【NO.95】Not for me

【NO.95】Not for me

わたしは1日中情報収集していることがありまして
情報過多の現在で、情報の選別は大切なものだと思っています。
この時、わたしが大切にしている考え方は

Not for me
「私のためじゃない」という線引きの仕方です。

ここで勘違いして頂きたくないのは、「私のため」というのは
I love me 的な、自分大好き、自分大切という自分本位な意味ではなく
自分のためにならないことをすると、自分が守ることが出来るかもしれない人を、守ることが出来ないかもしれないという考え方です。

情報には、自分のためになる情報と、そうでない情報があると考えています。

必ずではないですが、比較的可能性が高いのが
自分から取りに行った情報と
勝手に入ってきた情報の差です。

勝手に入ってきた情報の多くは、情報元の為であり、自分のためにならない確率が高いです。
例えると、セール情報です。

10000円の商品が50% OFFで5000円で買えるとしましょう。
「めっちゃお得だから買っとこう。」

さて、本当にお得なのでしょうか?
元々、その商品を買おうと思ってる人が、自ら取りに行った情報であれば
5000円得する情報になりますが、元々欲しいと思っていなかった人が50% OFFだから買おうと思う場合は
5000円損する情報になります。
なぜなら、その情報を知らなければ5000円使っていなからです。

例としてお金でお話しましたが
個人的には時間の方を大切にしています。

では、具体的にわたしが実生活でどうしてるかというと。

テレビを見ません。

まずテレビを持っていません(笑)
なぜテレビを見ないのか?

テレビってCMありき、つまりスポンサーありきの世界じゃないですか
CMを見てもらうために、おまけの番組が存在するわけですよね。


何気なく付けた番組を、何気なく見て
CMでチャンネルを変えられないように、CM前に煽って
CM後に、CM中に忘れてないようにCM前と同じ内容流してる感じの繰り返しですよね。

なので、かれこれ20年くらいテレビを見ていません。

またこいつ極端なこと言ってるなぁと思う方も多いかと思います(笑)
とは言え、テレビを捨てるのに抵抗がある人にお勧めするのが

Youtube Premium です。

Youtubeの有料版です。
月額利用料金1180円ですが、iOSから申し込むと1550円になります。
毎月お布施こみになりますのでご注意ください。

有料版と無料版と何が違うかということより先に考えた方が良いのが
なぜ無料版が存在するのか?ということ。

それはテレビと同じで、無料版はYoutube側にはCMの広告料が入るからです。
多くの人は、有料版より無料版の金銭的に得と考え、無料を選択しますが
そこで生じる時間の差を金銭的に変換すると、実はマイナスになってることに気づかない人が多いです。

有料版の大きな特徴は

·CMが入らない。
·スマホでもYoutubeを見ながら、他のアプリを使用できる。
·場面を消して、音声だけ聞ける。
·事前にダウンロードしてオフライン再生ができる。

このCMが入らないというのが、とてつもなくストレスフリーです。
当たり前のようにCMを見たり、当たり前のようにスキップを繰り返しているので、ストレスを感じていないと、思い込んでしまう人は多いと思いますが、このCMが無くなった時に必ず気づきます。

気付かぬうちにいかにストレスを少しずつ溜め込んでるかを。
テレビに比べて、質の悪いCMの多いYoutubeは、実は結構なストレスになっています。

1日の5分のCMを見てるとすると1ヶ月で150分。
この浮いた150分を毎月人に優しくできます。

無駄な時間とストレスがセットで1180円で消せて、人に優しくできて、その他の機能も付いてきます。

そのCM
Not for you
あなたのためになっていません。

Just be hopeful

【NO.94】環境問題。

【NO.94】環境問題。

たまには環境問題でも考えてみようと思った。
遥か昔、原始の地球には大気などというものは存在せず
火星などのような地面剥き出しの惑星だったという。

27億年前の生物にシアノバクテリアという藍藻類の原核生物がいる。
このシアノバクテリアが数億年かけて、二酸化炭素を取り込み、酸素を放出し大気を浄化してくれたおかげで、現在の人類が生存出来る環境が調ったと言っても過言ではないと思う。

現在言われている地球温暖化は、二酸化炭素量が増えたことが原因とされている。
地球温暖化の原因が二酸化炭素であるという確固たるエビデンスは存在していないようだが
二酸化炭素が増えているという確固たるエビデンスは存在する。

現在の世界人口は約80億人。
100年前は約20億人。
200年前だと約10億人。

これだけ人口が増えれば、そりゃ二酸化炭素も増えるよね!とも思う。
しかし、大気中の二酸化炭素は0.03%ほどなので

「最近、息苦しくね?」

と、感じることはない。
もし、そう感じる人がいれば、求心の服用をおすすめする。

地球温暖化と二酸化炭素排出量の因果関係が確実なものでないとしても、想定できるものから消去法でトライアンドエラーを繰り返さなければ、確かなエビデンスは取れないと思うので、二酸化炭素削減に向けての動きは必要なものだと思っている。

シアノバクテリアは、昔存在した細菌ではなく、現在でも存在する細菌なので
単純な私は、じゃあシアノバクテリアを繁殖させれば問題なくね?
と思い、色々ググって調べてみる。

すると当然ながら、様々な論文が出てくる。

シアノバクテリアは1998年に全ゲノム配列が解明されていて、バイオ燃料生産宿主としても研究が進められている。
二酸化炭素排出量の問題と、燃料問題の両方を同時に解決してくれそうな研究。
頭の良い人には、本当に頭が下がります。

