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【NO.116】孫正義氏が警告!AIの未来と日本の危機 。AI・AGI・ASI解説

【NO.116】孫正義氏が警告!AIの未来と日本の危機 。AI・AGI・ASI解説

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2023年10月4日、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長がAIについての講演を行いとても注目を集めていました。

多くのメディアが取り上げていたので、目にされた方も多いと思います。
「日本人よ目覚めよ」というハッパをかけたお話がキーとなっているので、海外のサムアルトマン氏などのテックプロのお話より歯に物着せぬいいようです。

確信を突いたお話ですが、世界と日本のAI事情の違いを理解していないと、少し迷子になってしまいそうな部分もあるので、今回はこの公演でも話されていた、AGI、ASIのお話を海外との事情の違いを含めて、なるべく分かりやすく丁寧にお話させていただきます。

AIとかAGIとかASIとか、アルファベットが並ぶと、それだけで抵抗が出る人もいると思いますが、略字の単語を理解すれば、全然難しくないので安心してください。
逆に、この略字の単語を曖昧に理解してると、全体も曖昧な理解になるので気をつけてください。

では、まず「AI」
Artificial Intelligence:アーティフィシャル・インテリジェンス
Artificialは「人工」で、Intelligenceは「知能」。
つまりAI=人工知能ですね。
「I」はインターネットでもインターフェイスでもありません、インテリジェンス(知能)です。
まずこれが基本になります。

次に「AGI」
これはAIの進化版です。AI2.0とか言われた方がピンとくる人は多いかも知れませんが、ナンバリングでは呼びません。
Artificial General Intelligence:アーティフィシャル・ジェネラル・インテリジェンス
「G」はGeneralの略です。「汎用」の意味になるので
AGI=人工汎用知能になります。
つまり、人間のような汎用的な知能を持った人工知能のことをAGIと呼びます。

最終系が「ASI」
これはAGIの進化版です。AI3.0みたいな感じです。AGI同様にナンバリングでは呼びません。
Artificial Super Intelligence:アーティフィシャル・スーパー・インテリジェンス
「S」はSuperの略です。「超」の意味になるので
ASI=人工超知能になります。
つまり、人間をはるかに超えた知能を持った人工知能のことをASIと呼びます。
Sは、流行りのSustainable(サステナルブル)ではありません。

Gはジェネラル、Sはスーパーです。
聞き慣れた単語なので、理解すると全然難しくないですよね。

現在はAIの時代、次にAGIの時代が来て、その次がASIの時代になるという簡単なお話です。

流れとして理解するのは簡単なのですが、では、どこからがジェネラル(汎用)で、どこからがスーパー(超)なのかという共通した定義はハッキリとしていません。

ChatGPTを開発したOpenAIのサムアルトマン氏のような世界のテックプロ達は、AGIのことを「中央値の人間(median human)」と表現していて、同僚として受け入れられるようなAIと定義してます。

これに対し、今回の孫正義氏の講義ではAGIは「人類の英知の10倍」と定義しています。
ここが今回の講義を聞いて迷子になる人が多いところではと思っています。

英知とは、優れた知能の意味になりますので、人類すべての知識を足した10倍の知能を意味します。これが孫正義氏は10年以内に来るといっています。

つまり、孫正義氏の言うAGIは世界のテックプロのいうASIになります。

大丈夫ですか?
迷子になってませんか?

もう一度繰り返します。
世界のテックプロは、AGIは「中央値の人間レベル」といい
孫正義氏は、AGIは「人類の英知の10倍」といっています。

先に述べたように、どこからがジェネラル(汎用)で、どこからがスーパー(超)なのかという共通した定義はハッキリとしていません。

なので、定義は自由なのですが、あまりに違わないかい?
と思う方もいると思います。

実は、ここに世界と日本の異なるAI事情があるんです。

まず、一般人が気軽にAIだと思って利用したのはiPhoneに搭載されたSiriだと思います。
最初は面白がって多くの人が使ってましたが、継続して利用してる人は、ほぼ居なかったんじゃないでしょうか?

