7-1 ユーザーとのエンゲージメント:ソーシャルメディア統合

7-1 ユーザーとのエンゲージメント:ソーシャルメディア統合

7-1 ソーシャルメディア統合

はじめに
現代のデジタルマーケティングにおいて、ソーシャルメディアの活用は欠かせません。ソーシャルメディア統合は、ウェブサイトやアプリケーションにソーシャルメディア機能を組み込むことを指し、ユーザーエンゲージメントを向上させるための効果的な方法です。本章では、ソーシャルメディア統合の重要性と具体的な実装方法について詳しく説明します。

1. ソーシャルメディア統合の重要性

ソーシャルメディア統合は、企業やブランドがユーザーとの関係を強化し、オンラインプレゼンスを拡大するための強力な手段です。以下のような利点があります。

エンゲージメントの向上: ユーザーが簡単にコンテンツを共有できるようにすることで、エンゲージメントが向上します。

ブランドの認知度向上
ソーシャルメディアを通じて、ブランドの認知度が拡大します。

トラフィックの増加
ソーシャルメディアからのトラフィックが増加し、ウェブサイトへの訪問者数が増えます。

顧客との関係強化
ソーシャルメディアを通じて、顧客との直接的なコミュニケーションが可能になり、関係が強化されます。

2. ソーシャルメディア統合の具体的な方法

1)ソーシャルシェアボタンの設置
ソーシャルシェアボタンを設置することで、ユーザーが簡単にコンテンツを共有できるようになります。以下のコード例は、Facebook、Twitter、LinkedInのシェアボタンをウェブサイトに追加する方法です。

					<!-- Facebookシェアボタン -->
<div id="fb-root"></div>
<script async defer crossorigin="anonymous" src="https://connect.facebook.net/en_US/sdk.js#xfbml=1&version=v9.0" nonce="X8a7kJZc"></script>
<div class="fb-share-button" data-href="https://www.example.com" data-layout="button_count"></div>

<!-- Twitterシェアボタン -->
<a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-url="https://www.example.com" data-text="Check out this amazing site!">Tweet</a>
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

<!-- LinkedInシェアボタン -->
<script src="https://platform.linkedin.com/in.js" type="text/javascript">lang: en_US</script>
<script type="IN/Share" data-url="https://www.example.com"></script>

				

2)ソーシャルログインの導入
ソーシャルログインを導入することで、ユーザーは既存のソーシャルメディアアカウントを使用して簡単にログインできます。これにより、ユーザー登録のハードルが低くなり、エンゲージメントが向上します。以下は、Googleログインを導入する例です。

					<!-- Googleログインボタン -->
<meta name="google-signin-client_id" content="YOUR_CLIENT_ID.apps.googleusercontent.com">
<script src="https://apis.google.com/js/platform.js" async defer></script>
<div class="g-signin2" data-onsuccess="onSignIn"></div>

<script>
function onSignIn(googleUser) {
  var profile = googleUser.getBasicProfile();
  console.log('ID: ' + profile.getId()); // Do not send to your backend! Use an ID token instead.
  console.log('Name: ' + profile.getName());
  console.log('Image URL: ' + profile.getImageUrl());
  console.log('Email: ' + profile.getEmail()); // This is null if the 'email' scope is not present.
}
</script>

				

3)ソーシャルフィードの表示
ウェブサイトにソーシャルメディアのフィードを表示することで、ユーザーは最新の投稿や更新情報に簡単にアクセスできます。以下は、Instagramフィードを埋め込む例です。

					<!-- Instagramフィードの埋め込み -->
<iframe src="https://www.instagram.com/p/XXXXXX/embed" width="400" height="480" frameborder="0" scrolling="no" allowtransparency="true"></iframe>

				

4)ソーシャルメディアキャンペーンの実施
ソーシャルメディアキャンペーンを実施することで、エンゲージメントを高め、新規ユーザーを獲得できます。キャンペーンの例として、コンテストやプロモーション、ユーザー生成コンテンツの募集などがあります。

