子コンピューターを稼働させられる環境は絶対零度(マイナス273.15℃)が必要とされていますので、我々一般人が手にしたり、目にしたりする代物ではございません。

あぁ、じゃあ関係ないじゃんと思う人もいるかもしれませんが、これは人類にとって大きな一歩です。

量子コンピューターが完成すれば
環境・経済・医療など、様々な分野の問題が解決されると言われています。

コンピューターやAIが発展すると、悲観的になったり不安に思う人も多くいますが、コンピューターやAIがすごいのではなく、それを開発してる人間がすごいのです。

この分野の発展は、間違いなく生活を便利に、世界を豊かにします。
しかし、心が豊かになるかは自分次第の別問題。

テクノロジーの進化で、様々な問題は解決に至らないとしても徐々に改善はされております。なのに何故か昔は良かったと思う人は少なくないようです。

常に無い物ねだりの、人間の欲深さなのでしょうか。

Just be hopeful.

【No.69】SDGsについて

【No.69】SDGSについて

最近、つくば市を走るバスにSDGsのスッテカーが貼ってあったり
ネットや書物でもSDGs関連のものが多く取り扱われています。
目にする機会も今後多くなると思いますので、簡単にまとめてみました。

IT系の新しいサービスだとか、会社名や団体名だと思われてる方も少なくないようですが、SDGsとは国連で決まった世界の目標になります。

最近決まったものではなく、実は2015年の国連サミットで採択された目標です。

SDGs(エスティージーズ)とは
Sustainable Development Goalsの略になります。
日本語で訳すと「持続可能な開発目標」となりますが、イマイチピンと来ません。

簡単に言うと、世界をより良いものにするために、2030年までに17の目標を世界で達成しようとするものです。

豊かな日本で生活していると17の目標を見てもパッとしない人も多いと思いますが、細分化することにより、色々自分にも関係することや、ビジネスの方向性として理解しておいた方が良いことも多々あるかと思います。

今後10年、世界はこの流れに進んで行くと思われますので、ご参考までに。

1)貧困をなくそう
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

2)飢餓をゼロに
飢餓に終止符を打ち、食糧の安全確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

3)すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢の全ての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

4)質の高い教育をみんなに
すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

5)ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

6)安全な水とトイレを世界中に
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

7)エネルギーをみんなにそしてクリーンに
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

8)働きがいも経済成長も
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

9)産業と技術革新の基盤をつくろう
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

10)人や国の不平等をなくそう
国内および国家間の格差を提正する

11)住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

12)つくる責任 つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する

13)気象変動に具体的な対策を
気象変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

14)海の豊かさを守ろう
海洋と海洋物資を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

15)陸の豊かさを守ろう
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対策、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

16)平和と公正をすべての人に
持続可能な開発に向けて平和と包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構成する

17)パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

以上が17の目標になり、その中で169のターゲットから構成されているようです。

では、現在この17の目標うち、日本ではどのくらい達成出来ているかと言うと

×  1)貧困をなくそう
△ 2)飢餓をゼロに
△ 3)すべての人に健康と福祉を
◯ 4)質の高い教育をみんなに
×  5)ジェンダー平等を実現しよう
◯ 6)安全な水とトイレを世界中に
×  7)エネルギーをみんなにそしてクリーンに
△ 8)働きがいも経済成長も
◯ 9)産業と技術革新の基盤をつくろう
△ 10)人や国の不平等をなくそう
△ 11)住み続けられるまちづくりを
△ 12)つくる責任 つかう責任
×  13)気象変動に具体的な対策を
×  14)海の豊かさを守ろう
×  15)陸の豊かさを守ろう
×  16)平和と公正をすべての人に
×  17)パートナーシップで目標を達成しよう

となるようです。

ちなみに、このSDGsには前身となるMDGsというのがありまして、1990年を基準年とし、2015年に達成期限を迎えました。

MDGsでは以下の8つの目標を掲げておりました。
1)極度の貧困と飢餓の撲滅
2)初等教育の完全普及の達成
3)ジェンダー平等推進と女性の地位向上
4)乳幼児死亡率の削減
5)妊産婦の健康の改善
6)HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
7)環境の持続可能性確保
8)開発のためのグローバルなパートナーシップの推進

MDGsは先進国による発展途上国の支援を中心とする内容でした、すべての項目で改善は見られたものの、目標とする数値には達成出来なかったようです。

MDGsは目標は達成出来なかったとしても、過去を振り返るとこの8つの目標のことを知らなくても、なんとなく話題に上がっていた、なんとなく世界がその方向に流れていたと、今思えば感じる方も多いと思います。

今回のSDGsは、前身であるMDGsの失敗点を反省し、目標に取り掛かって行くと思いますので、2030年になったときに、MDGsの時よりも流れは強かったなと感じることでしょう。

世界目標ですので、本来は我々個人一人ひとりが意識することが大切ではありますが、実際は難しい事や、無関心なこともあるかと思います。

ただ、ビジネスライク的な考えをすれば、世界の流れは知っておいた方が良いと思いますし、出来ることは積極に的に取り組んでいけると良いと思います。

SDGsのSであるSustainable
「持続可能な」は色々なものに対し非常に大切なものだと思います。

勉強も仕事も健康も、その時だけ頑張るのでは意味がありません。
大切なのは持続すること。

ダイエットもそうですね(笑)

Just be hopeful.

【No.68】新仮想通貨のLibraに大きな動き、世界は変わらないかも知れない。

新仮想通貨のLibraに大きな動き、世界は変わらないかも知れない。

先月お話をした新しいFacebook主導の仮想通貨の「Libra」
1ヶ月で大きな動きがありました。

フランスとドイツが共同でLibraをブロックする方針を発表し、雲行きが怪しくなると
まず、オンライン決済サービスのPayPalがLibra協会から離脱を発表。

すると1週間をすぎて更にVisa、Mastercard、eBay、Stripe、Mercado Pagoが離脱。

これはLibraにとって大打撃だと思います。
2020年にサービス開始を目指していたようですが、この状況では厳しいのではないでしょうか。

そこに追い討ちをかけるようなプライバシー保護法案がアメリカで提出されました。
提出された法案は、企業がプライバシーを侵害した際に、最高幹部にも厳しい罰則があるとのこと。

この法案が通れば、例えばFacebookがプライバシー保護の問題を起こした場合にザッカーバーグが懲役になる可能性があるのです。

今まで数々のプライバシー問題を起こしてきたFacebookとしてはガクブルの法案だと思います。

世界のお金の流れを変える可能性のあったLibraですが、企業vs国の戦いは、まずは国の勝利になるのではないでしょうか。

世界を動かす企業と言われているGAFA+Nの一つであるFacebook主導のものですら、ホントに世界に変えそうになるとうまく行かないものなんだなぁと思いました。

さぁ、この先どうなるのか?
今回動きを見せなかったGoogleやAmazonが何を企んでいるのか?
色々楽しみです。

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