【No.82】筋トレのススメ。

【No.82】筋トレのススメ。

おいおい、筋トレとか興味ないし。
と思いの方、大抵の方に関係するお話なので、少々お待ちください。

今やシリコンバレーやビバリーヒルズ、ニューヨーク、ロンドンなどの欧米を中心に、世界的なムーブメントとして広がりつつある最先端のライフスタイルである、バイオハックのお話です

OECDの2016年の健康調査によると「自分は健康だ」「自分は非常に健康だ」と答えた日本人は3人に1人。
つまり日本人の6割超が何らかの体調不良を感じており、これはOECD加盟国である35カ国中34位と言う結果でした。

筋トレのススメ。
これ別にマッチョになりましょうと言うお話ではありません。
なろうとしても大抵なれないです。
たまに「私、筋トレするとすぐ筋肉付いちゃうの。」と言う方がいますが、それ筋肉じゃなくて、
ただのパンプ(一時的な血流による腫れ)です。大きな勘違いです。

なぜ、筋トレが最高のソリューションと呼ばれるのか?
ソリューションとは問題解決のことです。
つまり、筋トレをすると様々な問題が解決されると言うことです。

そんなことあるかいっ!
そう思いの方、もう少々お待ちください。

なぜ筋トレがススメられるか?
簡単にうと、効果がすぐに出ないからです。

1ヶ月毎日やっても、2ヶ月毎日やっても、ほぼほぼ効果が見られません。
一生懸命やっても、ほぼほぼ効果が出ないのです。

大抵みんなココで辞めます。
でも、やり続けるのです。

効果が出ないものを継続する時、人はどのような思考になるか?
様々なことを考えるようになります。

効果の出ない筋トレの効果を出す為に、まずは食事を考え直します
今まで気にもしなかった栄養素、吸収率などの新たな知恵が付きます。
今までいかに不摂生で偏った食事をしていた事に気付きます。

姿勢が気になります
今まで気にしなかった姿勢を気にするようになります。
生活習慣による悪い姿勢が、様々な体の不調などを起こしていたことに気づきます。

睡眠を気にします
いかに睡眠の質を上げるか、様々な学びを始めます。

これらの事を行うと、圧倒的に改善されるのがパフォーマンスです。
仕事も遊びもパフォーマンスが向上します。
当然、パフォーマンスが上がれば結果も上がります。

多くの人はコスパの悪いものが嫌いだと思います。
しかし、筋トレをして食事を改善し、姿勢を改善し、睡眠を改善すると気付きます。

自分が1番コスパが悪かった事に

悪いのは国じゃないんです。
地域じゃないんです。
業界じゃないんです。
会社じゃないんです。
同僚じゃないんです。
友達じゃないんです。
家族じゃないんです。
年齢じゃないんです。

自分が悪かったのです。
これが筋トレが最高のソリューションと呼ばれる理由です。

結局、なぜ色々な問題が起きるか?
答えは簡単で、知恵が無いからです。

新しい行動を起こせば、新しい知恵が付きます。
筋トレ、オススメです。

私も、ここ2年程本気で取り組んでみました。
まだまだ完成形ではありませんが、アラフィフでもで今までで1番良い身体になってきました。
まだ進化します(笑)
職業病だと思っていた、肩こり、腰痛、頭痛、胃痛、もなくなりました。

私が最初に行ったのは、大きな鏡を用意する事。
毎日自分の無様な姿を毎日見続けました。

大きな鏡を置くスペースがなかったので、友達に窓を大きな鏡に変えられるフィルムを開発してもらいました。これ良いですよ。

毎日、無様な姿のおっさんが部屋の中をうろうろしていましたが、
最近では、軽く腹筋の割れた、中々イケたおっさんの身体が鏡の前をしばしば通ります(笑)

本年も残りわずかとなりました。
みなさまには大変お世話になりました。
いつもありがとうございます。

色々大変な年でしたね。
自分で解決出来ない問題もありますが、多くの問題は知恵さえつければ、自分で解決出来ます。
来年こそ、もっとパフォーマンスを上げたいと思われる方、筋トレまじオススメです。