5)ソーシャルメディアアナリティクスの活用
ソーシャルメディアアナリティクスツールを活用して、エンゲージメントの成果を測定し、戦略を最適化します。以下は、主要なソーシャルメディアプラットフォームのアナリティクスツールです。

Facebook Insights
ページのパフォーマンスを分析し、ユーザーエンゲージメントを測定します。

Twitter Analytics
ツイートのパフォーマンスを追跡し、フォロワーの行動を分析します。

LinkedIn Analytics
プロフィールビュー、コンテンツのインプレッション、エンゲージメントを測定します。

3. まとめ

ソーシャルメディア統合は、ウェブサイトやアプリケーションにソーシャルメディア機能を組み込むことで、ユーザーエンゲージメントを向上させるための効果的な方法です。ソーシャルシェアボタンの設置、ソーシャルログインの導入、ソーシャルフィードの表示、ソーシャルメディアキャンペーンの実施、ソーシャルメディアアナリティクスの活用など、具体的な方法を実践することで、ブランドの認知度向上、トラフィック増加、顧客との関係強化が期待できます。

[No.17] トレンド。

トレンド

わたしは広告マンとして出来るだけトレンドには目を通したり体験するように心がけています。
これはトレンドを追いかける訳ではなく、なぜトレンドとなっているのかを知るためです。

正直、興味のないトレンドもたくさんあります。
しかし、そこに人の心の動きがあるなら見たり経験したりすることによって新たな価値観を知ることが出来るからです。
その新たな価値観をすべて受け入れる訳ではなく、そこにニーズもあると言うことを理解するために情報収集しています。

トレンドは一時で消えるものもあれば、普及してそれが普通になる場合があります。

例えば、この「トレンド」と言う言葉。
少し前では「流行」“りゅうこう” “はやり”と言われていました。
昔から日本でも「トレンディードラマ」と言う言葉はありましたが「それトレンディーだね!」
なんて使い方はルー大柴くらいかと思われますので、twitterなどの海外のサービスを翻訳する際に「trend」をそのまま「トレンド」とカタカナ読みにしたところから広まったのだと思われます。
最初はこのトレンドと言う響きがカッコ良いとか、今っぽいと言う理由で使われ始めたとしても、みんなが使い出せばそれはもうトレンドではなく普通の言葉になります。

また、コンビニでお金をおろせたり、挽きたてコーヒーを飲めることを普通にしたセブンイレブンの先見の目と言う部分は本当にすごいと思います。。。

多くのコンビニが右へ習えをしているドーナツは、個人的にはアメリカの警察官じゃないんだから日本人そんなにドーナツ好きかな?と思っているのですが、今後の動きが楽しみです。

一昔、いや二昔前はトレンドはテレビや雑誌がメインでしたが、今はネットより先取り出来てるものを見た記憶がありません。トレンドにしようとしているものを発信することはあっても、雨が降り出す前の空気の匂いの変化を感じるかのような先取りは見ません。
なぜならテレビも雑誌もネットで情報収集しているからです。

多くのトレンドの人の心の動きは、様々な業種のビジネスに大きなヒントを与えることがあります。今はSNSなどを使って簡単に収集できますので、ぜひ活用してみてください。

例えばtwitterでのポイントは、好きじゃなない人、自分と反対意見の人もフォローすることです。
SNSの怖いところは、気の合う仲間だけを集めると非常に世界が狭くなります。

そうしないと、あぁ自分と同意見だ、わたしは間違っていないと思い、新たな発見がなくなります。

答えが一つのことはあまりありません。
これが必ず正しいという意見もありません。

Facebookは実際の友達である事が前提のサービスですので、トレンドの収集にはあまり向いていません。
twitterの場合はぜひ色々な人をフォローしてみてください。

[No.3] SNSのススメ 3

SNSのススメ 3

今回はfacebookページのお話です。

個人のfacebookではなく、企業やサービス等のfacebookページの方のお話です。

さまざまなサービスや企業のfacebookが存在しますが、個人のfacebookとの大きな違いは、コミュニケーションが取りづらいと言う事ではないでしょうか。

前回のお話で、facebookは「イイね!」をしてもらうよりも、「イイね!」をすることが大切とお話させて頂きました。

facebookページはこの「イイね!」をしてもらう事が出来ますが、「イイね!」をすることが出来ないのです。(facebookページ投稿へのコメントに対する「イイね!」は除きます)

