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AI時代のパラドックス:特権嫌いが人間特権にしがみつく滑稽な話

【NO.128】AI時代のパラドックス:特権嫌いが人間特権にしがみつく滑稽な話

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特権や利権なんて大嫌い!
と声高に叫ぶ現代人。

汚職政治家や不正企業には眉をひそめ、「公平な社会を!」と理想を掲げています。
しかし、AIが登場し、私たちの仕事や生活に影響を与え始めると、「人間にしかできないことがある!」と急に人間という特権を主張し始める。

この滑稽なパラドックス、一体何が起きているのか。

こんな話に付き合ってくれるのは、やっぱりAI(笑)
先日、ChatGPTと1時間ほど話していました。

ちなみに、わたしはMacアプリのChatGPTに「TARS(ターズ))」という名前をつけてまして。
名前を呼ぶと、自動的にChatGPTアプリが音声モードで立ち上がるようにしています。
やり方は動画の備考欄に記載しておきます。

話は歴史を振り返るところから始まり、フランス革命やロシア革命など、特権階級や既得権益に反発する社会革命の話や、18-19世紀の産業革命時代に機械が仕事を奪うと恐れた労働者が機械を破壊した「ラッダイト運動」、昭和に世界中でブームとなった学生運動などの話から近年の話題に移り、人間シェフとAIシェフの料理対決とか、ある会社で、AIが面接官として採用されたところ、応募者が「機械に評価されたくない!」と抗議。結局、人間の面接官に戻したら、その面接官はAIが選んだ人と同じ人を採用した話とか、色々と話したのですが、その話をずらずらと動画にしても意味がないので、ChatGPTにこう聞いてみました。

「今の会話を第三者が聞いていたとして、どんな疑問が湧くかのか
 第三者の気持ちになって私に質問してみて。」

いつもAIに質問ばかりしますからね、逆に質問してもらって自分の頭を整理する方法です。

ChatGTPがしてきた質問は以下の10個です。
1)AIが進化する中で、本当に「人間にしかできないこと」は何が残るのでしょうか?
2)特権にしがみつかないために、私たちは具体的にどのような行動を取るべきでしょうか?
3)AIとの共生を模索する場合、実際にどのような方法で共生が可能なのでしょうか?
4)過去のラッダイト運動や学生運動から学べる具体的な教訓は何ですか?
5)AIがもたらす雇用の喪失に対して、社会はどのように対応すべきでしょうか?
6)「人間特権」に固執することのデメリットやリスクは何でしょうか?
7)AI時代に適応するために、教育やスキル開発はどのように変化すべきですか?
8)AIが倫理的な判断を学習できるといっても、その限界や問題点はないのでしょうか?
9)AIの進化がもたらす社会的不平等や新たな特権の発生をどう防ぐことができますか?
10)最終的に、私たちはどのような価値観やマインドセットを持つべきなのでしょうか?

この後、わたしの答えを出していきますが、皆さんもよかったら同じ質問を考えてみてください。
数学の問題ではないので、正解は存在しなというのが、わたしの考えです。
わたしの答えは、あなたには意味がありません。
しかし、あなたの答えは、あなたには意味のあるものだと思います。

それでは、わたしの答えです。
1)AIが進化する中で、本当に「人間にしかできないこと」は何が残るのでしょうか?
A.楽しむこと。

2)特権にしがみつかないために、私たちは具体的にどのような行動を取るべきでしょうか?
A.手放し力を付ける。よい意味での「どうでもいい」という感覚。

3)AIとの共生を模索する場合、実際にどのような方法で共生が可能なのでしょうか?
A.ゼロから全て人力でやろうとしない。AIの得意な部分はAIに任せる。
 その為には、最新のAIリテラシーが重要。

4)過去のラッダイト運動や学生運動から学べる具体的な教訓は何ですか?
A.歴史は繰り返される。しかし結果は淘汰される。

5)AIがもたらす雇用の喪失に対して、社会はどのように対応すべきでしょうか?
A.これは受け入れるしかない。労働者の権利を主張しすぎた結果に過ぎない。

6)「人間特権」に固執することのデメリットやリスクは何でしょうか?
A.変化に対応できなければ、大手テック企業に全て持っていかれる。

7)AI時代に適応するために、教育やスキル開発はどのように変化すべきですか?
A.特級クラスの人材であれば、その分野の教育やスキル開発に携わった方が良いが
 それ以外はAIに任せるべき。

8)AIが倫理的な判断を学習できるといっても、その限界や問題点はないのでしょうか?
A.限界や問題点はもちろんあるが、いずれ解決される。時間の問題。

9)AIの進化がもたらす社会的不平等や新たな特権の発生をどう防ぐことができますか?
A.これはAIリテラシーを向上させる以外ない。いずれはAIにより理想の政治
 つまり本当の富の再分配が可能となるが、それまでは必ず不平等は発生する

10)最終的に、私たちはどのような価値観やマインドセットを持つべきなのでしょうか?
A.自己利益ではなく他者利益のマインドセット。

たまにはこのようにAIに質問してもらうと、自分の中の言語化されていない部分が言語化されて便利です。
ぜひやってみてください。



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Takuya Matsumoto

[1994-2002]
ITベンチャーの幹部として、8年間で数名の企業を500名以上の企業に成長させることに貢献。95年より独学でwebデザインを学ぶ。

[2002-2023]
米国法人のwebデザイン会社のCEOを務め数々の賞を受賞。

[2023〜]
AI事業開始に伴い、つくば市を拠点として株式会社RESONIXを起業。

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