来年もよろしくお願い致します。
それでは、良い年を♪

Just be hopeful

【No.81】未来を読む。

【No.81】未来を読む。

憶測とか、予言とかの類じゃないです。
例えば、

1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 。
2.2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現 。
3.2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現。
4.2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現。
5.2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出。
6.2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現。
7.2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現。

なんだ、SF映画の話かよ(笑)
と思う方もいるかと思います。
これ、ムーンショットと言う目標です。

日本の内閣府が掲げている目標で、内閣府のwebに普通に載っていて誰でも見れる情報です。

ムーンショットと言う名称の由来は、アメリカの大統領JFKが「月に人間を送る」と言う不可能と思われるような宣言をして、それを実現したことから付いたそうです。

必ずその年までに全て達成するとは思いませんが、この目標に向かって技術改革を行っていることには間違い無く、年が遅れたとしてもいずれ目標は達成するでしょう。

こんな事、現実になる訳ないよと思われる人もいるかと思います。
私のような、その辺のおっさんが開発出来るものではありません。

素粒子とか発見出来ますか?
見えもしないブラックホールがあると仮説が立てられますか?
電気とか作れますか?
ゼロからパソコンとか作れますか?

私は出来ません。
だけど、世には化物級の天才が溢れていて、全て同じ人間が成し遂げてきました。
未来を読むと言うことは、別に魔術や超能力がなければ出来ないといことでは無く、普通に発表されている情報を見るだけで読んでいけるのです

アンテナを張れば情報は受信できます。
しかし、フィルターが甘いとガセをつかむので注意。
エビデンスが重要です。

以前、お話ししたSDGsにしてもしかり、世界はそこに進んでいます。
全て目標年までに達成されないとしても、進んでいます。

物理的にも技術的にも無理な夢物語のような話であれば進みようがありませんが、物理的にも技術的にも可能であれば、進みさえすれば目標は達成できます。

目標を見れば未来は読めます

あなたの目標はなんですか?

Just be hopeful

【No.80】コンセプトの考え方

【No.80】コンセプトの考え方

コンセプトとは、あるとなんかかっこいいという物ではなく、大切な道標になります。
無いと大抵道に迷います。

特にビジネスでは、コンセプトを考える事が多いのですが、残念なことに大抵似た業種やサービス、ブランドのコンセプトを真似することが多い。

良くてちょっとアレンジ、最悪マルパクリの場合も。。。
これで考えた、決めたつもりで進むので、物事が中々うまく進まなくなっちゃう訳です。

多くの人が勘違いしてしまっているのが、コンセプトとはやる事を決めるものだと思ってるいる事。
実はコンセプトとは、やらない事を決めるのが大切なのです。

コンセプトは、大きな道筋のようなものなので、具体的なワードではなく、抽象的なワードになることが多いです。やる事だけの抽象的な決まりを作っておくと、具体的な判断が必要な際に誤りやすくなります。
その為、やらない事を抽象的に決めておくのです。

抽象的とは、カテゴリー分けなので、やる事のカテゴリーと、やらない事のカテゴリーが決まっていれば、具体的な判断が必要な時に、どちらのカテゴリーに属するか判断できる訳です。

つまり、何かを「する」と決める事は、何かを「しない」と決める事。
何かを「得る」という事は、何かを「捨てる」という事なのです。

「捨てる」というワードを使うとマイナス的にイメージを持つ方もいるかと思いますが、そうではなくプラス的な捨て方です。

例えると「技術を得る」という事は「時間を捨てる」事になります。
しかし、この時間は得れる技術から見ると、無意味に捨てているのではなく、意味のある捨て方です。
言い換えれば「有意義に使う」といったところでしょうか。

しかし、時間は色々な使い道があります。
友人や家族との時間、趣味の時間、くつろぎの時間、使い道は様々です。
「技術を得る」ということから相対的に見ると「時間を捨てる」は有意義なものになりますが
他の時間の使い方から見ると「ただ捨てる」になる訳です。

