【NO.98】なぜ、年を取ると時間が経つのが早く感じるのか?

年々、時間が経つのが早い。
そう感じませんか?

私は3日前が正月だった感じです(笑)

この現象には多くの説があります。

医学的だと、細胞分裂が関係している説です。
幼少時代の活発な細胞分裂に比べ、年を取ると細胞分裂が緩やかになり、結果時間が早く感じるという説。

数学的だと、人生の割合の説です。
1歳児の1年は人生の100%に対して、20歳での1年は人生の5%になり、結果時間が早く感じるという説。

心理的だと、経験の量の説です。
幼少時代に1年で経験値を増える量と、年を取ってからの1年での経験値の増える量の関係から感じる説。

答えは、解りません。
正解が無いのが、民主主義の良い所でもあるので、この現象に新たな説をぶっ込んでみようと思います。

私はエンジニアでもあるので、技術的な点から行きます。
技術的には、世界が指数関数的進歩をしているから説です。

みなさん、ムーアの法則をご存知でしょうか?
マイケル・ムーアじゃないです(笑)

ムーアの法則とはパソコンのCPUでお馴染みのインテルの創業者、ゴードン・ムーアが提唱した、半導体の集積回路は24ヶ月で2倍になるとう法則です。

ムーアの法則自体は、集積回路の集積率のことを言っているので、物理的にはこれ以上回路を細かくするのは厳しく、この法則に終焉を迎えそうでもありますが、量子コンピュータなどの開発により、似た法則が引き継ぐと思われます。

なぜなら、それは歴史が全てを物語っており、世界は指数関数的進歩をしているからです。

次が人類誕生からのざっくりの表になります。

表1が人類が誕生した原始時代から、30年前までの表です。
右側の線が重なって見えるので、332倍に拡大したのが表2になります。
これでもまだ見づらいので、さらに505倍に拡大したのが表3になります。

人類が誕生してから3299000年間は、ほぼ変化がなく、ウホウホ言っていたと思います。
そして農耕の始まる弥生時代、そこから都市・国家ができるまで8000年ほどかかっています。

進歩が大きく進むのは300年前の産業革命からです。
表1の全体から見ると330万年前に生まれて、30年前にいきなり大人になったような感じです。

これが歴史が物語っている世界は指数関数的進歩を遂げるという事です。

それでは、ムーアの法則に当てはめて、今後どのような進化があるか計算してみましょう。

今から2年後の2024年は、1年間で2022年の2年間分の進化をします。
4年後の2026年は、1年間で2022年の4年間分の進化をします。
6年後の2028年は、1年間で8年間分の進化をします。
8年後の2030年は、1年間で16年間分の進化をします。
10年後の2032年は、1年間で32年間分の進化をします。
12年後の2034年は、1年間で64年間分の進化をします。
20年後の2042年は、1年間で1024年間分の進化をします。

核戦争で人類絶滅や、隕石衝突でもない限り、ほぼほぼこの感じで技術の進化は進むと思われます。
20年後には、エネルギー問題、食糧問題、環境問題、これらのことはまず解決されてると思います。

例えば、今から20年後の老後の心配。
この法則から考えると、平安時代に2022年の心配をする感じです(笑)

それでは、本題の時間の感じ方の話に戻します。

つまり、どういうことかと言うと、時間が早く感じるのは
年のせいではなく、世界が指数関数的進歩をしているからと言う説です。

進歩の上昇カーブのすごい時代に生きれば生きるほど時間は早く感じていくということです。

3299000年間進歩をしなかった原始時代の老人は、時間が早く感じなかったのではないでしょうか?
確証が取れないので、説としてはありです(笑)

私の幼少時代より、今の子供達の方が時間を早く感じてるのではないでしょうか?
確証が取れないのですが、なんか最近の子供忙しそうなので、説としてはありです(笑)

3日前が正月だっと感じる私としては
いずれ毎日が正月になり
いつかは毎日、盆と正月が一緒にくる日々が来るわけであって
その日が楽しみでなりません(笑)

私の大切な仲間内で
毎日毎日、遊びが忙しくて、忙しくて大変だよぉ~
という言葉を大切にしています。

私は気持ち的な意味で言っているのですが
既にそれがリアルライフの仲間もいます(笑)
そんな仲間を見てると、未来への希望につながります。

Just be hopeful