【NO.85】Clubhouseについて。

【NO.85】Clubhouseについて。

先月、質問が多かったのが
「Clubhouseってどうですか?」です。

答えは、流行らないと言うか、定番にはならないと思います。
一般的なSNSのような使い方より、社内のオンラインミーティングでの使用のような感じはありかな。

2月の頭頃に、毎日のようにClubhouseの話題を目にしました。
すごい異常なくらい話題にはなりましたよね。

ちょっと、日本人のやらしさを垣間見た気がしました。

なぜ、やらしいかって?

流れに乗った感じです。

招待制2人というのにステータスを感じてる感じ。
今度のSNSには乗り遅れたくないと感じてる感じ。

この2つを感じるだけで
あ、これダメだねって思います。

ご存知ないか、忘れちゃってるのかもですが、
mixiで足跡に疲れてやめちゃって。
Amebaでペタに疲れてやめちゃって。
Twitterでリプくれた人へリプするのが疲れてやめちゃって。
facebookでリアルの繋がりが1番疲れてやめちゃって。
Instagramでインスタ映えする写真撮るのに疲れてストーリーズに流れる。←いまココ

無理ですって、日本人にオンライン状況がわかって、リアル繋がりもあるSNSは。
アメリカでもシリコンバレーの技術者くらいにしか広まらなかったんじゃないでしょうか?

しかもアーカイブ無しなのでリアルタイムの時間が奪われる。
アーカイブ無しがデジタルタトゥーが残らないと、評価する人もいますが、
始めればアーカイブの無い怖さを知ると思います。
証拠が残らないので、言った、言わないの水掛け論になります。

招待制にステータスを感じた感じ。
これインターネットサービスの常套手段です。
サービスが軌道に乗る前に、ユーザーが一気に増えるとサーバーがパンクする危険があるので、絞ってるだけでステータスになるものじゃありません。

今度のSNSには乗り遅れたく無いと感じた感じ。
その考え自体が乗り遅れています。
SNSは、ほぼ同じ強い人が勝ちます。
早い遅いは関係ないです。

すごく話題になったのが、2月頭位なので多分3月末の今頃は、知り合いが配信してるから顔出さないといけない空気に、そろそろ疲れて来てる頃かと

リアルタイムで長時間ですので、今回の疲れはすごく早いと思います。

しかし、そんなClubhouseですが社内のオンラインミーティングのような環境での利用は強いと思います。
なぜなら大人数でも遅延の少ない技術がすごいからです。
これが売りと言うか、これしか売りにならない気がします。

私の個人的な予測ですが、facebookやtwitterのようにユーザーをどんどん増やしてサービス拡大して、SNSでの地位を確立していくつもりではなく、ある程度認知度をあげて技術力を認めさせてからのM&A狙い。シリコンバレーによくある方法じゃないかと思ってます。

この遅延の大変少ない技術を欲しがるのは

ZoomのZoom Video Communications
Microsoft TeamsのMicrosoft
SkypeのMicrosoft
Google MeetのGoogle
GoogleハングアウトのGoogle
SlackのSlack Technologies

あたりじゃないでしょうか。
このあたりの企業が、この技術欲しさに買収する気がします。

Zoomは今回の新型コロナで圧倒的なシェアを取りましたが、その他のサービスがイマイチぱっとしないので、OneDriveを仕掛けるMicrosoft、Google Workspace(旧称:G Suite)を仕掛けるGoogle、Salesforceに買収されたSlackの3社の方が現サービスの強化で可能性が高い気がします。

Clubhouseの共同創業者であるローハン・セスは元Googleの社員ですので、Googleとのパイプがやっぱり
1番強いんですかね?

Just be hopeful

【NO.84】このレポートについて。

【NO.84】このレポートについて。

このレポートは今回で84回目となります。
月イチなので、7年継続させて頂いていることになります。

第一の目的は、月イチでビジネスパートナー様に送らせて頂く、ご請求書に同封させて頂くことです。

当社にとってはプラスの請求書でも、ビジネスパートナー様にとっては、マイナスになります。
請求書は届いて喜ぶ人は、あまり居ないと思います。

そんな請求書に、ほんの少しでも楽しみをプラスしたいと言うのが一番の目的です。
こんなレポートでも、毎月ファイリングしてくださっていたり、全社員に配布してくださったりしているビジネスパートナー様からの声もあり、うれしい限りです。