バイオ燃料だと、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)を使ったものが有名ですね、すでにこのバイオ燃料でバスも街を走り、今年の6月には飛行機を飛ばすことに成功しました。

あと、やばい天才がいると思ったのが

現役東大生の村木風海(かずみ)さん。
二酸化炭素直接空気回収装置(CARS-α)、商品名「ひやっしー」を既に開発済み。

温暖化を解決するから「ひやっしー」なんでしょうね(笑)

しかも、現在研究中のひやっしーの後継機は、空気回収後の二酸化炭素が溶け込んだ水溶水で、塩分濃度の髙環境を好むスピルリナ(藻類)を増殖させて、その糖分でエタノールを精製。

つまり完全なカーボンニュートラルを可能とするわけです。
これを現役の東大生が開発中です。
やばいですね。

このような装置が開発されていても、なぜか電気化とか、太陽光とか排出権とか経済が動きそうなものばかり話題になっていくのは、いささか疑問もあります。

私は、多くの問題は科学が解決できると考える科学論者です。
政治や経済の先生方には、是非とも科学者の足を引っ張るのだけはやめて頂きたく候。

そうそう、この現役東大生の村木風海さん
子供の頃から火星に住むのが目標なんですって。
火星に住むには火星の大気を浄化する必要があるので
その為の研究で、まずは地球の大気を浄化するようです。

目標のついでって感じですね。
スケールでかすぎ(笑)

こんなすごい人達がいるのに、自分は何にも出来ていない。。。
すいません、そんなことミリも思ってません(笑)

振り切ってます!(笑)

天才の皆さま、ワクワクさせて頂きありがとうございます♪

Just be hopeful

【NO.93】実はすでにメタバース。

【NO.93】実はすでにメタバース。

facebookが社名を「Meta」に変更し、色々なところで「メタバース」というワードが話題になっています。

仮想空間なんて、広まるわけがない。
こういう意見も結構あります。

消極的な意見だと
VRってゲームでしょ?
セカンドライフで失敗したじゃん。
あたりが、多く聞きます。

積極的な意見だと
参入して一儲け。
そしたらNFTも儲かるよね!
あたりが多いですね(笑)

まず「仮想空間」というものから説明します。

今話題になっているメタバース、つまり仮想空間は2つの種類の仮想空間の話が同時にされているので、これを理解していないと想像が難しくなります。

1つ目が2次元的な仮想空間。
代表的なのが、ゲームのフォートナイトのような世界で、画面の中では3次元ですが、我々はモニターを見ているので実際は2次元です。また、インスタやツイッターも匿名でやっていれば、仮想空間と言っても誤りではないと思います。
仮想の空間なので、現実と異なれば、それは仮想空間です。

2つ目がVRを使った擬似3次元の仮想空間です。VRゴーグルを使い、あたかも3次元と思わせる方法です。
有名なのがMetaが発売しているOculus Quest (オキュラス クエスト)です。
facebook時代の2014年にOculus社を買収したので、今の名称はMeta Questに変わってます。

今話題になっているのは、仮想空間の中でも後者のVRを使った仮想空間の話が多いです。

Sonyは2016年10月にPlayStation VRを発売。
Microsoftは2019年11月にVR&MRゴーグルのHoloLens2を発売。
Metaは2020年10月にオールワンVRゴーグルのMeta Quest2を発売。
Appleも早ければ来年の2022年にはVRゴーグルを発表し、遅くとも2025年までには発売すると思います。

VRというとゲームと連想してしまう人が多いです。
確かに現段階ではゲームの分野が一番普及していますが、今後はビジネスの分野でメジャーになると、私は考えています。
なぜなら、ほとんどのデータがクラウド化され、多くのアプリがブラウザ化されてきたからです。
こうなるとパソコンやモニターという物質的なものが不要になります。

パソコンの仕事は、モニターが大きかったり、複数あった方が効率的に仕事が出来ますが
その分、物品的な費用や電気代がかかります。
そんなモニタも用意することなく、目の前に巨大で、しかも画面をいくらでも増やすことが出来るのがVRの魅力の1つです。

製造業などではまだ難しいと思いますが、事務系の職場であれば、リモートワークではなく
仮想オフィス空間に毎日出社する世界も、もうすぐだと思います。

自分の代わりに、アバターが仮想オフィスに出社します。
パジャマのまま、リビングのソファーに座ってても大丈夫です。
おしゃれをしたければ、毎日洋服を着替えることも出来ます。

今後は、フェイストラッキング機能も付くと思いますのでアバターが自分と同じ表情をします。
空間を感じる3Dオーディオですので、右にいる人は右から、遠くにいる人は遠くから声が聞こえます。
今回のコロナ禍のZoomで感じた右にいるのか左にいるのかわからない感じや、音声の遅延によって起こるあいづちのしづらさなど、その辺も解決されると思います。

フェイストラッキング機能の着いたVRでのアバターであれば、1週間もすればほぼ違和感も感じなくなると思います。技術的にはリアル以上にリアルなアバターも可能になると思いますが、そこはさほど重要視されない方向に進む気がしています。
通勤や打ち合わせの為の移動ももちろんありません。
これはコロナ禍のリモートでも感じられたと思いますが、これらの時間がなくなるので、ストレスがなくなりますが、みっちり働くと同時に息抜きの時間もなくなります。
よって現在のようなリアルと同じ時間を働いていると、働きすぎになります。
勤務時間が減り、プライベートの時間が増えると思います。
たまにリアルに出社する事もあると思います。

