これ、大人も気をつけた方が良いですが、子供はもっと気をつけた方が良いことなので
まずは、大人がしっかり理解されることをおすすめします。
勘違いしないでくださいね、解らない、怖い、使わない。
は、損するだけです。
結構単純なお話なので、ちゃんと理解してうまく活用してくださいね。
今回はGoogleの人気サービスのYoutubeを例に説明していきます。
まず、アルゴリズムという言葉は聞いたことあると思います。
聞いたことはあるし、なんとなくイメージはつくけど、うまく言葉で説明できないという人が多いかと思います。
アルゴリズムとは「問題を解決するための手段や計算方法」を意味する言葉です。
では、Googleのアルゴリズムとは「Googleの問題を解決するための手段や計算方法」となるわけです。
問題解決とは、目標設定ありきになるわけで、Googleの目標は世界平和や世界征服でなければ、企業ですので当然企業拡大や利益アップとなると思います。
IT最先端のGoogleですが、収入源は案外古いビジネスモデルで、広告収入になります。
広告収入を収入源とする場合、大切なのは利用頻度を上げること。
Youtubeで言えば、とにかく再生時間が長いのが望ましい訳です。
そうなると、ユーザーに好まれそうな動画をホーム画面にどんどん表示する訳で、好みなので、どんどん再生しちゃいます。
ここで、まず出る問題は、とにかく時間が奪われるということ。
これはテレビの比ではないと思っています。
垂れ流しのテレビに比べて、あたかも自分で選択して、あたかも有意義な時間に感じてしまうのは、人々の意識が向上している訳ではなく、Googleのアルゴリズムがいかに優秀かということだと思います。
もちろん優秀とはGoogleにとって優秀という意味です。
次に出る問題はフィルターバブルが起きるということ。
フィルターバブルとは、アルゴリズムによって起こる現象で、見たくない内容が泡(バブル)にまみれて見えなくなる状態のことを言います。
これを気をつけないと極度に偏りがちな狭い世界観になる場合があります。
グローバル、グローバルというITが狭い世界を作る皮肉な状況でもあります。
このフィルターバブルは、とても重要なことなので、もう少し砕いて説明します。
見たくないものが泡にまみれて見えなくなるということは、見たいものばかりになるということです。
例えば、陰謀論が好きな人には、陰謀論の動画ばかり表示される訳です。
そうなると、そんな動画ばかり見ているので「世の中は陰謀だらけだ!」となっちゃいます。
スピリチュアルが好きな人には、スピリチュアルの動画ばかり表示される訳です。
そうなると、そんな動画ばかり見てるので「スピリチュアル最高!」となっちゃいます。
右寄りの人は、さらに右寄りに。
左寄りの人は、さらに左寄りに。
アニメ好きの人は、さらにアニメ好きに。
スポーツ好きの人は、さらにスポーツ好きに。
お笑い好きの人は、さらにお笑い好きに。
ラーメン好きは、小池さんに。
etc.
ほんとにそんなに好きならいいんですけどね(笑)
このような現象が、あたかも自分が選択したかのように起ります。
これがフィルターバブルの危険性です。
食べ物で言えば偏食は危険ですよって、お話です。
適度にバランスよく食べるのが大切です。
アルゴリズムがあるおかげで、検索キーワードを知らない動画に辿り着け、新たな情報を入手することも出来るので、使い方によってはとても便利ですので、アルゴリズムというものがどういうものかをよく理解して使用するのが大切だと思います。
まずはアルゴリズムの仕組みを理解する。
次に、偏った世界観を見ていないか確認する。
この情報過多の世界で重要なのは、常に自分のフィルターの性能を上げ続けることです。
そうしないと自分が好きと思ってるものが、実はアルゴリズムによって中毒にされているだけという可能性があります。
IT業界って利用者のこと「ユーザー」っていうんですけど
ユーザーって呼ぶ業界は、IT業界と麻薬業界くらいらしいです(笑)
Just be hopeful