なので、何かを「得る」という事は、何かを「捨てる」という事なのです。
逆に言えば、何かを「捨てれば」何かを「得る」訳です。

今の時代、色々迷われ、疲れてる方も多いかと思います。
ビジネスのコンセプト、自らのコンセプトを考え、少しでも迷いや疲れが軽減につながればうれしいです。

Just be hopeful

【No.79】78:22の法則

【No.79】78:22の法則

先月のレポートで、文面の中に「78:22の法則」とあったのですが
これ何?と言うお声も多かったので、今回はそのお話です。

「78:22の法則」とは、世の中は78:22の割合で成り立っていると言う考え方で、商売の得意なユダヤ人発祥と言われていて、ユダヤの法則とも呼ばれているビジネス界では有名な法則です。

以下のような例があります。

・地球の海と陸の割合、海が78%で陸が22%
・空気の78%は窒素、22%が酸素
・人体は78%が水分、それ以外が22%
・呼吸は78%は肺呼吸、皮膚呼吸が22%
・健康的な人の腸の善玉菌は78%、悪玉菌は22%

厳密には微妙に違う割合もあります。
例えば、空気は窒素が78.08%、酸素が20.95%、アルゴンが0.93%、二酸化炭素が0.03%です。
まぁ、細かく言うと揚げ足みたいになってしまうので、大体78:22の割合くらいです。

この法則が日本で有名になったのが、1972年に出版された「ユダヤの商法」と言うベストセラー本で、
著者は日本マクドナルドの創業者の藤田田さんです。

昭和世代には馴染みの深いサンキューセット。
390円のサンキューセットを会計で、500円玉まで支払ってお釣りが110円。
この割合が78:22の割合であることは有名なお話。

また、「ユダヤの商法」を読んだ一人の少年が留学前に、藤田田さんに直に逢いに行って
「これからアメリカで何を学ぶべきか?」と言う質問を投げかけ
「コンピューターを学べ。」と教えてもらった少年。
この少年が後の孫正義であると言うお話は、ロマンがあって好きです。

企業を食べさせるのは、社員の2割。
企業に食べさせてもらってるのが、社員の8割。
なんて言葉もありますが、これも78:22の法則が元となってるんですかね?

この割合、肌感覚的には結構色々な場面であたってる気がします。
78%に入るのがいいとか、22%に入るのがいいとか言うお話ではなく、世の中バランスが大事なんではと思う今日この頃です。

Just be hopeful

【No.78】断言する。「デジタルシフトもパラダイムシフトも起きない。」

【No.78】断言する。「デジタルシフトもパラダイムシフトも起きない。」

最近、良く耳にするワード「デジタルシフト」と「パラダイムシフト」。

職業柄、これらの相談は非常によく受けます。
「デジタルシフトは起きますか?」
「パラダイムシフト起きますよね?」

断言出来ます。
この日本において、デジタルシフトもパラダイムシフトも起きない。

何故なら、これらは起きるものではなく、起こすものだから。

「起きますか?」と聞いてくる人は、完全に他力本願で、待ってれば勝手に会社が、勝手に日本が変わると思っています。待ってもなるわけないです。

一般人が流行のワードを耳にするようになる頃には、先行者は既にそこで利益を出しているし、もうとっくに次の時代に目を向けているもので、時代の最先端のワードではなく、先行者達が投資金を回収してる時期です。