なので、リアルのオフィスがゼロになるとは思いませんが、当然全員分の机なんて必要ないと思いますし、自社ビルのニーズなんかもなくなって行くんだろうなと思います。

これこそ、人にも環境にも優しいサスティナブルな環境だと思います。
2015年10月のレポート、「NO.20 わたしたちは未来に生きている。」で、私は
今後数年でVRは超加速成長するでしょう。
と、記載してます。
この辺の読みには自信があります。

多くの人が、この「仮想」というのにピンと来てないのか、嫌悪感を感じているのか?
現実=事実と思っているのか?
言いたいこと、感じたこと、思ってること、考えてること、今までの全ての経験、これからの希望や不安。
などなど、これら全てを人に話してる人なんて、いないというか物理的に無理だと思うんです。

つまり、現実として多くの場合、自分のことを一番知っているのは、自分であり、
集団というコミュニケーションの中で生活をするには、時に自分の気持ちを抑えたり、隠したりすることが、円滑なコミュニケーションを図る方法として有効と、人類は判断し実施して来たと思います。

自分の演じたい自分を演じ。
人に望まれる自分を演じ。

これって、アバターと変わらないと思うんですよね。
全然悪い意味じゃなくてね。
むしろ良い意味で。

つまり、現段階で実は仮想現実でもあり、
これがVRによって、さらに便利になるだけなので、これが普及しない訳がないというか
今の延長線上なだけな気がします。

あとは、どこの企業がこのVR市場で天下を取るかですが
まぁ、Sonyは無いかな。今のVRはPlayStation本体が要ります。
MicrosoftのHoloLensは40万くらいするハイスペックなので、メジャーはキツイかな。
AppleのVRも今のところ30万くらいの噂があるので、どうなんでしょう?
Appleが5~8万くらいの価格で出せば天下取れると思うんですけどね。
今のところは4万円以下のMeta Questが有望です。
多分2023年くらいにはMeta Quest3が出ると思います。
Googleは多分VRは諦めてる感じ。ARで頑張って来そうです。
Amazonは手を出してこないのかな?

そうなるとやはり消去法でMeta Questになるのですが
マーク・ザッカーバーグって、とにかく嫌われてるイメージなので
それが原因でVRの普及が遅れるのはもったいないなぁ~って感じです。

Just be hopeful

【NO.92】シャンプーやめたら毛が増えた。

【NO.92】シャンプーやめたら毛が増えた。

坂本龍一が大好きでして、あんな感じの白髪に憧れています。

年々、白髪はがんばって増えて来たのですが、同時にがんばって欲しくないものも増えてきまして、
それが抜け毛です。(爆)

白くなるのが先か、無くなるのが先か!
両者一步も引かない攻防が、我が頭上の関ヶ原で行われおります。

生まれながら細くて柔らかい髪質は、かなり配陣的に不利で、豊臣勢(ゲーハー)優勢と思われました。

豊臣勢になるのが嫌な訳ではないんです。
いずれはブルース・ウイルスやジェイソン・ステイサムのようなセクシーな豊臣勢に是非ともなりたいと思っています。

だがしかし、まずは坂本龍一を楽しみたいのです。

このままでは、関ケ原の落武者にもなりかねん。
それはなんとか阻止しなければならない。

数ヶ月前に病院でのロケで、偶然AGAの飲むだけで増え続ける魔法の薬の話も伺った。
しかし、この魔法は薬を飲み続けないと魔法が覚めてしまうという恐ろしい魔法でもある。

言わば髪の毛のサブスクである。

サブスク課金勢になるしかないのか?
このままでは豊臣勢が優勢すぎる。

出来ればケミカルな課金勢よりも、ナチュラルでいたい。
そんな時、ネットで見かけた言葉。

「ホームレスにハゲはいない。」
むむむ、確かに見かけたことがない。

説としては「シャンプーをしないから」ということ。
むむむ、ナチュラルじゃないか!

確かに私も10年以上前に、師匠から「湯シャン」を勧められたことがある。
当時の私にはまだ受け入れれなかった。

理由は「さっぱりしなさそう。」
さっぱりを求めて、四十数年シャンプーを続けてきたのですが、髪がさっぱりになりかねない今日この頃。

改めて考えると、頭皮を衛生的に保つことが目的である洗髪が、知らず知らずのうちに「さっぱり」することが目的になってきていることに疑問が湧いてきた。

このように、気づかぬうちに目的が変化することは人生で少なくない。

そもそもシャンプーを使わなかった洗髪が記憶にないので、シャンプーなしではさっぱりしないのか?衛生的でないのか?のデータを自分の中に持っていない。

物は試しだと、その日から実験開始。
2日間ほどは、やはりさっぱり感がなく、汚れが落ちていないんじゃないかと感じる。
しかし、1週間もするとシャンプー使用時とさっぱり感はさほど変わらない。
しかもシャンプーをしていた時より髪が汚れた感じがしなくなってくる。

体感的に感じることは、シャンプーを使用していると必要以上に頭皮の脂を落とし、結果頭皮の脂が出やすくなるということ。湯シャンを続けると必要最低限の頭皮の脂しか出てこない印象。

頭皮の匂いも湯シャンの方が、明らかに少ない。
しかも髪にコシが出て、2ヶ月もすると、あら不思議。
髪が明らかに増量キャンペーンを始め、徳川勢優勢の気配が見えてきたので、この実験はこのまま継続することにしました。

長々とここまで書きましたが、これは「湯シャンいいですよ!」ってお話ではないです。

当たり前のように思い込んでること、その知識は自分の経験からか?
刷り込まれたものではないのか?

