今日は、ちょっと過激な話をします。
中国発のAI、deepseekについてです。
結論から言うと、私はどんなに安くてもdeepseekを使いません。
プライベートでも、仕事でも、
そして友人やクライアントにも勧めません。
「え?中国嫌いなの?」って思うかもしれませんね。
でも、そうじゃないんです。
中国人の友達もいますし、中華料理も大好き。
今日だって、近所の中国人オーナーの中華料理屋さんで食べてきたばかりなんです。
私がdeepseekを使わないのは、決して「中国が嫌い」だからではありません。
私が日本という国で、この価値観で育った日本人だからなんです。
もし私が中国やロシアで生まれていたら、きっと安いし、便利だし、喜んで使っていたかもしれません。
でも、今の私は日本人で、ITの専門家として、その仕組みや背景を理解しているからこそ、どうしても使う気になれないんです。
「それって、共産主義が嫌いってこと?」と思われるかもしれません。
いいえ、違います。
誤解しないでほしいのですが、私は本来の共産主義の考え方には、一部はむしろ共感しているんです。
「え、どういうこと?」って思いますよね。
ちょっと説明させてください。
右派とか左派って、色々な解釈があると思いますが、私なりに解釈すると、右派は「実力主義」、左派は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という考え方だと思っています。
あくまでこの定義で考えると、極左は共産主義になるわけで、丸っと全て共産主義でをはなく、一部ですが人類の理想の形の一つだと考えています。
でも、今の共産主義を掲げている国は、多くが独裁主義に陥っている。
ニュースで報道されるような人権問題や言論統制を見ると、どうしても「個人の自由や安全は本当に守られるのか」という不安が拭えません。
独裁者だって、もし超有能で、愛にあふれていれば、意外と悪くないのかもしれません。
「この人しかいない!」と思えるようなカリスマ的なリーダーがいれば、国民はきっとリスペクトするでしょう。
でも、現実には、怖い独裁者が多いですよね。
だから、今の状態では「No」なんです。もし、独裁者のいない、理想的な共産主義なら、Welcomですよ。
さて、deepseekの話に戻ります。
私は、中国の優秀なITエンジニアたちは尊敬します。
今回のdeepseekの開発者も、もし話が本当なら、本当にすごい。
NVIDIAの最新GPUが輸出規制されている中で、型落ちのGPUを使って、8億円で最新のLLMを構築したというのは、まさに驚異的です。約75分の1のコストですよ?これは本当にすごいことだと思います。
APIの料金も格安です。
入力トークンがOpenAIの約1/100
出力トークンはOpneAIの約1/27です。
ただ、8億円で構築したというのは本当に正しいのかどうかは、正直なところ分かりません。
中国が発表するGDPや人口だって、正確かどうか疑問視されることがありますよね。
全部を鵜呑みにするのは、ちょっと怖いんです。
でも、本当であればdeepseek R1のおかげで、各国のAIがもっと安価になる可能性が出てきたのは、本当に素晴らしいこと。
この点については、deepseekに感謝したいと思っています。
一方で、「deepseekショック」と言われて、NVIDIAを含むAI関連の株が暴落している騒ぎ。
あれには、正直「ちょっと騒ぎすぎじゃない?」と思っています。
もしNVIDIAより優秀なGPUが開発されたなら、株価が下がるのも分かります。
でも今回は、型落ちのGPUで高性能なLLMを構築した「プロセス」が評価されているわけですよね。
「じゃあ、最新のGPUを使えば、もっとすごいものが作れるのでは?」って考えるのが普通じゃないでしょうか。
私はむしろ、この株価暴落は、deepseekの発表に合わせて、中国の投資家がNVIDIAの株を大量に売り抜けて、市場を操作しただけじゃないかと疑っています。
これはあくまで私の推測ですが、国を挙げてAIに力を入れている中国なら、それくらいのことは普通にやりそうですよね。
これはあくまで私の想像です。
なんか、経済って、もっと知的なものだと思ってたんですが
意外とゴシップと変わらないなって感じることが多いです。
「deepseekショック」なんて、例えるなら、芸能界のゴシップレベル。 中居くんや、フジテレビの話題と同じくらい個人的にはどうでもいいです。
さらに、deepseekがOpenAIのデータを不正入手した疑いがあるという報道もありますね。
OpenAIとMicrosoftが調査しているようですが、もし事実なら困りますし、そうでないなら早く否定してほしいです。
中国の一部の市場では、ブランドコピーなどが横行している面もあるので、可能性はゼロではないと思います。
一人はみんなの為は良いですが、ブランドはみんなの為はNGです。
もし不正入手があったとしたら、OpenAI側のセキュリティにも甘さがあったと言わざるを得ないでしょうね。
色々と話してきましたが、結論は変わりません。
私はdeepseekを使わないし、人にも勧めません。
でも、deepseekが何かを変える可能性も秘めていると思っています。
だから、少し期待もしています。
Just be hopeful.