つまり、個人は友達の投稿や、企業やサービスの投稿に「イイね!」をすることが出来ますが、企業やサービスは個人や他の企業や他のサービスに「イイね!」が出来ません。(2014年3月時点)

まあ、当然と言えば当然なのですが。。。

なのでfacebookページは情報発信のみとなる訳です。
やはりここも知ってほしい内容を発信してしまいがちですが、その気持ちはぐっと堪えて、まずは知ることによって見た人が得をする情報、見た人が楽しくなる情報を発信することを心がけることが大切です。

これは個人のfacebookやtwitterなど他のSNSでも共通する方法なのですが、いきなり始めるのではなく、しばらくは見る専門に徹するというのもひとつの手です。
俗にいうロム専と言うやつです。

ロム専と言うのは、人の意見は聞くが、自分の意志は言わない人と似た状態ですので、長期間続けると嫌われる危険もあるので、あまり長期にはならないように気をつけながら、どのような発信が見ていて得と思うか、楽しいと思うか、まずはそこを知ることが大切です。

SNSを熟知していないと、この様な話を聞くと、やっぱりSNSはめんどくさいなぁと思われてしまうかもしれませんが、今後メジャーなSNSが無くなることがあってもSNSと言うもの自体がなくなることはありません。

そしてこのSNSとWebをうまく活用している企業はたくさんあり、業績を伸ばしています。

中でもA to CやB to CのビジネスではSNSとWeb無しでは不可能と言っても過言ではないほどです。

ここは焦らず、ゆっくりとSNSに慣れていってください。
必ず効果はあります!

そして今は何と言ってもスマホです。
一昔前は“スマホ対応” なんて言葉がありましたが
今は “スマホファースト” です。

次回はスマホファーストのお話をしたいと思っています。

[No.2] SNSのススメ 2

SNSのススメ 2

前回、地域密着型のビジネスにはfacebookが向いているとお話しました。

私はfacebookが日本に上陸した際には「これはどうかな?」と少し懸念している部分がありました。

facebookの成り立ちを知っていたので、twitterに比べてどうも人間のいやらしい一面の見えるSNSだと感じていました。

自慢げな内容の多い投稿、他人にいいね!としてもらえないと幸せを感じないコミュニティー。どこをとっても良い印象がありませんでした。

しかし、ネット業界の人間として好き嫌いだけで判断は出来ないので、勉強の為にも、利用してみることに…

やはり実際に利用してみると外から見えるものと、中から見える物は大きく異なります。

もちろん悪い点もありますが、予想以上に良い点が多いところでした。

しかし、多くの方が間違った使い方をしているのを見受けます。

それはSNSを情報の発信場所と勘違いしているところです。

自分の知って欲しい情報ばかりを発信しても、それが相手が欲しい情報とは限りません。
これはホームページでも同じ事ですが、同じ過ちをする方はホームページでも、SNSでも、どこに行っても同じ過ちをくり返している印象が強いです。

この様な使い方をしている人は、まず友達の人数を増やす事に力を注ぎます。
四方八方に友達申請を繰り返し、友達1,000人達成!
これで自分が情報を発信すれば1,000人の友達に情報が伝わる!

いざ、情報発信!!

