【NO.99】デジタルヒューマン

みなさん、デジタルヒューマンって聞いたことありますか?
今、この技術が急速に発展しています。

まずは見てもらう方が早いと思いますので、次の動画を見てみてください。
これは新しい韓国のアイドルグループのPVです。

デジタルヒューマンと言うお話をしてから見ているので、気づかれると思いますが
このアイドル、人間じゃありません
デジタルヒューマンです。しかも声もこの世に存在しない声です。

大きな画面で見れば、違和感を感じるかも知れませんが、スマホで見ると気づかないレベルです。
映画などで使われるCGという技術はご存じだと思います。
簡単に言うと、これの超進化版です。

中途半端なリアルさがあるCGだと、人は不気味さを感じるのですが、内臓、骨格、皮膚、毛穴まで設計に取り入れ、リアルを追求しているのがデジタルヒューマンです。

今後、このデジタルヒューマンを色々なところで見かけるようになると思います。
まずは店頭のインフォメーション。
webでのインフォメーション。

今後起こる現象は、人は人間の受付より、デジタルヒューマンの受付を好むようになります。
なぜかって?正確だからです。

例えば、接客業20年のベテランが居たとしましょう。
1日8時間ずっと接客していたとすると合計時間の計算式は以下になります。

8時間  x  年間250日  x  20年 = 40000時間

つまり、ベテランの価値はこの40000時間の経験と実績になります。
ここで注意しなければいけないのは、人間の場合は、常にセッション数は1になります。
2人の人間と同時に話すことは出来ませんし、労働基準法がありますので1日に働ける時間も決まります。

それでは、AIを搭載したデジタルヒューマンの場合はどうでしょうか?
1時間 x 600同時セッション x 24時間 = 14400時間

3日後には、人間の20年間の経験と実を超えてしまうわけです。
例として同時セッション数を600としましたが、これが40000であれば、1時間で人間の20年分になるわけです。

どう考えても、AIの方が神対応をしてくれる計算になります。

ここでお話をしているAI+デジタルヒューマンで、現在最も有名なのはUneeQのデジタルヒューマンです。
携帯大手のVodafone や、スイス最大銀行のUBSなどが採用しています。

AI抜きで、裏で人間が話したりするパターンでは、フォートナイトというゲームで有名なEpic Gamesのメタヒューマンが有名です。

Youtubeなど、動画のコンテンツで社員を採用していると、退職の際に起こる色々な面倒なことを考えると、Epic Gamesのメタヒューマンを採用するパターンが増えると思います。

2045年には、世界に存在するすべての企業はIT企業になると言われています。
それはITを採用しない企業は存在しなくなるからです。

建設業だって、ほぼ全てが3DプリンターになりIT企業。
自動車業も、すでにタイヤ以外は、3Dプリンターでの製造が可能になり、運転も自動化、立派なIT企業になるんだと思います。

Siri、OK Google、Alexaなど、現在対話してると、イラッとくる事はありますが、これも時間の経過と共にどんどんコミュニケーションが上手くなっていくのだと思います。

昔のOfficeを使用したことがある人なら、毎回出てくるヘルプのイルカの「カイル君」にイラッときた経験のある人も多いと思います。テキストボックスに「お前を消す方法」と入力するのが流行りました(笑) 

あの時代があるから、現在があるわけで、現在があるから、未来もあるわけで

ただ、人間が最も得意であると思われるコミュニケーションであったり、道具を使うことであったりを
AIの方が得意になってしまったら、人間は何を伸ばしていけば良いのか、考えさせられる部分でもあります。

やっぱ、愛かなぁ (  ̄ - ̄)(遠くを見る目)

Just be hopeful