もちろんその先行者達はGAFA+Mであり、日本の上場企業が束になってかかっても勝てない相手。

10年、20年経てば、デジタルシフトともパラダイムシフトとも今の時代から見れば言えるでしょう。

しかしそれは進化したのではなく、デジタルシフト、パラダイムシフトしていたところが生き残っただけである。

誰もが目にしたことのあるであろうこの画像。

現在の人類、ホモサピエンスがネアデルタール人から進化したと思ってる、元は猿だと思ってる。

あの図は、ただの地球を支配して来た種族の順番に過ぎない。

あれが進化の過程なら動物園の猿は待ってれば徐々に人間っぽくなるし、猿が残ってること自体が話の辻褄が合わない。

つまり何が言いたいかと言うと、現在の企業や日本が自然とデジタルシフトやパラダイムシフトが起きることは物理的にありえないのである。

下の図は、日本企業の職業別就業者数(平成30年)の割合。

日本企業の職業別就業者数(平成30年)の割合

この中でも、今現在ですぐにデジタルシフトしやすい業種は事務従事者19.7%と専門的・技術的職業従事者17.0%の合わせて36.7%となる。

この合計も全てシフトする訳ではなく、世の中には78:22の法則があるので、それで予測すると8%程となる。
実際はこの8%程度しかすぐにデジタルシフト出来ない。

つまり92%は変わらない。
この8%に入るか、またはこのパーセンテージを引き上げるかは一人ひとりの思考と行動次第。

余談ですが、有名な言葉。
“最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。”

じつはこれはダーウィンの言葉ではないし、彼の考えでさえない。科学史家の調査によれば、これは元々1960年代に米国の経営学者レオン・メギンソンがダーウィンの考えを独自に解釈して論文中に記した言葉であり、それを他者が引用を重ねるうち少しずつ変化して、最後にダーウィンの言葉として誤って伝えられるに至ったものである。

Just be hopeful

【No.77】嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

【No.77】嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

好きなものは少ないけど、嫌いなものが多い人は意外と多い。

こんな経験は無いだろうか?
欲しい車が出来たら、街中でよくその車を見かけるようになった。
新しいスニーカーを買ったら、同じものを履いてる人が目に付く。

当然だが、これは急にその車やスニーカーが街中に増えたわけではない。
興味を持ったり、購入したことにより、自分の中のその物に対する情報が増え、認識しやすくなっただけの事である。

例えば、野菜を食べようとスーパーの野菜コーナーに行ったとしよう。
真ん中にキャベツ、左右に知らない野菜が売ってあったとする。
すると多くの人は、迷いなく真ん中のキャベツを手にする。

人は無意識のうちに、知らないものに嫌悪感を覚える傾向がある。

多くの「嫌い」は因数分解すると「知らない」と言う答えが出る。
時に「嫌い」を因数分解すると「嫉妬」が出てくる場合があるが、これは因数分解仕切れてないことが誤りであり、さらに因数分解すると「知らない」にたどり着く。

つまり、多くの嫌いの原因は知らないと言うことであり、知ることにより嫌いを好きに変えることが出来る可能性がある。

生理的に受け付けないと言うケースもあるが、この多くは、全くの未知のものを本能で拒否しているのではなく、数十年の人生で培った自分の中のデータベースで、似たような状況と無意識で照らし合わせ、判断しているに過ぎず、その因となるデータベースの数が多ければ、かなりの信憑性があるが、少なければたいした判断基準にはならず、ただの無意味なトラウマになってるケースが多い。

ちなみに私はデータベース上、髪の毛の太い女性が苦手である(笑)

また、知らないものに嫌悪感を覚えるのケースとして、失敗するかもと言う防衛本能が湧く場合がある。
この場合は、とりあえずやってみようで失敗した経験がデータベースに残ってる場合が多く、
そもそも、とりあえずやってみようで成功する程、特殊な才能を持った人は殆どいない。

新しいことに挑戦する時、取り掛かる前の予習と言う努力をしなければ成功には近づけない。
とりあえずやってみようで始めたSNSで大失敗をしているケースは大抵このパターン。

成功者の話を聞くと「私は運が良かっただけです。」と答えてる人が多い。
この答えは別に良いのだが、問題はこれを聞いた人が本当に運だったと勘違いする事である。
自分が失敗したのは運がなかったと。。。

運では成功出来ない。
成功者は、取り掛かる前の予習も努力ではなく当たり前の事で、通過点で起こるトライアンドエラーの繰り返しも、努力ではなく当たり前の事と認識してるだけの事である。

そもそも、多くの人は失敗を嫌う
しかし、成功者は失敗はアップデート出来るチャンスと認識している
この違いは果てしなく大きい。

なぜこのような違いがあるかと言うと、脳の仕組みと言うか、思考と言うものを理解しているか理解していないかにある。
人間の思考は1日に60000回繰り返されると言われていて、その思考は2つに分かれます。

