前回、地域密着型のビジネスにはfacebookが向いているとお話しました。
私はfacebookが日本に上陸した際には「これはどうかな?」と少し懸念している部分がありました。
facebookの成り立ちを知っていたので、twitterに比べてどうも人間のいやらしい一面の見えるSNSだと感じていました。
自慢げな内容の多い投稿、他人にいいね!としてもらえないと幸せを感じないコミュニティー。どこをとっても良い印象がありませんでした。
しかし、ネット業界の人間として好き嫌いだけで判断は出来ないので、勉強の為にも、利用してみることに…
やはり実際に利用してみると外から見えるものと、中から見える物は大きく異なります。
もちろん悪い点もありますが、予想以上に良い点が多いところでした。
しかし、多くの方が間違った使い方をしているのを見受けます。
それはSNSを情報の発信場所と勘違いしているところです。
自分の知って欲しい情報ばかりを発信しても、それが相手が欲しい情報とは限りません。
これはホームページでも同じ事ですが、同じ過ちをする方はホームページでも、SNSでも、どこに行っても同じ過ちをくり返している印象が強いです。
この様な使い方をしている人は、まず友達の人数を増やす事に力を注ぎます。
四方八方に友達申請を繰り返し、友達1,000人達成!
これで自分が情報を発信すれば1,000人の友達に情報が伝わる!
いざ、情報発信!!
あれ?いいね!が十数件…
なんだfacebookも効果が無いな…と言う決断に。
当然の結果であります。
そもそもfacebookは見ず知らずの人とつながる事を認めていないのと、1,000人の友達が出来ても、facebookにはエッジランクというものがあり、投稿した内容は交流のある人を優先に相手のタイムラインに表示されます。
つまりSNSとはコミュニティーの場であり、情報発信の場ではなく、情報伝達の場所なのです。利用方法のうまい人が結果として、情報発信が出来ているということになります。
なので、facebookで最初に大切なことは友達を増やすことでも、「いいね!」を沢山してもらえる投稿を考えることでも無く、友達の投稿に「いいね!」をすることから始まるのです。
本当に「いいね!」と思っていないのに「いいね!」は押しにくい…
そう思われる方も少なくはないと思います。
しかし、ものは考え様で不幸な内容の投稿でなければ「いいね!」を押してもらって嫌な気分になるユーザーはいません。
自分が「いいね!」をしてもらって良い氣分になるのことを優先するのではなく、友達が「いいね!」をしてもらって良い気分になれることを優先すれば、そこには必ず良いコミュニティーが生まれます。
自分を知ってもらおうと投稿するのではなく、友達を知ろうと投稿を読む。
自分に「いいね!」をしてもらう事を目的とせずに、友達に「いいね!」をすることを目的とする。
こうすることで必ず良いコミュニティーになり、いずれこれ以上無い情報伝達の場になります。
次号「SNSのススメ3」につづきます♪
企業投稿(facebookページ)の陥りやすい罠のお話をしたいと思います(笑)
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