常に常識が真実か?正しいのか?

マイナス的イメージの「疑う」ではなく、プラス的イメージの「興味を持って疑問を抱く」といった感じの思考は、新たな発見と感動を与えてくれる時があります。

私の基本的な考え方に
「優れるな、異なれ。」というものがあります。

こう見えて、完全平和主義でして、競い合いも争いも嫌いなんです。
優れようとすると、どうしても競い合いを免れない状況になりかねないので、
異なっていれば、同じフィールドに立たなくてすむという考え方です。

考えのない常識より
考えのある非常識でありたい。

まぁ単純に私の好みが、マジョリティー(多数派)ではなくマイノリティー(少数派)なだけなんですけどね(笑)

なので、このレポートの名前なのですが、GRANDSWELL REPORTをMINORITY REPORTに変更することにしました(笑)

今回の例にあげた湯シャンですが、個人差があると思うので、別に人に勧めようとは思いませんが、興味を持って疑問を抱くのは楽しいでのおすすめです。

よくよく考えれば、もし湯シャンの方が良いというのが事実であっても、シャンプーメーカーはテレビのビックスポンサーであり、そんな話が一般的に常識として広まる可能性は低いと思います。

余談ですがって全て余談なのですが(笑)
最近は「月」に興味を持って疑問を抱いています。
私は昔から夜になると月を探す習慣があります。

月は地球の衛星で、地球の約1/4の大きさです。
それに比べて太陽は、地球の約109倍の大きさです。

この2つの星が、地球から見るとピッタリ同じ大きさになるんですよね。
皆既日食でピッタリサイズなのがわかると思います。

こんな偶然ってあるもんでしょうか?
世の中面白いことでいっぱいです。

Just be hopeful

おまけ

【NO.91】元気な時はミクロに、疲れてる時はマクロに。

【NO.91】元気な時はミクロに、疲れてる時はマクロに。

ミクロやマクロと言うと、ミクロ経済やマクロ経済のことをイメージされる人が多いと思います。

ちなみにミクロ経済とは、その場、その時に応じて個々の経済について考えることで、「瞬間的な時間」しか考慮に入れません。

これに対し、マクロ経済とは、時代や年、時間が変化することでどのように国の経済が変わるかを考えることで、「時間の経過」も考慮に入れます。

今回のお話は、このミクロとマクロとも似ている部分はありますが、単純にミクロとは詳細に考えることで、マクロは広く考える事だと思ってください。

仕事柄、いろいろなことをご相談頂く機会があります。
その時によく感じることは、問題解決の方法というより、それ以前に問題があるというか、その問題は今考えるのに適していないんじゃないかな?と思うことがあります。

常に詳細な細かい部分に挑んでいくのは、とても重要な事だとは思うのですが、元気な時はいいですが、疲れてる時はあまり良い結果を生みません。

だからといって、疲れてるからを理由にマクロ的な思考ばかりしているのも危険ではあります。
マクロ的思考は、楽といえば楽なので(笑)

大切なのは、元気か疲れているかを俯瞰的に観察し、疲れてる場合は、今ミクロ的思考をするのは適していないと判断することと、単純に疲れを取ると言うことです。

疲れを簡単に取れたら世話ねえYO
と思う人も多いと思います。

でも、疲れってそんなに難しくないと思うんですよ。
難しく考えてるか、逆にちゃんと考えたことがない人も多いのではないでしょうか?

今や現代病とも言われる疲労ですが、まず現代とは1700年代の産業革命後を示す場合が多いです。
要は科学が進化する前後で分かれます。
そして近年ではコンピューターの開発で科学は飛躍的な進化をしております。

社会は科学で進化します。
では、人間は科学で進化するでしょうか?
原始時代から見た目は変わったかも知れませんが、人体としてはさほど進化はしてないと思います。

増えた臓器とかないと思うんですよね。
あったらごめんなさい。

何が言いたいかというと、社会や会社は、進化や成長を急激にするけど、人間はそんな簡単に進化や成長しないっすよってことです。

飛躍的に成長した企業は、誰しも目にしたことがあるかと思うのですが、飛躍的に中身が成長した人間って、見たことあります?

すごい人って、幼い頃から結局すごいとこあって、すごくない人って、幼い頃から結局すごいとこなくて、結局どちらも飛躍的に進化したかというと変わってないと思うんですよね。

勘違いしないでくださいね、すごい人=偉い人とは言ってません。
ただ、おぉ、あの人すげーなーってだけです。

つまり、人は簡単に進化できないのに、進化する社会に、成長する企業に適合しようとしすぎてるから疲れるのではないでしょうか。

こういった考えもマクロ的思考です。
要はマクロって抽象的なんですよね。

具体的なミクロも大切ですが、抽象的な理解がまずズレてると疲れやすいと思います。

山口周さんの “発展とは静かなる破壊だ。”って言葉が深くて好きです。

進化は難しいけど、昨日よりの進歩は目指せるんじゃないかなって思ってます。
ライバルは常に昨日の自分。
なんつって。

Just be hopeful

【NO.90】Googleのアルゴリズムには気をつけたほうが良いです。

Googleのアルゴリズムには気をつけたほうが良いです。

これ、大人も気をつけた方が良いですが、子供はもっと気をつけた方が良いことなので
まずは、大人がしっかり理解されることをおすすめします。

勘違いしないでくださいね、解らない、怖い、使わない。
は、損するだけです。

結構単純なお話なので、ちゃんと理解してうまく活用してくださいね。

今回はGoogleの人気サービスのYoutubeを例に説明していきます。

まず、アルゴリズムという言葉は聞いたことあると思います。
聞いたことはあるし、なんとなくイメージはつくけど、うまく言葉で説明できないという人が多いかと思います。

アルゴリズムとは「問題を解決するための手段や計算方法」を意味する言葉です。
では、Googleのアルゴリズムとは「Googleの問題を解決するための手段や計算方法」となるわけです。

