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まずは、さておきコンセプト。

【第1話】全ての始まりはここから。重要なのはコンセプトよりフィロソフィ。

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当然ですが、Concept(コンセプト)は英語です。
日本語で訳すと「概念」になります。

しかし、日本語訳すると概念なのですが「コンセプト=概念」ではないのが日本語の難しい所でもあります。

まず、コンセプトはビジネスやマーケティングでよく用いられるので、耳にすることが多いと思います。
コンセプトとは、ある事柄を要約するためのキーワードやフレーズのことをいいます。

これに対し、概念は学習や研究でよく用いられる言葉で
ある事柄を表す言葉のことをいいます。

そうなると、一つ疑問が湧く人が多いかも知れません。
コンセプトとは、ある事柄を要約するためのキーワードやフレーズのことをいうのであれば
「コンセプト=キャッチコピー」となるのか?

実はこれも違います。

コンセプトは全体を貫く概念のことで、「誰に」「何を」「どうやって」を明確にすることです。
このコンセプトを伝えやすく1フレーズにまとめたものがキャッチコピーになります。

例で言うと、マクドナルの企業コンセプトは
”おいしさと笑顔を地域の皆さまに。 お客様だけではなく、従業員、そして地域の皆さまに笑顔になっていただくことがマクドナルドの存在意義です。 QSC&Vを基盤に、従業員一人ひとりがマクドナルドの価値観を理解、共感、体現することで、「おいしさとFeel-Goodなモーメントを、いつでもどこでもすべての人に。」 お届けします。”

になり、キャッチコピーは、みなさんご存知の
”I’m lovin’ it.”
になります。

I’m lovin’ it. は直訳すると「私はそれを愛してる」となりますが
意訳すると「最近の私のお気に入り」といったような意味になると思います。

文法的に英語がおかしいという指摘もありますが、キャッチコピーにはよくあることです(笑)
言葉を新しく作ってる場合も多く、スラングっぽくなる場合もあります。

また、コンセプトとキャッチコピーには
・企業コンセプトと企業キャッチコピー
・商品コンセプトと商品キャッチコピー
・サービスコンセプトとサービスキャッチコピー
などがあり、必ず2つがセットで使われるとは限りません。

例えると、スターバックスの企業コンセプトは
「サードプレイス」ですが、企業キャッチコピーはなく、キャッチコピーは商品ごとに付けられています。
まぁ、コンセプトをここまで一言で表現できる例も中々ないですからね。

そして。やっとタイトルにあるフィロソフィですが、これは理念のことです。
理念を英語訳するとPhilosophyになるのですが、Philosophyを日本語訳すると「哲学」になります。

しかし「理念=哲学」ではないので、難しい所です。
その為、企業理念の場合はPhilosophy(フィロソフィ)ではなく、Principle(プリンシプル)を使う場合が多いですが、哲学あっての理念の為、わたしはフィロソフィが重要とタイトルに書いています。

つまり、どういうことかというと

個人の哲学があるから、個人の理念がある
個人の理念があるから、企業の理念がある
企業の理念があるから、企業の概念がある
企業の概念があるから、商品やサービスの概念がある。

と考えます。

この、個人の哲学や理念や企業の理念をすっ飛ばして概念、つまりコンセプトを考えるというか
後付けのコンセプトが多すぎる。

こう言えば、良く見られるよね!とか
時代的にエコとか含めた方が良い!とか
そういうのキツイです(笑)

重要なのは個人の哲学から生まれる、個人の理念が物事のジャッチの基準になります。
ここがブレていると、全てがブレブレになります。

例えば、私個人の理念は
Love & Cool です。

物事のジャッジをする際に
そこに愛はあるか?
それはクールか?
常にこのふたつを問いかけます。

その考えの源が、嫉みや嫌悪からではなく
本当に愛から生まれているものか?

他人からの見られ方ではなく、自分自身が本心でそれを見た時にクールと感じるかどうか?
このふたつを問いかけ、どちらかでも欠けていたらNGとしています。

コンセプトを考える際は、まずフィロソフィから見つめ直してみてください。

あなたのフィロソフィはなんですか?


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