【第4話】同業他社を気にしない

外から観ればチャンスがいっぱい♪

同業他社に対する過剰な注目は、ビジネスの目的と戦略から外れてしまう可能性があります。成功するためには、以下のポイントに焦点を当てることが重要です。

1. 顧客中心のアプローチ

  • 顧客のニーズと期待を理解し、それに基づいてサービスや製品を提供します。顧客の満足度を高めることが、ビジネスの成長と成功に直接貢献します。

2. 競争力の確保と強化

  • 自社の強みと競争力を明確にし、それを基盤に戦略を構築します。これには、独自の価値提案や優れたサービスの提供が含まれます。

3. 独自性とイノベーション

  • 独自のアイデアやイノベーションを追求し、市場での差別化を図ります。これは、競合他社による模倣を困難にし、顧客のロイヤルティを築く助けとなります。

4. 透明性と信頼の構築

  • 価格設定やサービス内容を明確にすることで、顧客に対する透明性と信頼を築きます。これは、長期的な関係を築く基盤となります。

5. 継続的な学習と改善

  • 市場のフィードバックやデータを利用して、ビジネスプロセスや戦略を継続的に評価し改善します。これにより、ビジネスの効率と効果性を向上させることができます。

6. マーケティングと広報

  • 効果的なマーケティングと広報活動を通じて、ブランド認知と顧客エンゲージメントを高めます。これには、SNSやウェブサイト、その他のマーケティングチャネルを効果的に利用することが含まれます。

7. 認知バイアスの理解

  • 認知バイアスの影響を理解し、それに基づいて戦略を調整します。これにより、効果的な意思決定を支援し、ビジネスの成果を向上させることができます。

これらの要素を考慮することで、同業他社に焦点を当てすぎることなく、ビジネスの目的に合った戦略を構築し、効果的な実行を図ることができます。


> 次の記事【第5話】ホームページ制作会社の選び方。

【第3話】効果的な宣伝広告費の割合。

効果的な宣伝広告費の割合。

広告宣伝費の割合は、企業の業種、規模、戦略、および市場環境によって異なります。以下に示すのは、広告宣伝費を効果的に配分し管理するための一般的な指針と考慮事項です。

1. 目標設定

  • 明確なビジネス目標と広告宣伝の目的を設定します。これは、広告宣伝費の割り当てと効果測定の基盤となります。

2. 予算の設定

  • 利用可能な予算を確認し、それを適切に配分します。業界標準や競合他社の支出を参考にすることも有用ですが、自社の状況と目標に基づいて予算を設定することが重要です。

3. ROIの測定

  • 投資回収率(ROI)を測定し、広告宣伝活動の効果を評価します。効果的なROI測定は、広告宣伝費の最適化と戦略の調整をサポートします。

4. 多様なチャネルの利用

  • 複数の広告チャネルとプラットフォームを利用し、それぞれの効果を比較します。これには、オンライン広告、ソーシャルメディアマーケティング、印刷広告、イベントマーケティングなどが含まれます。

5. ターゲットオーディエンスの理解

  • ターゲットオーディエンスの行動と嗜好を理解し、広告宣伝活動をそれに合わせて調整します。これは、広告宣伝費の効果的な利用と、より高いROIの達成をサポートします。

6. 競合分析

  • 競合他社の広告宣伝活動と支出を分析し、市場での自社の位置を理解します。これは、広告宣伝費の効果的な配分と競争力の強化をサポートします。

7. 継続的な最適化

  • 広告宣伝活動のデータを定期的に分析し、予算配分と戦略を継続的に最適化します。市場の変化と学んだ教訓に基づいて戦略を調整し、広告宣伝費の効果を最大化します。

これらの指針と考慮事項を利用することで、企業は広告宣伝費を効果的に管理し、ビジネス目標を達成するのに役立つ戦略を策定できます。最終的には、広告宣伝は企業の成長と成功にとって重要な要素であり、慎重な計画と効果的な管理が求められます。

広告宣伝費の割合は、企業規模、業界、エリアなどで大きく変わりますが、一般的に言われている目安として捉えてください。

小売業:売上の2〜3%
飲食業:売上の3〜6%
製造業:売上の2〜5%
サービス業:売上の7〜8%
テクノロジー業界:15〜20%

> 次の記事【第4話】同業他社を気にしない

【第2話】ホームページにどこまでお金をかけるか?

webは、お金をかければいいてもんじゃない。

ホームページ制作と運営に関する予算配分は、ビジネスの目的と期待されるリターンに密接に関連しています。以下のポイントは、予算の配分と効果的なウェブサイト戦略を考慮する際に考慮すべき要因を示しています。

1. 目的の明確化

  • ホームページの主な目的を明確にし、それが新規顧客の獲得、ブランド認知の向上、またはオンライン販売の促進であるかを理解することが重要です。

2. 予算の設定

  • 利用可能な予算を明確にし、その予算内で最大の効果を得る方法を考慮します。これにはホームページの設計と開発、マーケティング、コンテンツ制作、および維持管理のコストが含まれます。

3. コストと価値のバランス

  • 低コストの解決策が提供する価値を理解し、それがビジネス目標を達成するのに十分であるかどうかを評価します。安価なホームページ制作サービスや無料のホームページビルダーは、初期コストを抑える方法を提供する可能性がありますが、プロフェッショナルなカスタムデザインや高度な機能には限界があるかもしれません。