第二の目的は、インプットする為。
世の中には、アウトプットした者しか、インプット出来ないと言う法則があります。

アウトプット(発信)させて頂くので、適当なことは書けません。
なので色々と調べて情報収集します。
そこで、得た情報や経験は自分の財産になります。
これがインプットです。

第三の目的は、当社のwebのブログで再利用すること。
webはページ数が増えるとSEOの効果があります。
もちろん内容の薄いページでは意味はありませんが、webは規模が大きければ大きいほど有利になります。

このレポートだけで今回で84ページ分になります。
ライターに原稿を書いてもらうと、一原稿あたり3万ほどかかりますので、252万分のwebのボリュームアップが出来たことになります。

何が言いたいかと言うと、これがデジタル的な思考です。
一つやったことを、一つで終わらせないと言うことです。

常に、やることに汎用性が持てるように工夫し、最大限の効果を出す事です。

一つの努力を、一つで終わらせる事が悪いとは言いませんが、一点物の価値が付かないものであればコスパが悪すぎます。

もちろん全ての行程に汎用性を持たせるのは無理ですので、できる限りで良いと思います。
大切なのは「この方法どうなん?」と常に疑問を持つ事。

結構見かける良くない例で言うと、文章をエクセルで書いてる使い方です。
エクセルは表計算のアプリです。
文章はワードで書いた方が良いです。

ワードは使いづらいと言うのが理由だと思うのですが、それは使い方を知らないだけで、なぜ二つのアプリが存在しているのかの存在意義を考えないともったいないです。

覚えることへの時間のコストはかかりますが、それがその後の生産性のアップ、つまりコスト削減に繋がります。

パソコンはデジタルの世界ですので、データの汎用性がなければ効果を最大限に活かせません。
例えば、文章を汎用するためにコピペする場合も、エクセルで書いていては、行ごとにしか他のものにコピペ出来ないのです。

データの汎用をしなければ、手書きと何も変わらないのです。

50万の仕事を1回する為に、100万の機材を入れないですよね?
50万の仕事が、何回も続くなら 機材を入れる意味がありますよ。

遊びであれば、汎用性を顧みずに時間をかけるのはロマンがあって好きですが、
仕事の場合は、時間の投資の最適化を常に意識しています。

その仕事、なんでそうやってるんですか?
と言うシーンに出会うことがあります。

ほとんどの答えが「そう、教わったから。」

教わったことに忠実なことは美しいと思いますが、新たに考え直すことも同じくらい美しいと思います。

デジタルが飛躍的に進化した今、様々な物をリセットして再構築
ありだと思います。

Just be hopeful

【No.83】なぜ、人はAIに敵わなくなるのか。

なぜ、人はAIに敵わなくなるのか。

AIとは人工知能(artificial intelligence)のことです。
そろそろAIをSFの話と思ってる人は少ないと思います。

詳しく理解していなくても、ディープラーニングやアルゴリズムなんて言葉は聞いたことがあるかと思います。AIと聞くとどうしても「仕事を奪われる」とか「コンピューターに管理される」とかマイナスなイメージを持ちがちです。

知らないことに不安を感じるのは解ります。

人は未知のものに遭遇すると脳内でノルアドレナリンが分泌されると言われています。
闘うか?逃げるか?を判断させる、不安を引き起こす分泌物です。

ノルアドレナリンは適量は必要なもので、これが分泌されなければ集中力や判断力が鈍ります。
過剰に分泌されるとストレスの原因にると言われています。

このように、知らないことに不安を感じることは、科学的に証明されていると言われています。
しかし、この「証明」と言うのが結構厄介者なのです。

なぜ、人はAIに敵わなくなるのか。
それは多くの人が科学と言うものを誤って理解しているからです。

科学で証明されていると聞くと、100%真実だと思い込んでしまいがち
原因と結果に因果関係があると多くの人は考えます。

例えるなら
原因=薬を飲む。
結果=良くなる。

薬を飲んで良くなったと因果関係があると思ってしまいます。
なので、科学的に証明されていると。

実は、科学は因果関係を証明するものでは無く
相関の強さの傾向を見るだけなのです。

薬の例で言うと、飲まなくても良くなる場合もあるので、飲んだ場合と、飲んでいない場合の治癒率を統計的に見て、相関の強さが「このような傾向がある」と言うに過ぎません。