問題解決とは、目標設定ありきになるわけで、Googleの目標は世界平和や世界征服でなければ、企業ですので当然企業拡大や利益アップとなると思います。

IT最先端のGoogleですが、収入源は案外古いビジネスモデルで、広告収入になります。

広告収入を収入源とする場合、大切なのは利用頻度を上げること。

Youtubeで言えば、とにかく再生時間が長いのが望ましい訳です。
そうなると、ユーザーに好まれそうな動画をホーム画面にどんどん表示する訳で、好みなので、どんどん再生しちゃいます。

ここで、まず出る問題は、とにかく時間が奪われるということ。

これはテレビの比ではないと思っています。
垂れ流しのテレビに比べて、あたかも自分で選択して、あたかも有意義な時間に感じてしまうのは、人々の意識が向上している訳ではなく、Googleのアルゴリズムがいかに優秀かということだと思います。
もちろん優秀とはGoogleにとって優秀という意味です。

次に出る問題はフィルターバブルが起きるということ。

フィルターバブルとは、アルゴリズムによって起こる現象で、見たくない内容が泡(バブル)にまみれて見えなくなる状態のことを言います。
これを気をつけないと極度に偏りがちな狭い世界観になる場合があります。
グローバル、グローバルというITが狭い世界を作る皮肉な状況でもあります。

このフィルターバブルは、とても重要なことなので、もう少し砕いて説明します。
見たくないものが泡にまみれて見えなくなるということは、見たいものばかりになるということです。

例えば、陰謀論が好きな人には、陰謀論の動画ばかり表示される訳です。
そうなると、そんな動画ばかり見ているので「世の中は陰謀だらけだ!」となっちゃいます。

スピリチュアルが好きな人には、スピリチュアルの動画ばかり表示される訳です。
そうなると、そんな動画ばかり見てるので「スピリチュアル最高!」となっちゃいます。

右寄りの人は、さらに右寄りに。
左寄りの人は、さらに左寄りに。
アニメ好きの人は、さらにアニメ好きに。
スポーツ好きの人は、さらにスポーツ好きに。
お笑い好きの人は、さらにお笑い好きに。
ラーメン好きは、小池さんに。
etc.

ほんとにそんなに好きならいいんですけどね(笑)
このような現象が、あたかも自分が選択したかのように起ります。
これがフィルターバブルの危険性です。

食べ物で言えば偏食は危険ですよって、お話です。
適度にバランスよく食べるのが大切です。

アルゴリズムがあるおかげで、検索キーワードを知らない動画に辿り着け、新たな情報を入手することも出来るので、使い方によってはとても便利ですので、アルゴリズムというものがどういうものかをよく理解して使用するのが大切だと思います。

まずはアルゴリズムの仕組みを理解する。
次に、偏った世界観を見ていないか確認する。

この情報過多の世界で重要なのは、常に自分のフィルターの性能を上げ続けることです。
そうしないと自分が好きと思ってるものが、実はアルゴリズムによって中毒にされているだけという可能性があります。

IT業界って利用者のこと「ユーザー」っていうんですけど
ユーザーって呼ぶ業界は、IT業界と麻薬業界くらいらしいです(笑)

Just be hopeful

【NO.89】アフターコロナについて思うこと。

【NO.89】アフターコロナについて思うこと。

オリンピックも始まり、いよいよアフターコロナと言うか、
withコロナと言うかの状態が近づいて来た感じですね。

世界に先駆け、イギリスのコロナ規制全面解除のニュースも流れ、時期早々など賛否両論ではありますが、動き始めました。

全面解除と言っても、安全になりましたと言う事ではなく、もうこれ以上経済を止められない限界に来たと言った状態に近く、全ては自己責任という形です。

ワクチン接種の進んでいる国から徐々に同じような形になって行くのではないでしょうか。

では、日本ではどうなるかと考えると、オリンピックやっちゃったからもう関係ないね的に、オリンピック後に全面解禁になる可能性と、10〜11月頃の秋に全面解禁の可能性があると思います。

なぜ秋かと言うと、日本は総選挙が控えているからです。
衆議院は2021年10月21日で任期満了です。
規定では、総選挙は任期満了の30日以内に行うと言う決まりがありますので、早くて9月末、コロナ禍としての例外として任期満了日に解散したとすると、法律上最も遅く選挙が出来る日は11月28日となるようです。

自民党総裁の任期は、9月30日なので、10月21日ギリギリまで引っ張る確率は低いかな?

