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Node.jsの改版が年に一度になり今の長期サポート版が旧方式の最後に

10月28日、Node.js 26が長期サポート(LTS)の段階に入りました。版は26.13.0、愛称は「Lithium」です。中身は直前の26.12.1から変わっておらず、LTSになったことを示す情報(process.release など)を書き換えただけの更新とされています。サポートは2029年4月末まで続く予定です。区切りの更新に見えますが、今回はNode.jsの出し方そのものが切り替わる節目でもあります。

Node.jsはこれまで、年に2回大きな版を出し、偶数の版だけをLTSにしてきました。公式の告知によると、次の27からは大きな版を年に1回だけ出し、そのすべてをLTSにします。奇数か偶数かの区別はなくなり、Node.js 26は旧方式で出る最後の版になります。

新しい流れと手元で気にしたいこと

新方式では、まず10月から翌年3月までの半年間を「Alpha」として試験的に配り、4月に正式な版を出し、10月にLTSへ移ります。LTSの期間は30か月で、最初の正式版から終了までが36か月という計算です。Alphaは互換性を崩す変更も入りうる試験用の版で、署名とタグが付き、主要なパッケージの試験も通したうえで配られます。本番での利用は想定されていません。公式の版一覧には、10月29日の時点でv27がAlphaとして載っています。版の番号は、正式版が出る年に合わせて27は2027年、28は2028年と並ぶ予定です。

告知では、この変更の理由も説明されています。奇数の版はほとんど使われず、多くの組織がLTSだけを追ってきたこと、そして同時に4〜5本の系列へ修正を当て続けるのが、主にボランティアで回っている開発体制にとって重くなっていたことが挙げられています。LTSだけに上げてきた人にとっては、変わるのはほぼ番号の付き方だけ、というのが公式の見立てです。

ウェブ制作の現場でNode.jsに触れるのは、テーマのCSSやJavaScriptをまとめるビルドの道具、静的サイトの生成、デプロイの仕組みあたりが多いと思います。手元やCIで使う版を決めている設定(.nvmrc や package.json の engines、CIの設定ファイルなど)が古い版のままになっていないか、この機会に見ておくと安心です。版一覧ではv20がすでにサポートを終えており、v22とv24はまだLTSとして更新が続いています。

なお、Node.js 24や22から26へ上げる場合、26.13.0の公開の案内には、25以降のLinux向けの公式バイナリが libatomic というライブラリに依存するようになったとの注意があります。配布しているディストリビューションによっては別に入れる必要があるため、サーバーやCIの環境で上げるときは先に確かめておくとつまずきにくいはずです。毎年4月と10月という予定がはっきりしたことで、制作の道具の版をそろえる時期も決めやすくなりそうです。

[1994-2002]
ITベンチャーの幹部として、8年間で数名の企業を500名以上の企業に成長させることに貢献。95年より独学でwebデザインを学ぶ。

[2002-2023]
米国法人のwebデザイン会社のCEOを務め数々の賞を受賞。

[2023〜]
AI事業開始に伴い、つくば市を拠点として株式会社RESONIXを起業。