AIとは人工知能(artificial intelligence)のことです。
そろそろAIをSFの話と思ってる人は少ないと思います。
詳しく理解していなくても、ディープラーニングやアルゴリズムなんて言葉は聞いたことがあるかと思います。AIと聞くとどうしても「仕事を奪われる」とか「コンピューターに管理される」とかマイナスなイメージを持ちがちです。
知らないことに不安を感じるのは解ります。
人は未知のものに遭遇すると脳内でノルアドレナリンが分泌されると言われています。
闘うか?逃げるか?を判断させる、不安を引き起こす分泌物です。
ノルアドレナリンは適量は必要なもので、これが分泌されなければ集中力や判断力が鈍ります。
過剰に分泌されるとストレスの原因にると言われています。
このように、知らないことに不安を感じることは、科学的に証明されていると言われています。
しかし、この「証明」と言うのが結構厄介者なのです。
なぜ、人はAIに敵わなくなるのか。
それは多くの人が科学と言うものを誤って理解しているからです。
科学で証明されていると聞くと、100%真実だと思い込んでしまいがち。
原因と結果に因果関係があると多くの人は考えます。
例えるなら
原因=薬を飲む。
結果=良くなる。
薬を飲んで良くなったと因果関係があると思ってしまいます。
なので、科学的に証明されていると。
実は、科学は因果関係を証明するものでは無く
相関の強さの傾向を見るだけなのです。
薬の例で言うと、飲まなくても良くなる場合もあるので、飲んだ場合と、飲んでいない場合の治癒率を統計的に見て、相関の強さが「このような傾向がある」と言うに過ぎません。
つまり科学とは絶対的なものと人は思いがちです。
だから間違えるのです。
それに比べて、科学者は科学は絶対なものと考えません。
あくまで、傾向があると考えます。
もちろん科学で作られたAIも同じです。
スピリチャルを懸念する人は結構いるイメージですが、因果関係という考え方こそスピリチャル的な思考です。
科学とは、あくまで相関の強さです。
因果関係で物事やデータを読み取ってしまうと「決め付け」になりがちな場合が多く。
それが、たまたま当たってる場合は良いですが、多くは真実から遠ざかります。
こんなニュースなどを見た事がありませんか?
「近年の犯罪者はゲーマーが多く、犯罪の原因はゲームにある。」
このような見出しを見て、一瞬で矛盾に気付く人は良いですが、多くの人は気付きません。
それは昔と比べて近年はゲームをやる人の割合が社会的に増えている事です。
スマホで1番利用されているアプリは圧倒的にゲームアプリなのです。
このような時代背景を見逃して「最近の若者は現実とゲームが区別出来ていない。」と言った発言まで出る始末です。まさに因果関係と相関関係の区別が出来ていない良い例だと思います。
このように、ついつい因果関係で思考してしまう人間が、科学的思考のAIに敵うわけがないのです。
AIに仕事が奪われるのでは無く、AIが人間に変わって働いてくれるのです。
AIに管理させるのでは無く、人のように間違いの多くないAIが管理してくれるのです。
悲観的に考える必要もなく、ハッピーと思うくらいで大丈夫だと思います。
AIは、まだまだ発展途上です。
人間で言うと小学生くらいですかね?
大人になったAIの信頼感は半端ないと思います。
量子コンピューターの大人のAIなんて無敵なんじゃ無いですかね?
多分、経済なんて物も必要ないレベルだと思います。
将来、今回のコロナみたいな事があったとしても、最善の対策をしてくれる事でしょう。
発生すらしないかもです。
今は人の判断なので、色々大変だと思いますが、少しずつ良い方向には進んでいると思います。
しかし、大人のAIが出てくるまで、まだ時間がかかります。
それまでは、因果関係で物事を考えるより、相関の強さで考えた方が、物事がスムーズに進むし、ストレスも少なくて良いと思いますよ。
Just be hopeful