選挙となると有権者の中でも、やはり高齢者へのイメージが最も重要とされる印象なので、全面解禁はオリンピック後すぐより、総選挙後の可能性の方が高いのかな?と言った印象です。

早かれ遅かれ、あと数ヶ月な感じですが
「やったー!全面解禁!」
と言った感じで、完全にコロナ前と同じ生活になるのは、危険な気もします。

旅行行ったり、会食したりの個人の行動は問題ないと思いますが、危険なのは企業の行動です。
コロナ前も、コロナ禍も全然影響なくイケイケの企業はあまり心配ないかも知れませんが、コロナで業績に影響が出た企業は、これを機会に在り方を考え変えなければ、ただコロナで痛い目見ただけです。

大切なのは、先入観を無くしたリアルな想像力
どんな企業や業種であれ、先入観をなくし、たった今からその業界が始まったとしたら、その方法をとるか?と言う考えが、最も重要だと思います。

多くの業界が、パソコンやインターネット、スマホの普及前からあるビジネスです。
これらの業界は、特に在り方を見直さなければ、もったいないです。

しかし、実際は以前のレポートの【NO.78】断言する。「デジタルシフトもパラダイムシフトも起きない。」でも述べましたが、多くが変わらないと思います。

変わないのではなく、変わないのです。

変わる、変わらないも自由な選択なのですが、もったいないっす。

なぜコロナ前に戻るのか?
なぜ日本経済空白の30年と言われた在り方に戻るのか?

皆さん、オリンピックの開会式見られました?
ヤバかったですね(笑)
悲しくも、あれが日本の現状だと思います。

決して私は「日本オワコン」と言ってる訳ではありません。
良い方向には進んでると思っています。

先日の、西村康稔経済再生担当相の発言撤回なんて良い例です。
1日で撤回です(笑)
良い方向に進んでると思います。
ちゃんと倫理に反した方向には行かないようになって来てます。

近年、色々な内部告発など嫌なニュースを目にする機会が多いので、悪い方向に向かってると思う人も多いのですが、これらはウミ出しで、現状が悪いだけで、方向的には良い方に進んでいると感じています。

大人たちが良い方向に進んでいる事に気付けなければ
子供たちに未来の希望は無い。

利潤資本主義から倫理資本主義への切り替わりの足音が聞こえて来ました。

Just be hopeful

【NO.88】そもそも、お金って。

【NO.88】そもそも、お金って。

前回、NFTと仮想通貨のお話をさせて頂いた続きになります。

お金と言うと、大抵は福沢諭吉の書かれた一万円札紙幣を思い浮かべると思います。
でも紙幣を見ても、どこにも「お金」って書いてないんですよね。

書いてあるのは「日本銀行券」です。
そうです。
あれって券なんです。

あと、お金って「金(きん)」という文字が使われていますけど、
英語だと“Gold”じゃなく“Money”ですよね。

「金(きん)」という文字が使われているのは
元々、金貨や銀貨が通貨として使われていて、金銀で取引を続けるのは不便だから、金に引き換えが可能な
引換券(正確には「兌換券」(だかんけん))として紙幣を作っています。
なので、「券」なのです。

引換券に書かれた金と交換すると言う約束でしたが、それでは「金の量=紙幣の量」になってしまい
経済の発展が見込めなくなり、1931年に「必ず金と交換します」という金本位制を廃止しました。

金と交換はしないけど、同じ価値はあるからね!
信じて!

っと言うのが、我々が現在使用している「お金」です。

当時の人は、素直に信じたんでしょうかね。
そんな胡散臭い話あるかって!思った人もいる気がします。
今の仮想通貨となんか似てますね。

つまり、お金とは価値があるから信じてね、と言う「信用」な訳です。

お金が欲しい、もっと欲しいと思う人が、信用を失うことを続けて、最終的にお金を手に入れられないのは、結局「信用」を失ってるからだと思います。

まぁ、中には悪いことしてお金を稼いでる人はいると思うんですが、それは一時の話で、最終的にはろくな目にあってないのが現状ではないでしょうか。

お金を稼ごうと思うよりも、信用を築くことを継続すれば、食べていくのに必要なお金は入ってくる気がします。信用大事っす。

現在の紙幣は、金に交換することは出来なくなりましたが、金を購入することは出来ますよね。

金は希少なので、資産としても優秀と言われており、2020年8月7日には「1g=7769円」になって歴代最高値を塗り替えています。

我らが日銀も、もちろん沢山の金を保有しています。
その量、730トン、日本は世界で8番目の金保有国と言われています。

だがしかし。。。

日銀は金を米国から購入しており、日銀の保有する金の大半は「米ニューヨーク連邦準備銀行」に保管されています

つまり、日本が保有している金は、日本には無いのです。
しかも米ニューヨーク連邦準備銀行に保管されていると言う金を見たことある人はいないと言う。

私がバカなのでしょう。
どう言うことなのか、さっぱり分かりません(笑)

これが究極の信用なのか?
お前のものは俺のものなのか?

元々、金で取引を行い、その後引換券を作って、そしたら引換しない。
でも、金と同じ価値あるから信じて。
で、そもそもの金は日本には無くて、見たことある人もいない。

一切は空

と言うことで、よろしいでしょうか?

