3-1 コンテンツ管理システム(CMS):人気のCMSの比較(WordPress、Joomla、Drupal等)

3-1 コンテンツ管理システム(CMS):人気のCMSの比較(WordPress、Joomla、Drupal等)

3-1 人気のCMSの比較(WordPress、Joomla、Drupal等)

はじめに
コンテンツ管理システム(CMS)は、ウェブサイトの作成、管理、公開を容易にするためのソフトウェアアプリケーションです。CMSを使用することで、技術的な専門知識がなくても、テキストや画像などのデジタルコンテンツを編集し、ウェブサイトに公開することができます。現在、市場にはさまざまなCMSが存在しますが、その中でもWordPress、Joomla、Drupalは最も広く使用されているシステムです。この章では、これらの人気CMSを機能、使いやすさ、カスタマイズ性、セキュリティの観点から比較し、どのCMSがあなたのプロジェクトに最適かを探ります。

1. WordPress

WordPressは、世界中で最も広く使われているCMSです。利便性、拡張性、大規模なコミュニティサポートが主な特徴です。非技術者でも簡単にウェブサイトを構築でき、数千のテーマとプラグインを利用してカスタマイズ可能です。小規模なブログから大企業のウェブサイトまで、幅広い用途に対応しています。

長所

  • 利用者が多く、サポートと情報が豊富
  • インストールと設定が簡単
  • 広範囲のテーマとプラグインで高度にカスタマイズ可能

短所

  • カスタマイズが進むと、パフォーマンスが低下する場合がある
  • セキュリティの問題が発生しやすい

2. Joomla

Joomlaは、中規模から大規模のウェブサイトに適したCMSです。社会的なネットワーキングサイトやeコマースサイトなど、複雑な機能を必要とするサイトの構築に最適です。カスタマイズの自由度は高いですが、WordPressに比べると少し技術的な知識が求められます。

長所

  • 強力なコンテンツ管理機能
  • 柔軟なアクセス管理と拡張機能
  • eコマースサイトや社会的ネットワーキングサイトの構築に適している

短所

  • 初心者にはやや扱いにくい
  • 拡張機能の質が不均一

3. Drupal

Drupalは、高度にカスタマイズ可能で強力なCMSです。大規模な企業や高度なデータベース統合が必要なプロジェクトに適しています。Drupalは柔軟性が高く、複雑なサイト構築のニーズに応えることができますが、その分、学習曲線は急です。

長所

  • 強力なカスタマイズと開発機能
  • セキュリティが高く、大規模サイトに適している
  • 複雑なコンテンツ構造とデータ管理が可能

短所

  • 初心者には非常に難しい
  • セットアップと管理に時間がかかる

4. まとめ

WordPress、Joomla、Drupalはそれぞれ異なるニーズに対応しています。WordPressは使いやすさと拡張性を求めるユーザーに、Joomlaは少し複雑なサイトを構築したい中級者に、Drupalは高度なカスタマイズとセキュリティを必要とする専門家や大企業に最適です。上記以外にもMovable Typ、MT7、Concrete5、EC-CUBEなどもあります。最終的には、プロジェクトの要件、技術的なスキル、将来の拡張計画に基づいてCMSを選択することが重要です。

「一部のJavascriptファイルは縮小されていないようです」の解決方法

Wordpress

All in One SEOのSEO分析で「一部のJavascriptファイルは縮小されていないようです」と表示された場合の解決方法です。

これを解決するのはWordpressのプラグインの「Autoptimize」が便利です。
WordPressにAutoptimizeを追加して以下のように設定します。

AutoptimizeのJavaScript オプション
AutoptimizeのCSS オプション
AutoptimizeのHTML オプション

上記の設定が完了すると

すべてのJavaScriptファイルが縮小されているようです。

警告が解除されます。

「お使いのサーバーは画像に “expires” ヘッダーを使用していません。」の解決方法

Wordpress

All in One SEOのSEO分析で「お使いのサーバーは画像に “expires” ヘッダーを使用していません。」と表示された場合の解決方法です。

今回は、Apache で mod_expires モジュールが使えるのを前提に書いています。
htaccessに以下のように追加します。

## EXPIRES HEADER CACHING ##
<IfModule mod_expires.c>
ExpiresActive On
ExpiresByType image/jpg "access 1 year"
ExpiresByType image/jpeg "access 1 year"
ExpiresByType image/gif "access 1 year"
ExpiresByType image/png "access 1 year"
ExpiresByType image/svg "access 1 year"
ExpiresByType text/css "access 1 month"
ExpiresByType application/pdf "access 1 month"
ExpiresByType application/javascript "access 1 month"
ExpiresByType application/x-javascript "access 1 month"
ExpiresByType application/x-shockwave-flash "access 1 month"
ExpiresByType image/x-icon "access 1 year"
ExpiresDefault "access 2 days"
</IfModule>
## EXPIRES HEADER CACHING ##

期間はお好みで設定してください。
上記の例では1 year(1年)になっております。

htaccessに追加が完了すると

お使いのサーバーは画像に "expires" ヘッダーを使用しています。

警告が解除されます。

「オープン・グラフのメタタグはありません」の解決方法

Wordpress

All in One SEOのSEO分析で「オープン・グラフのメタタグはありません」と表示された場合の解決方法です。
これはOGP(Open Graph Protocol)、つまりSNSでシェアされた時に表示される設定が完了していないことを意味します。

OGPの設定には、他のプラグインは必要なく、このプラグインのAll in One SEO Pack自体で設定できます。
設定を始める前に、OGPに設定する画像を用意しておくとスムーズです。

Facebook用の画像サイズは、最小サイズ:200px x 200px、理想的な比率1.91:1、最大8MB(例:1640px x 856px、Retinaスクリーン用3280px x 1712px)です。JPG、PNG、WEBP、GIF形式のみ。

Twitter用の画像サイズは、最小サイズ: 300px x 157px、理想的な縦横比2:1、最大5MB。 JPG、PNG、WEBP、GIF 形式のみ。

手順
1)All in One SEOの「ソーシャルネットワーク」にアクセス。

1)All in One SEOの「ソーシャルネットワーク」にアクセス。


2)Facebookの一般設定を表示して「デフォルト投稿Facebook画像」を設定する。

2)Facebookの一般設定を表示して「デフォルト投稿Facebook画像」を設定する。

3)Twitterカード設定を表示して「デフォルト投稿Twitter画像」を設定する。

3)Twitterカード設定を表示して「デフォルト投稿Twitter画像」を設定する。

以上で完了です。

必要なオープングラフメタタグがすべて見つかりました。

このように警告が解除されます。