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【NO.108】小話

【NO.108】小話

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南の島の家族が、釣りに行って魚を獲って焼いて食べて昼寝をする生活をしていました。

父親が言った。
「もうちょっと夢を持たなければいけない。」
「もっともっと魚を釣って稼ごう!」

子供が質問する。
「じゃあ、もっと魚を釣って稼げたらどうするの?」

父親は答える。
「魚がもっと釣れるようになったら、船を大きくして、もっともっと魚を釣ろう。」

子供がまた質問する。
「船を大きくしてもっともっと釣れるようになったらどうするの?」

父親は答える。
「じゃあ、人を雇ってもっと魚を釣るんだよ。」

子供が質問する。
「それが成功したらどうするの?」

父親は答える。
「そうだな、魚のすり身の工場を造って売ろう!」

子供が質問する。
「魚のすり身の工場が成功したらどうするの?」

父親は答える。
「ニューヨークの市場に上場しよう。」

子供が質問する。
「ニューヨークで上場できたらどうするの?」

父親は答える。
「そりゃ、株を売って南の島に行って、家族で魚でも釣って、焼いて食べて昼寝をする。そういう生活をすればいい。」

子供が言う。
「今してるじゃん。」

Just be hopeful

Takuya Matsumoto

[1994-2002]
ITベンチャーの幹部として、8年間で数名の企業を500名以上の企業に成長させることに貢献。95年より独学でwebデザインを学ぶ。

[2002-2023]
米国法人のwebデザイン会社のCEOを務め数々の賞を受賞。

[2023〜]
AI事業開始に伴い、つくば市を拠点として株式会社RESONIXを起業。

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