Just be hopeful

【NO.87】NFTとか、仮想通貨とか、お金のお話。

【NO.87】NFTとか、仮想通貨とか、お金のお話。

このお話、質問される事も多く、書こう書こうと思っていたのですが、NFTの話をすると、どうしても仮想通貨の話も出てきますし、そうなるとそもそもお金って、という話に長くなりそうなので怯んでいましたが、自分の頭の整理の為にも書いてみようと思いますので、お付き合い頂けると幸いです。

まず、NFTのお話から。
少し前にかなり話題になりましたが、最近は少し控えめになって来た印象です。

ツイッターCEOのジャック・ドーシー自身が行った世界で最初のツイートに3億近い値段がついたとか、ビープルのデジタルアート作品が約75億円の値段がついたなどの話題でした。

NFTとはNon Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)のことで、直訳すると代替不可能なトークンという意味になります。簡単に言うとデジタルだけど「1点物」と言うことですね。

デジタルなので、誰でもコピー出来る物もあります。
先程の約75億円のビープルの作品、誰でもググればすぐに出てきて、コピーして保存できます。
だけどそれはコピーなので、残念ながら75億円の価値はありません。

どれが本物かと言うのが証明出来るからで、出来るからこのような値段がついています。
それを可能にしているのがブロックチェーンと言う技術です。

この技術がとにかくすごく、まだまだ発展は必要な部分もあると思いますが、将来的には様々なものに可能性の広がる技術です。

今までのデータと言うものは、1箇所にまとめられ管理されているのですが、そうなると改ざんされるなどのリスクがありますが、ブロックチェーンは分散型で管理をするので、改ざんがまず不可能です。

仮想通貨も、このブロックチェーンの技術で運用されています。

NFTとか仮想通貨の話になると、どうしても「儲かる?」と言う投資としてどうかと言う話ばかりに注目をされますが、元々これらは「思想」の話であると言うことを理解しておくことは大切だと思います。

例えば、日本円であれば日本国、アメリカドルであればアメリカ合衆国と言う親分のいる中央集権型です。この親分達を信用出来なくなって来ている時代の流れが、この技術開発の背景にあり、今のパワーバランスおかしくね?俺たちは俺たちでやるから!と言うパワーを分散させた非中央集権型のリベラルな思想の元にできております。

ロックですね。

元々は1980年代の後半から活動が盛んになってきたサイファーパンクと言う活動家たちの思想が元となっています。

つまり、思想とテクノロジーを融合させたのが、このブロックチェーンの技術であり、そのブロックチェーンを使って運用しているのが、仮想通貨やNFTになるわけです。

その思想、ロックだねぇ。いいねぇ!
俺もロックだぜっ!

のノリで広まったのが有名な仮想通貨のビットコインです。

親分に管理なんてされたくないぜ!自己責任で管理するぜ!
と言う思想なので、売れれば有名ロックミュージシャンですが、売れなければ普通の不良です(笑)
ビットコインは売れたので、有名なロックになったわけです。

親分である国としては、リベラル思想は厄介なので、どうにか管理したいと躍起になってるのが今の現状ではないでしょうか。

しかし、中央集権型のパワーバランスおかしくね?から始まった非中央集権型の思想ですが、ビットコインで言えば数%の人が全体の90%近いビットコインを持っていると言う話で、それもパワーバランスおかしくね?と言う矛盾が生まれて来ています。

その数%の人が売り逃げすれば、ビットコインは大暴落するわけであり、
業界で言うその「ラストデイ」がいつになるかと言うのも注目の1つです。

また、電気自動車最大手のテスラが資産の一部をビットコインに、更にテスラ車をビットコインで支払い受け入れ準備中と発表して、その後過去最高値が付き、それを撤回するツイートをしたら数週間で40%以上の下落をすると言う事態も起きており、ほんとロックな感じです。

総数が限られているだけに、大きな資産が流れ込んだり、流出すれば乱高下する訳です。
つまりインサイダー取引的なことをしても、取り締まる法律がないロックな無法地帯でもあります。

そして、NFTや仮想通貨を「儲かるかどうか?」だけで考えている人には関係のない話かもしれませんが、実は大きな環境問題を抱えています。

このブロックチェーンと言う技術は、例えると、みんなが同じ通帳を持っているので、改ざんが出来ない仕組みなのですが、本当に改ざんが行われていないか確認をするマイニングと言う技術と併用されていて、このマイニングには次元の違う電力が必要になってくるのです。

ビットコインは、1トランザクション(1回の取引)あたり300kgのCO2を生み出すと算出されており、消費電力の少ないと言われているイーサリアムでさえ1トランザクションあたり20kgのCO2が排出すると言われているます。

CO2の20kgとは、ヨーロッパの家庭の4日分の排出量に匹敵します。
そうなるとビットコインで1トランザクションすると2ヶ月分のヨーロッパ家庭のCO2を排出する訳です。

NFTアートの場合はイーサリアムを使用していますので、1トランザクションするとヨーロッパ家庭の4日分のCO2を排出します。

人に優しく、自然に優しく、自分に厳しくをモットーとしてる私個人としては
これは、どうなのよ?と感じます。

確かにブロックチェーンは画期的で、NFTにしても仮想通貨にしても。大変将来性のある技術で、未来的にはそうなるだろうなと思いますが、まだまだ課題は大きいのではと考えており、ちょっと原子力発電に近い感じで、考えとしてはすごいけど、技術としてはまだ早いのかな?と言った印象です。

技術とはテストアンドエラーの繰り返しで発展することは重々承知ですが、破滅が先か、発展が間に合うかハイリスクハイリターンすぎる感じです。

今回、テスラがビットコインでの受け入れ中止を発表したのも、この電力消費が問題であると発表されています。環境を考え、電気自動車を販売している企業が環境悪化を招いていては意味がないので、英断と思えますが、私でも知ってる内容をイーロンマスクが元々知らない訳がないので、なんで最初にビットコインで受け入れすると話したのか理解しかねるところでもあります。

