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さあ、どうなる?仮想通貨の大本命「Libra」 facebookが主導するLibraで企業と国の戦争が始まる。

【No.67】さあ、どうなる?仮想通貨の大本命「Libra」 facebookが主導するLibraで企業と国の戦争が始まる。

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仮想通貨と言うと多くの人が思い浮かべるのがBitcoinではないだろうか。

そうなると
仮想通貨=儲かる・怖い
などのイメージが付いてくる。

価値の保証されないBitcoinは変動が大きい為、うまく行った人は大きく儲かったし、それ故に損をする事もあるから怖いと言うイメージが付くと思う。

しかし今回のLibraは同じ仮想通貨でも話が異なる。

現段階でも名高い超大手企業、VISA、Masterなど数十社、最終的には数百社の超大手企業がバックに着き、価値が保証されるので、変動はほぼ考えられない。

なので、Bitcoinで乗り遅れたのでLibraでは儲けようと思うのは間違いだ。

怖いと言うか面では、Bitcoinのように損するかもしれないから「怖い」と言う意味は無くなるが、世界のお金の仕組みが大きく変わるかも知れないと言う意味では怖いと言う印象はあるかもしれない。

新しい光は、闇と同じくらい怖いものだからだ。

世界共通通貨の試みと言えば、EUのユーロが先駆けだと思う。

とても画期的な思想だが、ギリシャの崩壊やイギリスのEU脱退の方向性などマイナスなイメージを持つ人も少なくないと思うし、確かに共通通貨だと、国ごとの金利などの経済政策を打つことが出来ないので、ギリシャのような崩壊に繋がる可能性もゼロではないと思う。

こういった観点から、猛反発する政治家もいて、今や企業と国の戦争が始まっている。
ギリシャの二の舞になると言う声もあるが、元々ギリシャはEUに参加出来るような状態ではなかったと言う説もあり、実際のところはわからない。

綺麗事を無くして考えれば、お金を支配できる者が、国や世界を支配できるのはイメージ出来る。

私のような一般市民から考えれば、誰が国や世界を支配しようが、便利になって、豊かになるのならばどちらでも構わないとも思うし、政治家が国を管理するよりも、優秀な民間企業が管理する方が豊かになると言う印象の方が強くもある。

また、Libraが普及して市民が銀行に預けていたお金をLibraに切り替えて行ったら、1割しか預かったお金を現金で残して置く必要のない銀行は一気に破綻するので、この影響はとてつもなく大きいと思う。

しかし、長年続いた今の経済の仕組み。
歴史を見返してみても、本当に国や世界は豊かになって来ているのか?と言う疑問が常にある。

世界の富の50%以上をを、数%の人間が所有してる現在を見ると、世界はもっと豊かになれるとも思う。

Bitcoinの時に、口を開かなかった政治家が、Libraでは一斉に口を開いた。
これはどれだけLibraが国や世界に大きな影響を与えるかを物語っている。

わたしは平和主義なので、世界が一つの方向性に向かうのは理想と考える。
もちろん宗教や民族性など様々な課題はあるが、良い方向に進んでいると言う希望さえあれば、人間は前に進めると思っている。

より良い世界の始まりなのか、終わりの始まりなのか。
さあ、どうなる?

Just be hopeful.

Takuya Matsumoto

[1994-2002]
ITベンチャーの幹部として、8年間で数名の企業を500名以上の企業に成長させることに貢献。95年より独学でwebデザインを学ぶ。

[2002-2023]
米国法人のwebデザイン会社のCEOを務め数々の賞を受賞。

[2023〜]
AI事業開始に伴い、つくば市を拠点として株式会社RESONIXを起業。

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