1つ目は、顕在(けんざい)的思考。
2つ目は、潜在的思考です。

顕在的思考は、論理や理性、判断力など自覚している思考です。
潜在的思考は、感情、感覚、欲求など無意識な思考です。

この2つの比率は、顕在的意識は3%~10% 潜在的意識は90%〜97%と言われています。

つまり、90%は過去の自分のデータベースから無意識に思考しているのです。

そうなるとデータベースの因となるデータ数がものを言います。
ビックデータであれば、ビックデータである程、正解にたどり着きやすくなるのは当然です。

小学生の時に言った「だって友達みんな持ってるもん。」
詳しく聞くと3人しか持っていない。全員じゃ無いじゃんってやつです。

「えっ?友達80億人持ってるよ。」と言われれば、
それ絶対買わなきゃいかんやつじゃんとなるわけです。

嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

これは単純に、好きなものが多い方がハッピーだよね。と言うことではなく。
多くの好きを作ることは、多くの知るを増やすことであり、より確かなビックデータを構築する
唯一の近道であると言う意味です。

Just be hopeful

【No.76】その目標設定、間違えてませんか?

【No.76】その目標設定、間違えてませんか?

まだまだコロナ禍、みなさまいかがお過ごしですか?
デモであったり、芸能人叩きであったりと、色々ストレスマックスのよろしくない状況が続いている印象があります。

コロナ前の日常、多忙な中で非日常を求め、いざ非日常が日常に変わると、以前の日常、今から見れば非日常を求めストレスを感じる。

常に無い物を求める。
無い物が手に入らないと、政府であったり、勢力であったり、芸能人であったりを叩き、ストレス発散。
やはり、これが人間の性なのでしょうか?

こんな状況下の為、仕事柄デジタルシフトの相談をかなりお受けしております。
そこで感じる事が、多くが目標設定を間違えてる事です。

色々話を聞いて行くと、結局は目標が「幸せになりたい。」という事が多い。
そもそも、感情は目標設定にならない
目標設定に出来るのは、状態であり、感情ではない。

状態とは、例で言うと従業員100名であったり、売り上げ1億円などと言った事を言います。
幸せとは、感情であり状態ではない。

何らかの良い事があり、幸せと感じたとしましょう。
この感情が変化を起こした瞬間に、
「はい、わたし目標達成ぃ〜♪」と冷静に判断出来る人は少ないでしょう。
しかも、次の瞬間に足の小指を強打したとします。
「痛ぁあぁああぁっ!最低っ!」とすぐに上書きされる訳で、目標達成を気づかないので、いつまで経っても達成感を感じる事が出来ない永遠の喉カラカラ状態の負のスパイラルに陥るわけです。

また、売り上げを目標としている場合も、クリアしても、はいっ次の目標。
目標をクリアする事が、目標になってる場合もあります。
この場合も永遠の喉カラカラ状態の負のスパイラルです。

常に無い物を求める。
人間の性なのでしょうか?

時には、純粋に楽しんだり、休んだりするくらいが良いのかもしれませんね。

Just be hopeful

【No.75】日本はどこまでIT化が進むのか?

【No.75】日本はどこまでIT化が進むのか?

「ITって何の略だか知ってますか?」
と質問すると、Internet Technology?と答える人も少なくありません。

正解はInformation Technologyです。
情報技術と言う意味になります。

ITとはアメリカ情報工学協会が定めた、ちゃんとした定義があるのですが、簡単に言うと

「様々な場面に存在する、レガシーを
 コンピューターとネットワークで変えていく行為です。」

レガシーとは伝統的なやり方のことです。

定義からも日本がITに弱い理由がわかります。
日本は伝統を重んじる傾向がありますよね。

伝統を軽視するつもりはありませんが、伝統を重んじるんであれば数字を求めないことだと思います。
数字を求めるなら、伝統は重んじるべきではないと思います。

営業は脚で稼ぐ。
わかります、大切なことだと思います。
でも、数字を求めるなら脚ではAmazonに勝てません。

伝統を重んじるのも良いと思います。
数字を重んじるのも良いと思います。
両方は無理っすよね。

日本は100年以上続いてる企業が世界で最も多い国です。
世界で100年以上続いている企業は66000社ほどありますが、そのうちの40%が日本の企業です。
200年以上となると65%が日本の企業。