多くの人の印象は「たいして使えないな。」といった感じだったと思います。
まぁ、そもそもSiriはAIじゃないので、たいして使えないですよね。(笑)

次に身近に接したことがあるのは、ソフトバンクが開発したペッパー君あたりじゃないでしょうか?
現在のペッパー君は、ChatGPTとも連動して、かなりスゴイことになってますが、多くの人が目にしたのは少し前に、回転寿司の店頭などで、ひたすら受付してるペッパー君じゃないでしょうか。

へぇーこんなこと出来るんだ「受付おつ!」
くらいで、何の警戒心もなく、人類よりすごく下に見てたと思います。

これは日本だけではなく、世界的にも似たような感じだったと思います。
その空気がガラッと変わったのが、OpenAIが開発したChatGPTが話題になった時です。

世界が一気にAIに対しての警戒心が高まりました。
この警戒心を先読みして、OpenAIのサムアルトマン氏が、多くの先進国の首相などと対談していたのは、記憶に新しいと思います。

一部の日本企業や機関などは、使用禁止の通告を出すというビックリな判断を下すところもあり、多くの日本人が、なんかヤバそうなのは空気で少し感じてるけど、気づかないようにして、考えないようにしてるのが日本の現状です。

それに対し、世界はバンバン利用して、バンバン警戒してる状況です。
だから、世界のテックプロは、強く警戒されないように、AGIで「中央値の人間程度です。」って
すごーく、すごーく過小評価して話してる訳です。

現在は、AIの時代で、まだAGIとはいわれていません。
しかし、現在のChatGPTは、100近い言語を理解し、司法試験は裁判官レベル、医師免許も合格レベル、プログラムも一瞬で書けるし、情報収集してグラフ化も一瞬、プラグイン使用すれば多彩なサービスとの連携可能、今月から画像も作れるようになりました。
で、収入まだ少なくて、たったの月収11億円くらいです。

って、そんな人間いるんかーい!

これが現状です。

こんな状況でも、日本は禁止したり、見て見ないふり、考えないよう考えないようにしてるから
孫正義氏は、「やばいよ、日本人。」「このままじゃ、ヤバいって日本。」
終始こればっかりいってました。

わたしが前のレポートで、ChatGPTが11言語理解してるといったのが、7月です。
3ヶ月前です。で、今月の10月になると約100言語ですよ。。。

それでもまだ日本人は言ってるんです。
「AGI? そんな時代まだまだ来ないでしょ。」って

そもそもなんですが、「科学技術」ってものを解ってない人が多すぎるんです。
どういうことかというと、例えば身近なもの、普段利用してるものを想像してください。
スマートフォン、パソコン、テレビ、自動車、電車、飛行機、船、道路、駅 etc.
どれかひとつでも自分でゼロから作れる人いますか?

わたしはひとつも作れません。
自動車どころか、自転車も作れないと思います。
毎日使ってるライターすらも作れないっす。(笑)

電気なんて、人生何回やり直しても、発明できる気がしません(笑)

でも、現実そこにあるじゃないですか、当たり前のように使ってますよね?
それが科学技術というものなんです。

自分が進化しなくても、世界は勝手に進化するんです。

月に20ドル投資できない人が思う世界と
月に数百億円投資する人が思う世界。
どっちの世界になるか?
後者に決まってますよね。
これメチャメチャ簡単で、単純なことなんですけど、こんなことすら考えるのを辞めちゃってる人が多いのが現状です。

天才と兆円単位で投資する人が組んで、現実化するんです。
孫正義氏なんて、それ1人でやっちゃうんですよ。
自分が天才で、兆円単位お金動かせるので。

だから簡単に断言できます。
AGIは数年以内に必ず現実化される。

技術もない、資金もない、行動もしてないわたしがいってるからじゃないですよ。
技術もあって、資金もあって、行動してる人が、なるといえばなるんです。
今の世界も、そういう人が作ったように、これからの世界もそういう人が作るんです。

「子供たちが新しい世界を作る。」とか、ドヤ顔でいう人いますが
ファンタジーの中の話をしてるんじゃないんですよ。
優秀な子供が、大人に成長して世界を作ることはあっても
子供が新しい世界を作ることはあり得ません。
現実はファンタジーですら、全て大人が作ってます。
全て、Made in Adultです。
Made in Chinaはあっても、Made in Childはあり得ません。

世界のテックプロは思ってるけど口にしないだけです。
「ぶっちゃけもう、ほぼAGIだよね」って。

ひとつのことしか出来ないAIじゃないですからね、ジェネラル(汎用)出来ちゃってるので。

最後なんですけど、ChatGPTのすごいとこって、そのネーミングなんですよね。
多くのChatGPTユーザーは、ChatGPTで調べごとしたり、何かを作らせたりして、生産性に変化を与えようとするんです。

でも、それを目的としてるなら、SearchGPTとかWorkGPTとかのネーミングにすると思うんですよね。

なんで、Chatなのか?
会話をするために、そのネーミングにしてるんです。
ディベートの相手なんですよ。

何でもいいので、普段考えてること、疑問に思ってること、これをChatGPTとディベートしてみてください。

昨日の自分との変化を感じられるはずです。

Just be hopeful

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