facebookが社名を「Meta」に変更し、色々なところで「メタバース」というワードが話題になっています。
仮想空間なんて、広まるわけがない。
こういう意見も結構あります。
消極的な意見だと
VRってゲームでしょ?
セカンドライフで失敗したじゃん。
あたりが、多く聞きます。
積極的な意見だと
参入して一儲け。
そしたらNFTも儲かるよね!
あたりが多いですね(笑)
まず「仮想空間」というものから説明します。
今話題になっているメタバース、つまり仮想空間は2つの種類の仮想空間の話が同時にされているので、これを理解していないと想像が難しくなります。
1つ目が2次元的な仮想空間。
代表的なのが、ゲームのフォートナイトのような世界で、画面の中では3次元ですが、我々はモニターを見ているので実際は2次元です。また、インスタやツイッターも匿名でやっていれば、仮想空間と言っても誤りではないと思います。
仮想の空間なので、現実と異なれば、それは仮想空間です。
2つ目がVRを使った擬似3次元の仮想空間です。VRゴーグルを使い、あたかも3次元と思わせる方法です。
有名なのがMetaが発売しているOculus Quest (オキュラス クエスト)です。
facebook時代の2014年にOculus社を買収したので、今の名称はMeta Questに変わってます。
今話題になっているのは、仮想空間の中でも後者のVRを使った仮想空間の話が多いです。
Sonyは2016年10月にPlayStation VRを発売。
Microsoftは2019年11月にVR&MRゴーグルのHoloLens2を発売。
Metaは2020年10月にオールワンVRゴーグルのMeta Quest2を発売。
Appleも早ければ来年の2022年にはVRゴーグルを発表し、遅くとも2025年までには発売すると思います。
VRというとゲームと連想してしまう人が多いです。
確かに現段階ではゲームの分野が一番普及していますが、今後はビジネスの分野でメジャーになると、私は考えています。
なぜなら、ほとんどのデータがクラウド化され、多くのアプリがブラウザ化されてきたからです。
こうなるとパソコンやモニターという物質的なものが不要になります。
パソコンの仕事は、モニターが大きかったり、複数あった方が効率的に仕事が出来ますが
その分、物品的な費用や電気代がかかります。
そんなモニタも用意することなく、目の前に巨大で、しかも画面をいくらでも増やすことが出来るのがVRの魅力の1つです。
製造業などではまだ難しいと思いますが、事務系の職場であれば、リモートワークではなく
仮想オフィス空間に毎日出社する世界も、もうすぐだと思います。
自分の代わりに、アバターが仮想オフィスに出社します。
パジャマのまま、リビングのソファーに座ってても大丈夫です。
おしゃれをしたければ、毎日洋服を着替えることも出来ます。
今後は、フェイストラッキング機能も付くと思いますのでアバターが自分と同じ表情をします。
空間を感じる3Dオーディオですので、右にいる人は右から、遠くにいる人は遠くから声が聞こえます。
今回のコロナ禍のZoomで感じた右にいるのか左にいるのかわからない感じや、音声の遅延によって起こるあいづちのしづらさなど、その辺も解決されると思います。
フェイストラッキング機能の着いたVRでのアバターであれば、1週間もすればほぼ違和感も感じなくなると思います。技術的にはリアル以上にリアルなアバターも可能になると思いますが、そこはさほど重要視されない方向に進む気がしています。
通勤や打ち合わせの為の移動ももちろんありません。
これはコロナ禍のリモートでも感じられたと思いますが、これらの時間がなくなるので、ストレスがなくなりますが、みっちり働くと同時に息抜きの時間もなくなります。
よって現在のようなリアルと同じ時間を働いていると、働きすぎになります。
勤務時間が減り、プライベートの時間が増えると思います。
たまにリアルに出社する事もあると思います。
なので、リアルのオフィスがゼロになるとは思いませんが、当然全員分の机なんて必要ないと思いますし、自社ビルのニーズなんかもなくなって行くんだろうなと思います。
これこそ、人にも環境にも優しいサスティナブルな環境だと思います。
2015年10月のレポート、「NO.20 わたしたちは未来に生きている。」で、私は
今後数年でVRは超加速成長するでしょう。
と、記載してます。
この辺の読みには自信があります。
多くの人が、この「仮想」というのにピンと来てないのか、嫌悪感を感じているのか?
現実=事実と思っているのか?
言いたいこと、感じたこと、思ってること、考えてること、今までの全ての経験、これからの希望や不安。
などなど、これら全てを人に話してる人なんて、いないというか物理的に無理だと思うんです。
つまり、現実として多くの場合、自分のことを一番知っているのは、自分であり、
集団というコミュニケーションの中で生活をするには、時に自分の気持ちを抑えたり、隠したりすることが、円滑なコミュニケーションを図る方法として有効と、人類は判断し実施して来たと思います。
自分の演じたい自分を演じ。
人に望まれる自分を演じ。
これって、アバターと変わらないと思うんですよね。
全然悪い意味じゃなくてね。
むしろ良い意味で。
つまり、現段階で実は仮想現実でもあり、
これがVRによって、さらに便利になるだけなので、これが普及しない訳がないというか
今の延長線上なだけな気がします。
あとは、どこの企業がこのVR市場で天下を取るかですが
まぁ、Sonyは無いかな。今のVRはPlayStation本体が要ります。
MicrosoftのHoloLensは40万くらいするハイスペックなので、メジャーはキツイかな。
AppleのVRも今のところ30万くらいの噂があるので、どうなんでしょう?
Appleが5~8万くらいの価格で出せば天下取れると思うんですけどね。
今のところは4万円以下のMeta Questが有望です。
多分2023年くらいにはMeta Quest3が出ると思います。
Googleは多分VRは諦めてる感じ。ARで頑張って来そうです。
Amazonは手を出してこないのかな?
そうなるとやはり消去法でMeta Questになるのですが
マーク・ザッカーバーグって、とにかく嫌われてるイメージなので
それが原因でVRの普及が遅れるのはもったいないなぁ~って感じです。
Just be hopeful
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