またまた面白い展開になってきました。OpenAIがGPT-5.4の次に投入予定の新モデル「Spud」(コードネーム)が、実はもう完成していて4月中にリリースされる可能性が高いんです。しかも、Googleが今年に入ってからGemini 3.1 Proで業界トップに躍り出ている状況で、OpenAIがどう反撃するのか注目です。
「Spud」って何?GPT-5.5かGPT-6かもわからない謎モデル
OpenAIが内部で「Spud」と呼んでいるモデルは、3月24日に事前学習が完了したことが確認されています。その後の安全性評価期間(通常3〜8週間)を考えると、4月14日〜5月5日の間にリリースされる可能性が高いとのこと。
Polymarket(予測市場)では、4月30日までのリリース確率が78%と見積もられています。これは単なる噂じゃなくて、OpenAIの開発スケジュールを追跡している投資家たちが実際にお金を賭けている数字です。
気になる正式名称ですが、GPT-5.5になるのかGPT-6になるのかは「性能の向上度合い次第」らしく、まだ決まっていません。Sam AltmanCEOは社員に対して「経済を本当に加速させることができる非常に強力なモデル」と表現していて、かなり期待値を上げています。
Googleが今年の覇者になった理由
一方で、なぜOpenAIがこんなに急いでいるかというと、Googleが想像以上に強くなってしまったからです。2月19日にリリースされたGemini 3.1 Proは、16の主要ベンチマークのうち13項目でトップを取っています。
特に驚いたのがARC-AGI-2(純粋な論理・問題解決能力)で77.1%のスコア。これは前世代のGemini 3 Proの2倍以上の性能です。GPQA Diamond(専門的科学知識)では94.3%で、Claude Opus 4.6やGPT-5.2を上回りました。
しかも価格は据え置きで、100万トークンあたり入力$2、出力$12。GPT-5.4 Proより安くて性能が良いとなると、開発者にとってはGeminiを選ぶ理由が増えています。
OpenAIの「統合スーパーアプリ」戦略
Spudはただのモデルアップデートじゃなさそうです。内部情報によると、ChatGPT、Codex(コーディング)、研究機能、メモリー機能、エージェント機能を全て統合した「スーパーアプリ」の中核として設計されているとのこと。
4月上旬にCodex CLIが急速にアップデートされていて、プラグインやマルチエージェントワークフローに対応したのも、Spudのリリース準備だと見られています。
技術的には、コンテキストウィンドウが256K〜512Kトークンに拡張され、マルチステップのツール呼び出しがより安定し、JSON形式エラーの発生率が下がる予定です。コード生成についてはHumanEvalベンチマークで8〜12ポイントの改善が期待されています。
オープンソース陣営も本気モード
実は今回注目すべきはクローズドソース同士の競争だけじゃありません。Googleは4月2日にGemma 4をApache 2.0ライセンスで完全オープンソース化しました。これが結構すごくて、一部のベンチマークではGemini 3.1 Proに近い性能を発揮しているんです。
「パラメータあたりの知能」で考えると、オープンソースモデルが商用モデルの20倍のサイズのモデルを上回るケースも出てきています。コスト重視の企業や、データプライバシーを重視する用途では、オープンソース選択肢がかなり魅力的になってきました。
4月は「AI戦国時代」の幕開け
結局、2026年4月は「史上最も競争が激しいAIモデルシーズン」になりそうです。OpenAIがユーザーベース最大(ChatGPT有料契約者の55.2%シェア)、AnthropicがMythosで話題性、GoogleがGeminiでベンチマーク最強、そしてDeepSeekがオープンソースの伏兵という構図です。
開発者の立場としては、今は選択に迷う時期かもしれません。4月末までにSpudがリリースされて、実際にGemini 3.1 Proを上回る性能を示すかどうかが判断のポイントになりそう。
個人的には、この競争が結果的にユーザーにとってプラスになると思います。各社が本気で競い合っているおかげで、性能は上がり続けているし、価格も下がる傾向にある。まさにAI技術が成熟期に入った証拠じゃないでしょうか。