すごいですね、日本の伝統。

しかし、数字で言うと先日
GAFA+MS

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン+マイクロソフトのことです。
言わずと知れた、アメリカのトップ5である、ザ・IT企業ですね。
世界で言うとトップ2からトップ6の企業です。

この5社の合計時価総額が東証一部超えをしました。

日本の東証一部企業は2170社あります。
この2170社の時価総額を全部足しても、GAFA+MSの、たった5社の時価総額に負けました。

すごいですね、IT。

伝統を重んじるのも良いと思います。
数字を重んじるのも良いと思います。
やっぱ両方は無理っす。

確かに30年前は世界のTOP50社中、33社が日本企業でした。
伝統と数字を両立が、まだギリ出来る時代だったのだと思います。

しかし、時代は常に変化します。

ことわざにある「全ての道はローマに通ず」
目的までの手段や方法は、何通りもある例えですが、ローマ帝国の全盛時代に、世界各地からの道が首都ローマに通じていたことから出来た例えですよね。

ほんと凄かったんでしょうね、その時のローマは。

しかし、時代は常に変化します。

「全ての通貨はGAFA+MSを通ず」の時代になったようです。

コロナ禍で多方面からIT化の声が上がっております。
果たして日本はどこまでIT化が進むのでしょうか?

沈みかけた船を、立て直すことが出来るのか?

個人的には、無理ゲーだと思っているので、サーフボードに飛び乗ってパドルしてます(笑)
でも、一人で助かるつもりじゃありません。

海には無数のサーフボードが浮かんでいます。
声の届く範囲で、叫び続けます。

「そこにサーフボードあるよ!」って。
「勇気出して飛び込んで、サーフボードまで泳げ!」って

人それぞれだと思いますが、私は船より乗ってる人の方が大切だと思ってます。
生まれた故郷より、心の故郷の方が大切だと思ってます。

Just be hopeful

【No.74】元の生活には戻れないが、新しい生活は始められる

【No.74】元の生活には戻れないが、新しい生活は始められる

新型コロナウイルス、ほんと大変なことになってきましたね。
情報収集と分析にはソコソコ自信がありますので、今回のレポートは新型コロナに対しての私感を書いてみようと思います。

あまり非感的な話はしたくありませんが、情報が少ないのか楽観的な方を多く見受けます。
数ヶ月で落ち着くのでは?
そう思っている人があまりに多いことに驚きます。

これは根拠の無い、希望的観測だとわたしは思います。

今回の新型コロナほど広がらなかったSARSやMARSでも落ち着くのに7〜8ヶ月かかっており、実は未だ収束はしていませんし、抗ウイルス剤も開発されておりません。

ちなみにSARSは2002年、MARSは2012年です。
これだけ前でも抗ウイルス剤は未だありません。

今回は世界的な大流行ですので、世界中で薬の開発が進められていますが、すぐ出来るものではありません。ウイルスが変異している情報や、感染者が免疫を持てない情報などが正しければ、今後いったん減少はしても秋頃には第2波、年明けに第3波の可能性は充分にあり得ると考えます。

政府も給付金や協力金など、様々な対策をしていますが、財政にも限界があります。
国内で国債を消化出来ている割合の高い日本ですので、国債消化を外国に依存する国に比べれば、ゆとりはあると思いますが、長くは続かないでしょう。民主主義の国ですので。社会主義じゃありません。

対面的な対策はしばらく続いたとしても、根本的な対策は難しいでしょう。
国が何とかしてくれる。
これは社会主義の思考です。
最近は少し冷たい感じで使われる機会の多い自己責任ですが、事実それが人が望んだ民主主義です。

責務は果たさねど、権利は主張する。
残念ながら最近こう言った人、多い気がします。
リベラル主義の多いメディアの影響なのでしょうか?

