2018年も残すところわずかとなりました。
そろそろ「良いお年を」なんて言葉が言われ始める時期ですね。
年を越せば2019年、2020年まで1年程になったわけです。
2020年と言えば、多くの人が思い浮かべるのが
東京オリンピックでは無いでしょうか。
開催が決定して、様々な経済効果があったと思います。
しかし、来年2019年には株価の下落前に誰が先に売り出すか、誰かが動いたらみんな続けで株価大暴落。
それを防ぐために、この時期に2025年の大阪万博の発表。
大体このあたりが一般的に注目される内容だと思います。
この様な大きな流れがある時、裏で着々と進む内容が大抵あります。
2020年、東京オリンピックより注目するべきことは、通信の新しい技術。
第5世代に当たる5Gのスタートです。
は?
5Gが東京オリンピックより注目?
そう思う人も少なく無いと思いますが、次元が違います。
東京オリンピックは、東京は変わるかもしれませんが、5Gは世界が変わります。
今回は、ちょっと難しいお話かもしれません。
ちょっと長くなりますが、誰しもに関係のあることですので、ちょっとお付き合いくださいませ。
まずは世代のお話からご説明します。
第1世代
これが我々が初めて携帯電話を手にした時の世代です。
俗に言うアナログ回線の時代になります。DoCoMoのPが人気でした(笑)
第2世代
この世代がデジタルの始まりです、音声はクリアでしたが、開始直後は中継基地が少なく、回線もブツッと切れる。つながるエリアも限られていました。私と同じ世代の人は、iモードの時代と言えば解りやすいかも知れません。
現ソフトバンクの前身である東京デジタルホンが始まった時代です。
第3世代
印象が強いのがiPhone 3Gの「3G」の文字だったと思います。第2世代の2Gに比べて通信速度も格段と良くなりました。第2世代から存在したスマートフォンがiPhone 3Gの発表と共に一般的に普及し始めた時代です。
ちなみに、この「G」とはGenerationの意味です。3rd Generation日本語で言うと第3世代となるわけです。
第4世代
これが現在の4Gです。
3Gでスマホの普及が急増した為、通信速度の処理が追いつかず、通信速度が速くなった4Gの規格が始まりました。
これらの規格は厳密には微妙に異なりますが、わかりやすくするために簡単に話を端折っていますので、ご了承ください(笑)
そして、2020年から始まるのが5Gになる第5世代です。
5Gは現在の4Gの10倍〜100倍の通信速度が可能と言われています。
一度に送れる容量は1000倍と言われています。
なんだ、速くなるだけじゃん?
それだけで世界が変わるの?
そう思いませんでしたか?
ここまで読んで、速度だけかいって(笑)
いいえ、そうじゃありません。
この5Gのテストは現在世界中で始まっています。
ここ、日本でも始まっています。
ソフトバンクは2018年の4月から渋谷区、赤坂エリア、芝大門エリア、品川エリアでテストを開始しております。
世界では、この5Gの開始に反対デモが盛んに行われています。
多分、日本ではまだ反対デモは起きていないのでは?
ほとんどの日本人は無関心ですので。。。
日本ではテレビが言ってること、偉い人が言ってることは本当で正しい。
そんな物事を疑わない素晴らしい精神が備わっています。
東京オリンピックで盛り上がっていれば、裏で5Gは着々と進みます。
みんな大好き籠池さんに夢中になってれば、水道局民営化はするっと可決されます。
表で話題性のある流れがある時は、裏で必ず重要な流れがあります。
では、他の国ではなぜ5Gに反対しているのか?
それは使用されると予測されている周波数帯の問題です。
今までの回線は、マイクロ波の周波数帯、5Gではミリ波の周波数帯を使うと予測されているのが一つの要因です。
ミリ波は最近では車の前方監視レーダーなどでも使用はされていますが、元々は多くの軍事目的で使用されている周波数帯なのです。
まぁ簡単に言うと、いろんなことが出来ちゃう周波数帯なわけです(笑)
次世代の5Gでは現在のスモールセル(小型の中継基地)は使用出来ません。
全て新たに設置していきます。
世界中に全て新たにです。
どんだけお金がかかると思います?
でも、私たちがそのお金を出すわけじゃ無いです。企業が出します。
通信速度が10〜100倍になるのは魅力ですが、ではなぜ?今の数倍数百倍?のスモールセルが必要なものに企業が莫大な費用を出して行くのか?
始まるんです5Gと同時に。
IoT(アイオーティー)が。
IoTはInternet of Thingsの略です。
なんかカッコいいですね。
日本語で言うと「モノのインターネット」です。なんかカッコわる(笑)
どう言うことかと言うと、ありとあらゆるものがインターネットとつながるのです。
車、冷蔵庫、コーヒーメーカー、照明、ゴミ箱、ベット、カバン、帽子、コーヒーカップから薬の瓶まで、ありとあらゆるものがつながります。
それがIoT、これを始めるために5Gを進めています。
使用される5Gの周波数帯の安全性でデモを起こしている人もいます。
でもどちらかと言うと、このIoTへの反対の方が多い印象です。
まぁ、そうでしょうね。
全てのモノがつながるのですから。
ありとあらゆるものが。
どう言うことか解りますよね?
私は決して、反対した方がいいですよってお話をしているわけじゃありません。
反対したところで100%なりますから。
世界が一気に変わりますよってお話です。
使う周波数帯によっては、住まない方が良いエリアとかは出来る可能性はあるかも知れません。電波は目に見えませんから。
見えるものより、見えないものの方が重要だったりします。
空気も見えませんね。
無いと死んじゃいます。
テレビでやらないニュースとかの方が重要だったりします。
見えないものが大事なんです。
愛とかね。
なんつって。
Just be hopeful.