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自然と科学

【NO.114】自然と科学

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ここ数ヶ月はAIの話が続いていたので、今回は最近考えていることのお話をさせて頂きます。

そもそも、このレポートは特に最新情報や方法などを発信しているわけではなく
「こんな考え方もあるかもしれません」といった思考方法のレポートです。

また、ここで発言しているわたしの思考が正しいなどとはミリも思っていません。
わたしは単純にそう考えているだけで、みなさまの思考の幅が広がるきっかけになれれば
それだけで幸いです。

変わった考え方するやつもいるんだな程度で、受けてもらえればうれしいです。

さて、今回は「自然と科学」のお話です。

自然と科学というと、どうしても相反するものという印象を持つ人が多いと思っています。
例えば、天然と人工物とか、ナチュラルとケミカルといったような感じです。

ポジショニングマップにすると、こんな印象が強くないですか?

ケミカル、つまり人工物は安い。
ナチュラル、つまり自然とか天然のものは高い。
また、
ケミカル、つまり人工物は悪い。
ナチュラル、つまり自然とか天然のものは良い。

なんて、印象強くないですか?

わたしは、このポジショニングマップのような考え方が間違ってると言うつもりではなく。
全てにおいて、必ずしも適切かと疑問を持っているだけです。

この多くの人が持っている印象は、自らの様々な経験や学びの中から導いたものなのか?
それとも誰かに植え付けられたバイアスなのか?

ポジショニングマップでいうと、プラスとマイナスといったような対局の物であり
コインなどで例えると、表と裏といった対局の物の印象が強くないですか?

適切な場合もあると思うのですが、全てをこのような二次元で考えるのには、少々疑問があります。

そもそも、科学とは何でしょうか?
みなさまは科学を何とお考えですか?

わたしは科学とは、人類が読み解いた自然の法則と考えています。

つまり、科学とは自然に対極するものではなく
科学は自然の一部と考えています。

また、ポジショニングマップの左右対極や、コインの表裏のような二次元的なものではなく
三次元の球体のイメージです。

対義語という言葉が、このポジショニングマップのような考え方をしてしまう原因ではとも考えています。
対局の状態を意味する言葉としては正しいのですが、対局の性質ではないと考えます。

例えば、
暑いと寒い。
対局の状態を意味する言葉ですが、何を指しているかというと気温の状態ですよね。
暑いも寒いもどちらも同じ空気の温度を意味しています。
異なる性質ではありません。

熱いと冷たいであれば、水など何らかの物体の状態。
高い安いであれば、価格の状態。
高い低いであれば、建物や身長などの状態です。

先日、WHOが人工甘味料のアスパルテームに発癌性の疑いがあると見解を明らかにしましたが
天然の砂糖でも摂りすぎれば病気になりますし、生きるために欠かせない塩や水も摂りすぎれば命を落とすことがあります。

なので、どちらが善で、どちらが悪というような単純なものではなく
互いが存在することで、初めて己の存在を認識できるものと考えます。

もう少し変な話をすると
このような双方の状態は、同時に影響するのでは?
とも考えています。
どういうことかというと
例えば、熱いと冷たい。
ものすごく冷たいものを触ると火傷と似た状態の凍傷になることがあります。
また、大火傷をすると寒く感じることがあります。

これと同じようなことが様々な状態で起きているのではと考えています。

では、お金持ちと貧乏の場合はどうでしょう?

同時に存在するので、お金持ちになっても、常に喉が渇いている飢餓状態になったり
貧乏でも満たされていると感じたりするのではないかと。

こう考えると、あまり何かに極ぶりな考え方をするより
ゆるくフラットな考え方の方が、気持ち的に穏やかでいれる感じもします。

答えは当然分かりませんが
答えを求めてるというより、考えてるのが好きなんだと気づく今日この頃です。

まぁ、何事もバランスが大切ですね。

Just be hopeful

Takuya Matsumoto

[1994-2002]
ITベンチャーの幹部として、8年間で数名の企業を500名以上の企業に成長させることに貢献。95年より独学でwebデザインを学ぶ。

[2002-2023]
米国法人のwebデザイン会社のCEOを務め数々の賞を受賞。

[2023〜]
AI事業開始に伴い、つくば市を拠点として株式会社RESONIXを起業。

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