テスラがソフトウェアアップデート後にバッテリーの充電速度が遅くなった問題で、ノルウェーでの判決を受けて、最大243億円の補償金支払いを命じられ、上告しなければ、その支払い期限が2021年5月30日までとなってる事実もあり、テスラが約1640億円分のビットコインを購入したのが2021年2月。それと同時にビットコインでの支払い受け入れ準備を検討中と発表。翌月3月にはビットコインが過去最高値となり5月12日にビットコインでの支払い受付を停止と発表。

テスラ自体はビットコインの売却をしていないと発表しているが、他の名義でもいくらでもやりようはありそうなので、あれ?イーロンマスクやってね?(笑)とも思えてしまう。法律的には何の問題もないのも事実で、ツイートだけで、必要な補償金くらい簡単に稼げちゃう頭の良い人がいる可能性はあります(笑)

最初はロックな思想好きが集まって始まった仮想通貨が、リアルに買い物が出来るようになって、さらに注目が集まり、現在では「投資」と言う目的がメインなので、取引はまだまだ少ないと思いますが、これが本来の目的てある日常的に使える通貨となると、中央集権をぶっ壊すどころか、自然ごとぶっ壊してしまいかねないと言う、なんとも言えない理想と現実の間に真っ只中だと思います。

このような事が起き始めているのも、現在の資本主義経済の成長が限界に達したのかもしれませんね。
今まで価値のなかった物が、思想により価値があると言われれば価値があるようになる。

戦国時代に、武功を残した武将に褒美であげる城も石高もなくなり、「これは一城と同じ価値がある」と茶器に価値をつけて褒美として渡した話を思い出しました。

いつの時代も、価値を作り出した者勝ちってことですかね?
千利休は豊臣秀吉にぶった斬られてしまいましたが。。。

真面目な話を書き続けていたら、頭がプスプスとCO2を排出してきたので、続きの「そもそもお金って」と言うお話は次回に書かせて頂きます。

気持ちはロックでいたいですが
自然は大切にしたいです。

Just be hopeful

【NO.86】情報入手時の注意点。

【NO.86】情報入手時の注意点。

以前は通用したビジネススタイルが通じない。
こんなことを考えたり、目にしたりする機会が増えてるのではないでしょうか。

これらは数年前から起きている経済の変化。
つまり貨幣経済から評価経済への切り替わりから感じられてることかもしれません。

時代と言うものは、パチンと一瞬で切り替わる物ではなく、夜から昼に変わるように、徐々に切り替わるので、いつが正確な切り替え時期というのは未来には設定されるかもしれませんが、この時代の変化のリアルタイムにいる我々としては、現在はその切り替えの最中と表現するしか出来ません。

評価経済をすごく簡単に説明すると、
1000万円の貯蓄を持ってるより、1000万人のフォロワーを持ってる方が価値がある。
と言った感じになります。

20年前に1000万人のフォロワーが1000万円より価値があると言っても、誰も意味が分からなかったと思いますが、現在では「1000万円の貯蓄より、1000万人のフォロワー」と言われれば、多くの人が何となく分かると思います。

例えるなら、ゴミのポイ捨て。
現在の日本では、ほとんどの人がしません。

しかし、夏目漱石の名作である「三四郎」
主人公が上京の汽車の中で食べてた駅弁のゴミを、普通に窓から捨てるシーンが描かれています。
すごく昔は普通だったんでしょうね。こんな事を今やったり、書いたりしたら大炎上です。

つまり、私たちの考えは、常に時代や常識に強くバイアスをかけられていると言うことになります。

「インフルエンサー」と言う言葉。ブログが流行り出した時代から使われ出した言葉ですが、普及しだしたのはtwitterやfacebookなどが日本に上陸した2008年頃からで、今では日常的に耳にする言葉となりました。

テレビ一強だった時代から、一般人でも影響力の持てる時代に変化したことにより、貨幣経済から評価経済への切り替わりが始まったのだと思います。

・Amazonで物を買う際に、広告でよく見かける商品より、レビューの良い商品を買った経験があります。
・Youtuberがおすすめしてる商品を買った経験があります。
・ブログで紹介されてる商品を買った経験があります。

これらは評価経済での一つの現象だと思うのですが、これらのSNS等の効果が実証されると、以下のようなことも増えてきました。

・Amazonで偽のレビューが横行する。
・Youtuberが案件をふせて、商品を勧める。
・利益率の高いアフェリエイトをブログに掲載する。

一般人に様々なチャンスが訪れた評価経済にも思えますが、評価経済も良いことばかりではありません。

日常的に様々な情報を受信する現在では、自身のフィルターを磨くことが非常に重要になってきます。
このフィルターがザルのように目が荒いと、えらい目にあいます(笑)

この現在の評価経済で気をつけなければいけないことは
人は無意識にメディアの情報とセットで、価値判断も受け取ってることです。

これは貨幣経済の時代でも重要な点だったと思うのですが、評価経済の時代ではより気をつけたほうが良い点だと思います。

情報は重要です。
でも、価値判断は上手にフィルターにかけた方が良いです。

上手にフィルターをかけないと、人の価値判断が、あたかも自分の価値判断のように入り込み、一貫性の無い思考になります。

解っているような発言だけど、なんとなく表面だけっぽい。
解っているような発言だけど、行動が伴っていない。

こんな印象を持たれてしまいがちです。

情報は価値判断とセットで入ってくる。

これを意識するだけで、かなり良い方向に変わると思いますし
フィルターを磨けば、中々便利で楽しい時代だと思います。

Just be hopeful