4. 持続可能な投資

  • 長期的な成功のためには、ホームページの維持、更新、および最適化に対する持続可能な投資が必要です。これには、定期的なコンテンツの更新、SEOの最適化、およびユーザーエクスペリエンスの改善が含まれる可能性があります。

5. 効果測定と調整

  • ホームページのパフォーマンスを定期的に分析し、必要に応じて戦略を調整して予算配分を最適化します。効果測定は、ROI (Return on Investment) の理解と予算の効果的な利用をサポートします。

6. 技術の進化への対応

  • 技術の進歩はホームページの設計と機能に影響を与えます。例えば、ChatGPTやBardなどのAI技術は、ホームページのコンテンツ生成やカスタマーサービスを効率化し、コストを削減する可能性があります。

最終的に、ホームページ制作と運営におけるコストとパフォーマンスのバランスは、ビジネスの目的、利用可能なリソース、および期待されるリターンに基づいて独自に評価される必要があります。感情ではなく、事実とデータに基づいて戦略的な判断を行うことが、オンラインでの成功にとって重要です。

> 次の記事【第3話】効果的な宣伝広告費の割合。

【第1話】全ての始まりはここから。重要なのはコンセプトよりフィロソフィ。

まずは、さておきコンセプト。

当然ですが、Concept(コンセプト)は英語です。
日本語で訳すと「概念」になります。

しかし、日本語訳すると概念なのですが「コンセプト=概念」ではないのが日本語の難しい所でもあります。

まず、コンセプトはビジネスやマーケティングでよく用いられるので、耳にすることが多いと思います。
コンセプトとは、ある事柄を要約するためのキーワードやフレーズのことをいいます。

これに対し、概念は学習や研究でよく用いられる言葉で
ある事柄を表す言葉のことをいいます。

そうなると、一つ疑問が湧く人が多いかも知れません。
コンセプトとは、ある事柄を要約するためのキーワードやフレーズのことをいうのであれば
「コンセプト=キャッチコピー」となるのか?

実はこれも違います。

コンセプトは全体を貫く概念のことで、「誰に」「何を」「どうやって」を明確にすることです。
このコンセプトを伝えやすく1フレーズにまとめたものがキャッチコピーになります。

例で言うと、マクドナルの企業コンセプトは
”おいしさと笑顔を地域の皆さまに。 お客様だけではなく、従業員、そして地域の皆さまに笑顔になっていただくことがマクドナルドの存在意義です。 QSC&Vを基盤に、従業員一人ひとりがマクドナルドの価値観を理解、共感、体現することで、「おいしさとFeel-Goodなモーメントを、いつでもどこでもすべての人に。」 お届けします。”

になり、キャッチコピーは、みなさんご存知の
”I’m lovin’ it.”
になります。

I’m lovin’ it. は直訳すると「私はそれを愛してる」となりますが
意訳すると「最近の私のお気に入り」といったような意味になると思います。

文法的に英語がおかしいという指摘もありますが、キャッチコピーにはよくあることです(笑)
言葉を新しく作ってる場合も多く、スラングっぽくなる場合もあります。

また、コンセプトとキャッチコピーには
・企業コンセプトと企業キャッチコピー
・商品コンセプトと商品キャッチコピー
・サービスコンセプトとサービスキャッチコピー
などがあり、必ず2つがセットで使われるとは限りません。

例えると、スターバックスの企業コンセプトは
「サードプレイス」ですが、企業キャッチコピーはなく、キャッチコピーは商品ごとに付けられています。
まぁ、コンセプトをここまで一言で表現できる例も中々ないですからね。

そして。やっとタイトルにあるフィロソフィですが、これは理念のことです。
理念を英語訳するとPhilosophyになるのですが、Philosophyを日本語訳すると「哲学」になります。

しかし「理念=哲学」ではないので、難しい所です。
その為、企業理念の場合はPhilosophy(フィロソフィ)ではなく、Principle(プリンシプル)を使う場合が多いですが、哲学あっての理念の為、わたしはフィロソフィが重要とタイトルに書いています。

つまり、どういうことかというと

個人の哲学があるから、個人の理念がある
個人の理念があるから、企業の理念がある
企業の理念があるから、企業の概念がある
企業の概念があるから、商品やサービスの概念がある。

と考えます。

この、個人の哲学や理念や企業の理念をすっ飛ばして概念、つまりコンセプトを考えるというか
後付けのコンセプトが多すぎる。

こう言えば、良く見られるよね!とか
時代的にエコとか含めた方が良い!とか
そういうのキツイです(笑)

重要なのは個人の哲学から生まれる、個人の理念が物事のジャッチの基準になります。
ここがブレていると、全てがブレブレになります。

例えば、私個人の理念は
Love & Cool です。

物事のジャッジをする際に
そこに愛はあるか?
それはクールか?
常にこのふたつを問いかけます。

その考えの源が、嫉みや嫌悪からではなく
本当に愛から生まれているものか?

他人からの見られ方ではなく、自分自身が本心でそれを見た時にクールと感じるかどうか?
このふたつを問いかけ、どちらかでも欠けていたらNGとしています。

コンセプトを考える際は、まずフィロソフィから見つめ直してみてください。

あなたのフィロソフィはなんですか?


> 次の記事【第2話】ホームページにどこまでお金をかけるか?