このレポートでChat GPTの紹介をしたのが昨年12月。
ちょうどGPT-3が機能拡張され、GPT-3.5といわれていました。
一般公開され5日間で1億人のユーザー登録がされて話題になったのは新しい記憶というか、
たった3ヶ月前のお話です。
当時、司法試験に合格するレベルの人口知能と話題になり、
実力は合格者の下位10%レベルといわれていました。
あれから3ヶ月。
3月15日にGPT-4が発表されました。
実力は司法試験合格者の上位10%レベルといわれています。
まず、最初にお話ししておくことは
多くの人が勘違いしていること。
Chat GPTなどのAIが、SNSやメタバース、NFTやDAOなどのバズワードと同じだと思っていること。
つまり「流行り」だと思っている人がいれば、それは大きな間違いです。
このAI言語モデルと同レイヤーにあるのはインターネット。
SNSやメタバースなどから見ると、ひとつ上のレイヤーです。
インターネットと同じか、それ以上の革命を世界に起こす技術です。
一番大きな影響を受けるのは、多分「教育」の分野だと思います。
教育とは我々人類の根源といっても過言ではない分野ですので、この分野で革命が起こるということは、今後、世界は革新的な変化が起こる可能性がとても高いということになります。
教育の分野なら、自分の職種は関係ないと思う、そこのあなたとわたし。
教育の分野で革命が起これば、それは全ての分野に影響を及ぼします。
とにかくこのAI言語モデルに手を触れることを強くお勧めします。数日?数週間以内にGoogleも「Bard」というAI言語モデルを発表するでしょう。
これもAIが意識を持ったと話題になった人工知能の「LaMDA」ベースなので大変興味深いです。
※後日追記、3月21日にBardが公開されました。現段階ではアメリカとイギリスのユーザーのみの公開です。
Meta(元facebook)も「CICERO」を発表しています。
人工知能同士が、人間に理解できない言語で会話を始め、緊急停止されたことが話題になったAIです。
CICEROは研究者やエンジニアなどのITに精通した人でないとハードルが高いです。
まぁ、人類にとって良いことか悪いことかはわかりませんが
2023年はAIの戦国時代の幕開けといった感じでしょうか。
AIの下剋上がないことを強く願います(笑)
とにかく触ってみてください。
「Chat GPT」と検索すれば、すぐに出てきます。
ユーザー登録とかめんどくさければ、LINEで「chatGPT君」を検索して友達追加してみてください。
GPT-3.5ですが、無料で使えます。
GPT-4は現在web版のみで有料です。
話は戻ります。
3ヶ月前にChatGPTが多くの話題を呼び、色々なところで上がった声がこれ。
「あれができない」「ここ間違ってる」「人間の方が優秀」
気持ちはわかります。
しかし、個人的にはあまり悪い指摘はしない方が人のためだとも思っています。
会社が悪い、社会が悪いと、居酒屋で飲んで愚痴言ってるのと同じレベルで、ミスを指摘するのは危険と感じています。
なぜなら、世の中には次元の違う頭の良い人がいまして、そんな人たちがAIを開発しています。
そんな優秀な人たちが作ったものを指摘すると、さらに本気になっちゃうんですよ(笑)
3ヶ月で、司法試験合格者の下位10%から上位10%まで進化させちゃいます。
この下位10%にも上位10%にも入れる人間はいます。
むしろ、今までは合格者全て人間です。
しかし、3ヶ月で下位10%から上位10%まで成績を上げられる人間はいないと思います。
科学というものは、実現可能な時期が来れば、良くも悪くも多くが実現されるものですが
ミスを許すことの苦手な人間の指摘で、特にこのAI技術に関しては、飛躍的という言葉では表現できないほどの成長をします。
googleのBardがベータ版の時に誤った解答をしたことにより、googleの株価が急落しました。
一部の許せない人の起こした、この損失のしっぺ返しは、われわれ一般人に帰ってくると思ってます。
また、昨年10月に画像生成AIのお話をしました。
MidjourneyやStable Diffusionのお話です。
Midjourneyが3月16日に「Midjourney V5」のアルファ版をリリースしました。
前バージョンでは、画像が粗いとか、手が下手など指摘がありましたがV5はこんな感じです。
超一流を除いて、手タレもモデルの仕事も無くなるレベルです。
ミスを繰り返さないよう、試行錯誤で改善され成長してきた人間社会ですが、ある程度の許容範囲が今後はとても大切な気がしています。
ミス0%は、AIには勝てない。
ロボットのPepperにけん玉を覚えさせた動画は、有名です。
100回くらい失敗を繰り返すのですが、その後は成功率100%。
他人やAIのミスを指摘することによって、自身のポジションなどを守る防衛本能は、人間のバグなようなものだと思っています。
「許す」といっても、それは上からのポジションといった感じではなく、リスペクトと愛を込めて「許す」という意味です。
わたしの友人で「Respect Love Life」というコンセプトのもと、生きている友人がいます。
すごいんですよ、リスペクトと愛の深さが。
わたしも、そうありたいと精進の日々です。
汝の隣人を愛せよ
このAI時代に脳裏から離れない言葉です。
Just be hopeful
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