Googleの検索セントラルが、商品ページ向けの構造化データのドキュメントを更新した。セール価格がいつからいつまで有効なのかを書き表す方法と、商品のカテゴリを指定する方法について、これまでよりはっきりした説明が加わっている。ネットショップを運営していると、セールのたびに価格表示の扱いで迷う場面があるが、ちょうどその部分に踏み込んだ内容になっている。
まずセール期間の書き方から。価格が有効な期間を示すプロパティとして、開始日時を表すvalidFromと、終了日時を表すvalidThroughがある。加えて、その時刻を過ぎると価格が有効でなくなることを示すpriceValidUntilも使える。日時はいずれもISO 8601形式で書く。Googleのドキュメントでは、開始と終了の両方を書いて期間をはっきりさせること、そして開始日時が終了日時より前になっているかを確かめることが促されている。書く場所は、Offerノードの価格がそのままセール価格になっているならOfferに、セール価格を別に持たせる構成ならPriceSpecificationノードに置く、という整理になっている。
もうひとつがcategoryプロパティの扱いだ。ここにはテキストをそのまま書くこともできるし、CategoryCodeというオブジェクトを使ってGoogleの商品タクソノミーを参照することもできる。CategoryCodeを使う場合に書くのは、@typeと、タクソノミーのURLを指すinCodeSet、それにカテゴリの数値IDかカテゴリパスを入れるcodeValueの三つ。カテゴリパスは記号で階層をつないで書く形式になっている。値は複数指定できるので、自社サイト独自の分類とGoogle側の分類を併記しておく、という使い方が想定されている。
小さなネットショップならどこから手をつけるか
WooCommerceなどのプラグインを使っているサイトでは、構造化データの出力はプラグイン任せになっていることが多い。その場合でも、セール中の商品ページをリッチリザルトテストにかけて、期間の情報が実際に入っているかを一度見ておく価値はある。期間が抜けたままだと、セールが終わった後も割引価格の情報が検索結果側に残って見えることがある。逆に言えば、ここを整えておくだけで、店頭の表示と検索結果の見え方がずれる場面を減らせる。カテゴリのほうも、商品数がそれなりにあるサイトなら、独自の分類名だけで済ませているケースが少なくない。タクソノミー側の値を足しておけば、検索側に商品の位置づけが伝わりやすくなる。
構造化データの話は全体像が大きく、どこから手をつけるか決めにくい領域だが、価格と期間はどのショップにも共通して効く部分だ。規模の小さいサイトほどセールの入れ替えを手作業でこなしていることが多く、そこに期間の指定が加わると運用も楽になる。新しい機能が増えたというより、これまで各社が手探りでやっていた書き方に公式の型が示された、という受け止め方が近い。













