新型コロナウイルス、ほんと大変なことになってきましたね。
情報収集と分析にはソコソコ自信がありますので、今回のレポートは新型コロナに対しての私感を書いてみようと思います。
あまり非感的な話はしたくありませんが、情報が少ないのか楽観的な方を多く見受けます。
数ヶ月で落ち着くのでは?
そう思っている人があまりに多いことに驚きます。
これは根拠の無い、希望的観測だとわたしは思います。
今回の新型コロナほど広がらなかったSARSやMARSでも落ち着くのに7〜8ヶ月かかっており、実は未だ収束はしていませんし、抗ウイルス剤も開発されておりません。
ちなみにSARSは2002年、MARSは2012年です。
これだけ前でも抗ウイルス剤は未だありません。
今回は世界的な大流行ですので、世界中で薬の開発が進められていますが、すぐ出来るものではありません。ウイルスが変異している情報や、感染者が免疫を持てない情報などが正しければ、今後いったん減少はしても秋頃には第2波、年明けに第3波の可能性は充分にあり得ると考えます。
政府も給付金や協力金など、様々な対策をしていますが、財政にも限界があります。
国内で国債を消化出来ている割合の高い日本ですので、国債消化を外国に依存する国に比べれば、ゆとりはあると思いますが、長くは続かないでしょう。民主主義の国ですので。社会主義じゃありません。
対面的な対策はしばらく続いたとしても、根本的な対策は難しいでしょう。
国が何とかしてくれる。
これは社会主義の思考です。
最近は少し冷たい感じで使われる機会の多い自己責任ですが、事実それが人が望んだ民主主義です。
責務は果たさねど、権利は主張する。
残念ながら最近こう言った人、多い気がします。
リベラル主義の多いメディアの影響なのでしょうか?
不要不急の外出自粛については、日本人はモラルが高いから守られると思われがちですが、これも大きな勘違いだと思います。
日本人は辛抱強いですが、我慢強くはありません。
3.11の時のイメージで、きちんと並んでガソリンを買ってるイメージが強いんでしょうか?
あれは、我慢ではなく辛抱です。
震災が起きて、そこから復興に向かう、つまり少しの間、辛抱すれば大丈夫と言う状態には強いですが、現在のような震災真っ只中の先が見えない状態での我慢には弱いです。
これは先進国G7の中で自殺者率のトップを直走るデータが、先の見えない状態での我慢弱さの根拠です。
日本人を神格化したい感情はわかりますが、根拠の無い希望的観測です。
日本人は我慢強い。
3.11ではなく戦時中のイメージなんですかね?
あれは帝国主義の時代です。
わたしは常々、Just be hopeful「希望を持って」と言っています。
希望は未来に向かうために、とても大切な感情です。
しかし、ここで言っている希望とは根拠のない希望的観測ではありません。
根拠の無い希望観測はただの願望です。
少し話が逸れてしまいましたので、元に戻します。
1年半から2年ほどで、抗ウイルス剤またはワクチンが開発出来たとします。
こうなれば一気に収束に向かいますが、人類が過去にウイルスに打ち勝った実績は天然痘だけです。
紀元前1350年ごろから始まり、根絶できたのが1955年です。
つまり初めて根絶出来たウイルスには3100年以上かかったわけです。
事実から見ると絶望的に感じますが、医学の発展した現在では願望で言うと1年半から2年で出来る可能性はある思います。しかし、もしこれがかなった時に気をつけねばならない事態があります。
それが犯人探しです。
実は既に始まっていますが、抗ウイルス剤またはワクチンが出来れば、驚くほど一気に進むと思います。
この犯人探しの話には乗らない方がいいですよ。
歴史を学べば似たパターンが学べます。それが何を引き起こすか。そしてそれが誤ちであると。
誰が得をするか、ちゃんと考えればニュースの真実は見えてきます。
感情ではなく、頭脳での判断が大切です。
もう元の生活には戻れないかも知れません。
でも、いいんでは無いでしょうか?新しい生活を作れば。
人は過ぎたものを美化する癖があります。
不満ばっかり言っていた生活なのに、失うとあの時代は良かったと。
不満の無い、新しい時代を作りましょうよ。
根拠の無い希望観測ではなく。
生きてく為には、新しく何かを始める変化は必要です。
Just be hopeful
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