あれ?いいね!が十数件…

なんだfacebookも効果が無いな…と言う決断に。

当然の結果であります。

そもそもfacebookは見ず知らずの人とつながる事を認めていないのと、1,000人の友達が出来ても、facebookにはエッジランクというものがあり、投稿した内容は交流のある人を優先に相手のタイムラインに表示されます。

つまりSNSとはコミュニティーの場であり、情報発信の場ではなく、情報伝達の場所なのです。利用方法のうまい人が結果として、情報発信が出来ているということになります。

なので、facebookで最初に大切なことは友達を増やすことでも、「いいね!」を沢山してもらえる投稿を考えることでも無く、友達の投稿に「いいね!」をすることから始まるのです。

本当に「いいね!」と思っていないのに「いいね!」は押しにくい…
そう思われる方も少なくはないと思います。

しかし、ものは考え様で不幸な内容の投稿でなければ「いいね!」を押してもらって嫌な気分になるユーザーはいません。

自分が「いいね!」をしてもらって良い氣分になるのことを優先するのではなく、友達が「いいね!」をしてもらって良い気分になれることを優先すれば、そこには必ず良いコミュニティーが生まれます。

自分を知ってもらおうと投稿するのではなく、友達を知ろうと投稿を読む。
自分に「いいね!」をしてもらう事を目的とせずに、友達に「いいね!」をすることを目的とする。

こうすることで必ず良いコミュニティーになり、いずれこれ以上無い情報伝達の場になります。

次号「SNSのススメ3」につづきます♪
企業投稿(facebookページ)の陥りやすい罠のお話をしたいと思います(笑)

[No.1] SNSのススメ

SNSのススメ

SNS利用されてますか?
SNSとはソーシャルネットワークシステムの略で、メジャーなところではfacebook、twitter、LINEなどがあります。

正確にはtwitter社はtwitterはSNSではなくミニブログであると言っておりますが、世間一般ではSNSの認識ですよね(笑)

どうもあの手の物は苦手で。。。
と、SNSに距離を置かれている方も多いですが、ビジネスの面から見るともうSNSから逃げ切ることは出来ないところまで普及してきました。

業種にもよりますが、B to Cのお仕事の場合は、これからはSNSとスマートフォンがすべてのキーを掴んでると言っても過言ではありません。

“SNSは何か怖い”
と言うイメージをお持ちの方も多いですが、実はこれ正解です(笑)

SNSは非常に怖いもので、
「とりあえずやってみよう。」
と言う軽い気持ちで手をだすのは危険です。

個人の匿名でのtwitterなどであれば、アカウント削除である程度の危険を回避することは出来ますが、ビジネスアカウントの場合は一回の過ちで大打撃をうける場合があります。

しかし怖いものだからと言って、SNSを遠ざけていると、それを上手に活用している同業に差をつけられるばかり。

それはもう交通事故を恐れて家から一歩も出ないのと同じ感じになってしまいます。

“私はマメじゃないから。。。”

なんて声も多いですが、個人のアカウントで毎日頻繁にSNSを利用してる人はマメと言うより少し寂しがり屋さんの印象ですね。

ビジネスの場合、SNSほど理解すれば簡単に情報を拡散出来るものはありません。

どちらかと言うと、マメじゃない方、少し楽したい方にSNSは適していると言えます。

いくつものSNSを利用されてる方もいますが、facebook派、twitter派、LINE派などに別れる傾向があり、派閥によりタイプが似通う傾向があります。

まずは「facebook派」
パソコン&SNS初心者が多め、犬好きが多い。実名登録が原則の為、リアルの友達のつながりがメイン。
リアルのつながりの為、警戒心が強く少しよそよそしい表面上のつながりが多い傾向があります。

「twitter派」
パソコン&SNS上級者が多め、猫好きが多い。匿名利用が多い為、ゆるく広いつながりがメイン。
匿名の為、攻撃性の高いコメントもあるが逆にfacebookより本音が見える傾向があります。

「LINE派」
パソコン&SNS初心者がかなり多め。電話帳インポート機能によるつながりが多い為、リアル友達中心。SNSとしての利用もあるが、メール代わりの利用も多い。

LINEは一気にシェアを広げましたが、メール代わりの利用も多い為、ビジネスにはあまり適していません、twitterは拡散能力が高いためネットショッピングのビジネスには向いていますが地域密着型のビジネスには向いていません。そうなると、この大手三社の中では地域密着型ビジネスにはfacebookが向いていると言えます。

次号「SNSのススメ2」につづきます♪

SNSの上手な活用法、ぜひご相談ください。
色々と紙面には書けないお話もございますので。。。(笑)