不要不急の外出自粛については、日本人はモラルが高いから守られると思われがちですが、これも大きな勘違いだと思います。

日本人は辛抱強いですが、我慢強くはありません。
3.11の時のイメージで、きちんと並んでガソリンを買ってるイメージが強いんでしょうか?
あれは、我慢ではなく辛抱です。

震災が起きて、そこから復興に向かう、つまり少しの間、辛抱すれば大丈夫と言う状態には強いですが、現在のような震災真っ只中の先が見えない状態での我慢には弱いです。
これは先進国G7の中で自殺者率のトップを直走るデータが、先の見えない状態での我慢弱さの根拠です。

日本人を神格化したい感情はわかりますが、根拠の無い希望的観測です。

日本人は我慢強い。
3.11ではなく戦時中のイメージなんですかね?
あれは帝国主義の時代です。

わたしは常々、Just be hopeful「希望を持って」と言っています。
希望は未来に向かうために、とても大切な感情です。

しかし、ここで言っている希望とは根拠のない希望的観測ではありません。
根拠の無い希望観測はただの願望です。

少し話が逸れてしまいましたので、元に戻します。

1年半から2年ほどで、抗ウイルス剤またはワクチンが開発出来たとします。
こうなれば一気に収束に向かいますが、人類が過去にウイルスに打ち勝った実績は天然痘だけです。
紀元前1350年ごろから始まり、根絶できたのが1955年です。
つまり初めて根絶出来たウイルスには3100年以上かかったわけです。

事実から見ると絶望的に感じますが、医学の発展した現在では願望で言うと1年半から2年で出来る可能性はある思います。しかし、もしこれがかなった時に気をつけねばならない事態があります。

それが犯人探しです。
実は既に始まっていますが、抗ウイルス剤またはワクチンが出来れば、驚くほど一気に進むと思います。

この犯人探しの話には乗らない方がいいですよ
歴史を学べば似たパターンが学べます。それが何を引き起こすか。そしてそれが誤ちであると。

誰が得をするか、ちゃんと考えればニュースの真実は見えてきます。
感情ではなく、頭脳での判断が大切です。

もう元の生活には戻れないかも知れません。
でも、いいんでは無いでしょうか?新しい生活を作れば。

人は過ぎたものを美化する癖があります。
不満ばっかり言っていた生活なのに、失うとあの時代は良かったと。

不満の無い、新しい時代を作りましょうよ。
根拠の無い希望観測ではなく。
生きてく為には、新しく何かを始める変化は必要です。

Just be hopeful

【No.73】AI時代に職を失わない為に、身に付けておきたい考え方。

【No.73】AI時代に職を失わない為に、身に付けておきたい考え方。

まだ完全ではないですが、既にAI時代は始まっています。
最近ではよく「AIの発達で消える仕事50」といったような情報を目にします。

このような情報を見ると悲観的になる人も少なくありません。
あぁ、AIに仕事が奪われるのかぁ、おれの将来どうなるんだろう。。。と

まずここが最初の間違いです。
時代によって人間がAIに仕事を奪われるのではなく、
時代によって人間に求められるスキルが変わると言うことです。

簡単に言うと、なんでAIが出来ることを人間がやってんの?と言うことであり、
例えると、優秀なAI君と言う部下が、あなたの元につき、あなたは課長に昇進しました。AI君が言います。「課長、なんでおれと同じ仕事してるんすか?これ全部おれ出来るんで、課長は課長の仕事してくださいよ。」こんな感じです。

難しいことは考えずに、自分の今出来ることをただ繰り返して生涯を送りたいと思う人には、AIの発達は確かに悲観的になるかも知れません。

このタイプの人は「AIの発達で消える仕事50」のリストをガン見します。
そして、そのリスト内に入った自分の職業を目にした時に悲観的になり、次に大抵同じ情報内にある「AI時代になくならない仕事50」のリストをガン見します。

これが最も大きな間違いです。

そもそもAIの発達で消える仕事が50で済むと思われますか?
AI時代になくならない仕事が50だと思いますか?