つまり科学とは絶対的なものと人は思いがちです。
だから間違えるのです。

それに比べて、科学者は科学は絶対なものと考えません。
あくまで、傾向があると考えます。
もちろん科学で作られたAIも同じです。

スピリチャルを懸念する人は結構いるイメージですが、因果関係という考え方こそスピリチャル的な思考です。
科学とは、あくまで相関の強さです。

因果関係で物事やデータを読み取ってしまうと「決め付け」になりがちな場合が多く。
それが、たまたま当たってる場合は良いですが、多くは真実から遠ざかります。

こんなニュースなどを見た事がありませんか?
「近年の犯罪者はゲーマーが多く、犯罪の原因はゲームにある。」

このような見出しを見て、一瞬で矛盾に気付く人は良いですが、多くの人は気付きません。
それは昔と比べて近年はゲームをやる人の割合が社会的に増えている事です。
スマホで1番利用されているアプリは圧倒的にゲームアプリなのです。

このような時代背景を見逃して「最近の若者は現実とゲームが区別出来ていない。」と言った発言まで出る始末です。まさに因果関係と相関関係の区別が出来ていない良い例だと思います。

このように、ついつい因果関係で思考してしまう人間が、科学的思考のAIに敵うわけがないのです。

AIに仕事が奪われるのでは無く、AIが人間に変わって働いてくれるのです。
AIに管理させるのでは無く、人のように間違いの多くないAIが管理してくれるのです。

悲観的に考える必要もなく、ハッピーと思うくらいで大丈夫だと思います。

AIは、まだまだ発展途上です。
人間で言うと小学生くらいですかね?

大人になったAIの信頼感は半端ないと思います。
量子コンピューターの大人のAIなんて無敵なんじゃ無いですかね?

多分、経済なんて物も必要ないレベルだと思います。
将来、今回のコロナみたいな事があったとしても、最善の対策をしてくれる事でしょう。
発生すらしないかもです。

今は人の判断なので、色々大変だと思いますが、少しずつ良い方向には進んでいると思います。

しかし、大人のAIが出てくるまで、まだ時間がかかります。
それまでは、因果関係で物事を考えるより、相関の強さで考えた方が、物事がスムーズに進むし、ストレスも少なくて良いと思いますよ。

Just be hopeful

【No.82】筋トレのススメ。

【No.82】筋トレのススメ。

おいおい、筋トレとか興味ないし。
と思いの方、大抵の方に関係するお話なので、少々お待ちください。

今やシリコンバレーやビバリーヒルズ、ニューヨーク、ロンドンなどの欧米を中心に、世界的なムーブメントとして広がりつつある最先端のライフスタイルである、バイオハックのお話です

OECDの2016年の健康調査によると「自分は健康だ」「自分は非常に健康だ」と答えた日本人は3人に1人。
つまり日本人の6割超が何らかの体調不良を感じており、これはOECD加盟国である35カ国中34位と言う結果でした。

筋トレのススメ。
これ別にマッチョになりましょうと言うお話ではありません。
なろうとしても大抵なれないです。
たまに「私、筋トレするとすぐ筋肉付いちゃうの。」と言う方がいますが、それ筋肉じゃなくて、
ただのパンプ(一時的な血流による腫れ)です。大きな勘違いです。

なぜ、筋トレが最高のソリューションと呼ばれるのか?
ソリューションとは問題解決のことです。
つまり、筋トレをすると様々な問題が解決されると言うことです。

そんなことあるかいっ!
そう思いの方、もう少々お待ちください。

なぜ筋トレがススメられるか?
簡単にうと、効果がすぐに出ないからです。

1ヶ月毎日やっても、2ヶ月毎日やっても、ほぼほぼ効果が見られません。
一生懸命やっても、ほぼほぼ効果が出ないのです。

大抵みんなココで辞めます。
でも、やり続けるのです。

効果が出ないものを継続する時、人はどのような思考になるか?
様々なことを考えるようになります。

効果の出ない筋トレの効果を出す為に、まずは食事を考え直します
今まで気にもしなかった栄養素、吸収率などの新たな知恵が付きます。
今までいかに不摂生で偏った食事をしていた事に気付きます。