この完全ではない中途半端で、あたかも正解のような具体的なリストによって物事を判断する考え方が大きな間違えで、わたしは具体的症候群と呼んでいます。

わたしは職業柄、IT関連の講習をよくさせて頂いております。
その場でよく出て来る話が、具体的な例を教えてください。と言うことです。
具体的という安易なものに慣れすぎているのか、物事を抽象的に理解することが出来なくなっている人があまりに多いのに驚きます。

人間が生物のピラミッドの頂点に立てたのは、この抽象的な思考があるからとまで言われているのですが、この抽象的と言う言葉の意味の理解すら間違ってしまっている人が多いです。

抽象的=曖昧(あいまい)
これは間違いです。
こう思っている人があまりに多すぎます。

抽象画の代表とも言えるピカソのイメージがあまりに強くこのように抽象の意味を間違えてしまうのでしょうか?

抽象的とは、物事の特徴や特性を理解し、それらをカテゴリー分け出来る能力などのことを言います。

似顔絵にイメージが近いかも知れません。

上の左側はピカソの著名な作品の「泣く女」です。
右側はこの画のモデル、ピカソの愛人であり写真家の「ドラ・マール」です。

確かに、モデルを知っていても、物事の特徴を理解し、それらをカテゴリー分け出来てるとは思えません。。。天才すぎて粋を超えています。

ドラ・マールが自分のオカンでも「あ、この画のモデルはわたしのオカンだ。」と思えないレベルです。

これで、抽象的をイメージすると、確かに曖昧であったり、よくわからないと言う風に思ってしまうのもわかります。

抽象的と言うのは、どちらかと言うと、こちらのイラスト。

horimixさんと言うイラストレーターが描かれた似顔絵です。
モデルは言わないでもわかりますよね。

これが抽象的です。物事の特徴を理解し、カテゴリー分け出来ています。

具体的な指示を求める人に、具体的な指示を10与えると、出来ても8。
抽象的な思考が出来る人に、1つの抽象的な話をすれば、無限の具体的な事を成します。

決められた時間に学校に行き、決められた具体的な授業をこなし
決められた時間に会社に行き、決められた具体的な仕事をこなす。

軍隊を作るプログラムなので、戦時中には適していたかと思います。
このようなプログラムからどうしても、人間は具体的な指示を求め、それに依存して来てしまっています。人間の特許とも言えた抽象的な考え方が出来なくなってきてしまっているのです。

抽象的とは決して難しいことではなく、私たちは幼少時代から普通に使っていました。

母親に言います。
「遊びに行ってきます。」
これは抽象的な言葉です。

こう言うと大抵母親に聞かれます。
「誰と?何処に?」

こうやって抽象的は、あたかもイケナイ事のように消されて行きました。
大人の言うことをよく聞いた、良い子ほど抽象的な考えは出来なくなってきていると思います。

ここまで、抽象的な考えがいかに大切かと言うお話をさせて頂きました。
なぜなら、具体的なことは既にAIの方が人間より正確に出来るからです。

しかし、近年実はこの抽象的すらAIが少しずづ出来るようになってきました。
パソコン内の写真をソフトが勝手に写っている人毎にカテゴリー分けしていませんか?
出先からスマホを見ると、自宅へ帰るルートを出すか質問してきませんか?

これはAIが徐々に抽象的なことを理解してきたことを意味します。

具体的なことは既にAIが出来る。
抽象的もいずれAIが出来る。

なんだよぁ〜散々抽象的の説明して来て、それもAIで代替え出来るのかよと思われるかも知れませんが、抽象的を間違って理解してしまっている人が多すぎるので、抽象的の話を長めにさせて頂きました。

抽象的を正しく理解していないと次のステップに進めないからです。

では、具体的でもなく、抽象的でもなく、どのような考え方を身につければ良いのか。
それが概念的です。

概念的とは、物事の本質を見抜く能力のことを言います。

つまり、
・論理的な思考能力
・比較能力
・多面的な視野
・受容性
・好奇心
などのことを言います。

これはまだまだAIには無理で、これからの時代この概念化能力が最も大切です。
概念と言うと難しく感じる人もいると思います。概念を英語で言うとコンセプトです。

あなたのコンセプトはなんですか?

Just be hopeful