姿勢が気になります
今まで気にしなかった姿勢を気にするようになります。
生活習慣による悪い姿勢が、様々な体の不調などを起こしていたことに気づきます。

睡眠を気にします
いかに睡眠の質を上げるか、様々な学びを始めます。

これらの事を行うと、圧倒的に改善されるのがパフォーマンスです。
仕事も遊びもパフォーマンスが向上します。
当然、パフォーマンスが上がれば結果も上がります。

多くの人はコスパの悪いものが嫌いだと思います。
しかし、筋トレをして食事を改善し、姿勢を改善し、睡眠を改善すると気付きます。

自分が1番コスパが悪かった事に

悪いのは国じゃないんです。
地域じゃないんです。
業界じゃないんです。
会社じゃないんです。
同僚じゃないんです。
友達じゃないんです。
家族じゃないんです。
年齢じゃないんです。

自分が悪かったのです。
これが筋トレが最高のソリューションと呼ばれる理由です。

結局、なぜ色々な問題が起きるか?
答えは簡単で、知恵が無いからです。

新しい行動を起こせば、新しい知恵が付きます。
筋トレ、オススメです。

私も、ここ2年程本気で取り組んでみました。
まだまだ完成形ではありませんが、アラフィフでもで今までで1番良い身体になってきました。
まだ進化します(笑)
職業病だと思っていた、肩こり、腰痛、頭痛、胃痛、もなくなりました。

私が最初に行ったのは、大きな鏡を用意する事。
毎日自分の無様な姿を毎日見続けました。

大きな鏡を置くスペースがなかったので、友達に窓を大きな鏡に変えられるフィルムを開発してもらいました。これ良いですよ。

毎日、無様な姿のおっさんが部屋の中をうろうろしていましたが、
最近では、軽く腹筋の割れた、中々イケたおっさんの身体が鏡の前をしばしば通ります(笑)

本年も残りわずかとなりました。
みなさまには大変お世話になりました。
いつもありがとうございます。

色々大変な年でしたね。
自分で解決出来ない問題もありますが、多くの問題は知恵さえつければ、自分で解決出来ます。
来年こそ、もっとパフォーマンスを上げたいと思われる方、筋トレまじオススメです。

来年もよろしくお願い致します。
それでは、良い年を♪

Just be hopeful

【No.81】未来を読む。

【No.81】未来を読む。

憶測とか、予言とかの類じゃないです。
例えば、

1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 。
2.2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現 。
3.2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現。
4.2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現。
5.2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出。
6.2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現。
7.2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現。

なんだ、SF映画の話かよ(笑)
と思う方もいるかと思います。
これ、ムーンショットと言う目標です。

日本の内閣府が掲げている目標で、内閣府のwebに普通に載っていて誰でも見れる情報です。

ムーンショットと言う名称の由来は、アメリカの大統領JFKが「月に人間を送る」と言う不可能と思われるような宣言をして、それを実現したことから付いたそうです。

必ずその年までに全て達成するとは思いませんが、この目標に向かって技術改革を行っていることには間違い無く、年が遅れたとしてもいずれ目標は達成するでしょう。

こんな事、現実になる訳ないよと思われる人もいるかと思います。
私のような、その辺のおっさんが開発出来るものではありません。

素粒子とか発見出来ますか?
見えもしないブラックホールがあると仮説が立てられますか?
電気とか作れますか?
ゼロからパソコンとか作れますか?

私は出来ません。
だけど、世には化物級の天才が溢れていて、全て同じ人間が成し遂げてきました。
未来を読むと言うことは、別に魔術や超能力がなければ出来ないといことでは無く、普通に発表されている情報を見るだけで読んでいけるのです

アンテナを張れば情報は受信できます。
しかし、フィルターが甘いとガセをつかむので注意。
エビデンスが重要です。

以前、お話ししたSDGsにしてもしかり、世界はそこに進んでいます。
全て目標年までに達成されないとしても、進んでいます。

物理的にも技術的にも無理な夢物語のような話であれば進みようがありませんが、物理的にも技術的にも可能であれば、進みさえすれば目標は達成できます。

目標を見れば未来は読めます

あなたの目標はなんですか?

Just be hopeful

【No.80】コンセプトの考え方

【No.80】コンセプトの考え方

コンセプトとは、あるとなんかかっこいいという物ではなく、大切な道標になります。
無いと大抵道に迷います。

特にビジネスでは、コンセプトを考える事が多いのですが、残念なことに大抵似た業種やサービス、ブランドのコンセプトを真似することが多い。

良くてちょっとアレンジ、最悪マルパクリの場合も。。。
これで考えた、決めたつもりで進むので、物事が中々うまく進まなくなっちゃう訳です。

多くの人が勘違いしてしまっているのが、コンセプトとはやる事を決めるものだと思ってるいる事。
実はコンセプトとは、やらない事を決めるのが大切なのです。

コンセプトは、大きな道筋のようなものなので、具体的なワードではなく、抽象的なワードになることが多いです。やる事だけの抽象的な決まりを作っておくと、具体的な判断が必要な際に誤りやすくなります。
その為、やらない事を抽象的に決めておくのです。

抽象的とは、カテゴリー分けなので、やる事のカテゴリーと、やらない事のカテゴリーが決まっていれば、具体的な判断が必要な時に、どちらのカテゴリーに属するか判断できる訳です。

つまり、何かを「する」と決める事は、何かを「しない」と決める事。
何かを「得る」という事は、何かを「捨てる」という事なのです。

「捨てる」というワードを使うとマイナス的にイメージを持つ方もいるかと思いますが、そうではなくプラス的な捨て方です。

例えると「技術を得る」という事は「時間を捨てる」事になります。
しかし、この時間は得れる技術から見ると、無意味に捨てているのではなく、意味のある捨て方です。
言い換えれば「有意義に使う」といったところでしょうか。

しかし、時間は色々な使い道があります。
友人や家族との時間、趣味の時間、くつろぎの時間、使い道は様々です。
「技術を得る」ということから相対的に見ると「時間を捨てる」は有意義なものになりますが
他の時間の使い方から見ると「ただ捨てる」になる訳です。

なので、何かを「得る」という事は、何かを「捨てる」という事なのです。
逆に言えば、何かを「捨てれば」何かを「得る」訳です。

今の時代、色々迷われ、疲れてる方も多いかと思います。
ビジネスのコンセプト、自らのコンセプトを考え、少しでも迷いや疲れが軽減につながればうれしいです。

Just be hopeful

【No.79】78:22の法則

【No.79】78:22の法則

先月のレポートで、文面の中に「78:22の法則」とあったのですが
これ何?と言うお声も多かったので、今回はそのお話です。

「78:22の法則」とは、世の中は78:22の割合で成り立っていると言う考え方で、商売の得意なユダヤ人発祥と言われていて、ユダヤの法則とも呼ばれているビジネス界では有名な法則です。

以下のような例があります。

・地球の海と陸の割合、海が78%で陸が22%
・空気の78%は窒素、22%が酸素
・人体は78%が水分、それ以外が22%
・呼吸は78%は肺呼吸、皮膚呼吸が22%
・健康的な人の腸の善玉菌は78%、悪玉菌は22%

厳密には微妙に違う割合もあります。
例えば、空気は窒素が78.08%、酸素が20.95%、アルゴンが0.93%、二酸化炭素が0.03%です。
まぁ、細かく言うと揚げ足みたいになってしまうので、大体78:22の割合くらいです。

この法則が日本で有名になったのが、1972年に出版された「ユダヤの商法」と言うベストセラー本で、
著者は日本マクドナルドの創業者の藤田田さんです。

昭和世代には馴染みの深いサンキューセット。
390円のサンキューセットを会計で、500円玉まで支払ってお釣りが110円。
この割合が78:22の割合であることは有名なお話。

また、「ユダヤの商法」を読んだ一人の少年が留学前に、藤田田さんに直に逢いに行って
「これからアメリカで何を学ぶべきか?」と言う質問を投げかけ
「コンピューターを学べ。」と教えてもらった少年。
この少年が後の孫正義であると言うお話は、ロマンがあって好きです。

企業を食べさせるのは、社員の2割。
企業に食べさせてもらってるのが、社員の8割。
なんて言葉もありますが、これも78:22の法則が元となってるんですかね?

この割合、肌感覚的には結構色々な場面であたってる気がします。
78%に入るのがいいとか、22%に入るのがいいとか言うお話ではなく、世の中バランスが大事なんではと思う今日この頃です。

Just be hopeful

【No.78】断言する。「デジタルシフトもパラダイムシフトも起きない。」

【No.78】断言する。「デジタルシフトもパラダイムシフトも起きない。」

最近、良く耳にするワード「デジタルシフト」と「パラダイムシフト」。

職業柄、これらの相談は非常によく受けます。
「デジタルシフトは起きますか?」
「パラダイムシフト起きますよね?」

断言出来ます。
この日本において、デジタルシフトもパラダイムシフトも起きない。

何故なら、これらは起きるものではなく、起こすものだから。

「起きますか?」と聞いてくる人は、完全に他力本願で、待ってれば勝手に会社が、勝手に日本が変わると思っています。待ってもなるわけないです。

一般人が流行のワードを耳にするようになる頃には、先行者は既にそこで利益を出しているし、もうとっくに次の時代に目を向けているもので、時代の最先端のワードではなく、先行者達が投資金を回収してる時期です。

もちろんその先行者達はGAFA+Mであり、日本の上場企業が束になってかかっても勝てない相手。

10年、20年経てば、デジタルシフトともパラダイムシフトとも今の時代から見れば言えるでしょう。

しかしそれは進化したのではなく、デジタルシフト、パラダイムシフトしていたところが生き残っただけである。

誰もが目にしたことのあるであろうこの画像。

現在の人類、ホモサピエンスがネアデルタール人から進化したと思ってる、元は猿だと思ってる。

あの図は、ただの地球を支配して来た種族の順番に過ぎない。

あれが進化の過程なら動物園の猿は待ってれば徐々に人間っぽくなるし、猿が残ってること自体が話の辻褄が合わない。

つまり何が言いたいかと言うと、現在の企業や日本が自然とデジタルシフトやパラダイムシフトが起きることは物理的にありえないのである。

下の図は、日本企業の職業別就業者数(平成30年)の割合。

日本企業の職業別就業者数(平成30年)の割合

この中でも、今現在ですぐにデジタルシフトしやすい業種は事務従事者19.7%と専門的・技術的職業従事者17.0%の合わせて36.7%となる。

この合計も全てシフトする訳ではなく、世の中には78:22の法則があるので、それで予測すると8%程となる。
実際はこの8%程度しかすぐにデジタルシフト出来ない。

つまり92%は変わらない。
この8%に入るか、またはこのパーセンテージを引き上げるかは一人ひとりの思考と行動次第。

余談ですが、有名な言葉。
“最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。”

じつはこれはダーウィンの言葉ではないし、彼の考えでさえない。科学史家の調査によれば、これは元々1960年代に米国の経営学者レオン・メギンソンがダーウィンの考えを独自に解釈して論文中に記した言葉であり、それを他者が引用を重ねるうち少しずつ変化して、最後にダーウィンの言葉として誤って伝えられるに至ったものである。

Just be hopeful

【No.77】嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

【No.77】嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

好きなものは少ないけど、嫌いなものが多い人は意外と多い。

こんな経験は無いだろうか?
欲しい車が出来たら、街中でよくその車を見かけるようになった。
新しいスニーカーを買ったら、同じものを履いてる人が目に付く。

当然だが、これは急にその車やスニーカーが街中に増えたわけではない。
興味を持ったり、購入したことにより、自分の中のその物に対する情報が増え、認識しやすくなっただけの事である。

例えば、野菜を食べようとスーパーの野菜コーナーに行ったとしよう。
真ん中にキャベツ、左右に知らない野菜が売ってあったとする。
すると多くの人は、迷いなく真ん中のキャベツを手にする。

人は無意識のうちに、知らないものに嫌悪感を覚える傾向がある。

多くの「嫌い」は因数分解すると「知らない」と言う答えが出る。
時に「嫌い」を因数分解すると「嫉妬」が出てくる場合があるが、これは因数分解仕切れてないことが誤りであり、さらに因数分解すると「知らない」にたどり着く。

つまり、多くの嫌いの原因は知らないと言うことであり、知ることにより嫌いを好きに変えることが出来る可能性がある。

生理的に受け付けないと言うケースもあるが、この多くは、全くの未知のものを本能で拒否しているのではなく、数十年の人生で培った自分の中のデータベースで、似たような状況と無意識で照らし合わせ、判断しているに過ぎず、その因となるデータベースの数が多ければ、かなりの信憑性があるが、少なければたいした判断基準にはならず、ただの無意味なトラウマになってるケースが多い。

ちなみに私はデータベース上、髪の毛の太い女性が苦手である(笑)

また、知らないものに嫌悪感を覚えるのケースとして、失敗するかもと言う防衛本能が湧く場合がある。
この場合は、とりあえずやってみようで失敗した経験がデータベースに残ってる場合が多く、
そもそも、とりあえずやってみようで成功する程、特殊な才能を持った人は殆どいない。

新しいことに挑戦する時、取り掛かる前の予習と言う努力をしなければ成功には近づけない。
とりあえずやってみようで始めたSNSで大失敗をしているケースは大抵このパターン。

成功者の話を聞くと「私は運が良かっただけです。」と答えてる人が多い。
この答えは別に良いのだが、問題はこれを聞いた人が本当に運だったと勘違いする事である。
自分が失敗したのは運がなかったと。。。

運では成功出来ない。
成功者は、取り掛かる前の予習も努力ではなく当たり前の事で、通過点で起こるトライアンドエラーの繰り返しも、努力ではなく当たり前の事と認識してるだけの事である。

そもそも、多くの人は失敗を嫌う
しかし、成功者は失敗はアップデート出来るチャンスと認識している
この違いは果てしなく大きい。

なぜこのような違いがあるかと言うと、脳の仕組みと言うか、思考と言うものを理解しているか理解していないかにある。
人間の思考は1日に60000回繰り返されると言われていて、その思考は2つに分かれます。

1つ目は、顕在(けんざい)的思考。
2つ目は、潜在的思考です。

顕在的思考は、論理や理性、判断力など自覚している思考です。
潜在的思考は、感情、感覚、欲求など無意識な思考です。

この2つの比率は、顕在的意識は3%~10% 潜在的意識は90%〜97%と言われています。

つまり、90%は過去の自分のデータベースから無意識に思考しているのです。

そうなるとデータベースの因となるデータ数がものを言います。
ビックデータであれば、ビックデータである程、正解にたどり着きやすくなるのは当然です。

小学生の時に言った「だって友達みんな持ってるもん。」
詳しく聞くと3人しか持っていない。全員じゃ無いじゃんってやつです。

「えっ?友達80億人持ってるよ。」と言われれば、
それ絶対買わなきゃいかんやつじゃんとなるわけです。

嫌いなものより、好きなものが多い方が良いに決まってる。

これは単純に、好きなものが多い方がハッピーだよね。と言うことではなく。
多くの好きを作ることは、多くの知るを増やすことであり、より確かなビックデータを構築する
唯一の近道であると言う意味です。

Just be hopeful

【No.76】その目標設定、間違えてませんか?

【No.76】その目標設定、間違えてませんか?

まだまだコロナ禍、みなさまいかがお過ごしですか?
デモであったり、芸能人叩きであったりと、色々ストレスマックスのよろしくない状況が続いている印象があります。

コロナ前の日常、多忙な中で非日常を求め、いざ非日常が日常に変わると、以前の日常、今から見れば非日常を求めストレスを感じる。

常に無い物を求める。
無い物が手に入らないと、政府であったり、勢力であったり、芸能人であったりを叩き、ストレス発散。
やはり、これが人間の性なのでしょうか?

こんな状況下の為、仕事柄デジタルシフトの相談をかなりお受けしております。
そこで感じる事が、多くが目標設定を間違えてる事です。

色々話を聞いて行くと、結局は目標が「幸せになりたい。」という事が多い。
そもそも、感情は目標設定にならない
目標設定に出来るのは、状態であり、感情ではない。

状態とは、例で言うと従業員100名であったり、売り上げ1億円などと言った事を言います。
幸せとは、感情であり状態ではない。

何らかの良い事があり、幸せと感じたとしましょう。
この感情が変化を起こした瞬間に、
「はい、わたし目標達成ぃ〜♪」と冷静に判断出来る人は少ないでしょう。
しかも、次の瞬間に足の小指を強打したとします。
「痛ぁあぁああぁっ!最低っ!」とすぐに上書きされる訳で、目標達成を気づかないので、いつまで経っても達成感を感じる事が出来ない永遠の喉カラカラ状態の負のスパイラルに陥るわけです。

また、売り上げを目標としている場合も、クリアしても、はいっ次の目標。
目標をクリアする事が、目標になってる場合もあります。
この場合も永遠の喉カラカラ状態の負のスパイラルです。

常に無い物を求める。
人間の性なのでしょうか?

時には、純粋に楽しんだり、休んだりするくらいが良いのかもしれませんね。

Just be hopeful